SF

ディストピア・SF小説から考える現代社会

伊藤計劃『虐殺器官』あらすじと感想~ぜひおすすめしたい私の最も好きなSF小説!

この作品はここ数年で私が最も愛した作品と言ってもいい小説です。

タイトルが『虐殺器官』という、およそ僧侶のブログではまず馴染まないであろうフレーズということもあり、ここまでなかなかこの作品を紹介する機会がないまま来てしまいましたが、独ソ戦、冷戦、ディストピア小説と来た今の流れならいけるであろうと、いよいよ勇んでの紹介になります。

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伊藤計劃『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』あらすじと感想~『虐殺器官』の著者による傑作ノベライズ!

この作品はメタルギアと初めて出会う方でも読める作品となっています。過去のエピソードなどもうまく盛り込まれていて、その流れをわかりやすく知ることができます。私もこの作品が初めてのメタルギア体験でした。ですが、感動して泣いてしまうほどこの作品に引き込まれてしまいました。本当に素晴らしい作品です。

伊藤計劃さんの思いが詰まったこの本は私の宝物です。

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長谷敏司『メタルギアソリッド スネークイーター』あらすじと感想~MGSの前史。ビックボスの物語はここから始まる

今作の主人公ネイキッド・スネークは後にビックボスと呼ばれ、メタルギアシリーズにおいて決定的な役割を演じます。

メタルギアシリーズの根幹をなすこの人物は何者なのか。そもそも「スネーク」という存在とはいかなるものなのか。

この作品を読めば冷戦時代の雰囲気も感じることができます。

名作中の名作です!いや~素晴らしい!おすすめです!

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野島一人『メタルギア・ソリッド・サブスタンスⅡ マンハッタン』あらすじと感想~迫りくるAI支配!私たちの現在を問う恐るべき作品!

この本はすごいです・・・!

メタルギアシリーズの中で私が最も強烈なインパクトを受けたのがこの作品です。シナリオがあまりにえげつない・・・!

この作品で語られるメッセージはあまりに強烈です。

こんなに恐ろしい作品はなかなかありません。

ゲームをプレイしたことがない方にもぜひこの作品は見て頂きたいものとなっています。

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野島一人『メタルギア ソリッド サブスタンスⅠ シャドーモセス』あらすじと感想~20世紀最高のシナリオを小説化!

この作品は20世紀最高のシナリオと称えられたゲーム『METAL GEAR SOLID』のノベライズ作品です。

『メタルギア』シリーズは小島秀夫監督の下制作されたゲームで、そのシナリオは冷戦や反戦、反核をテーマに描かれています。単なるゲームの域を完全に超えています。この作品の持つシナリオの奥深さ、メッセージ性に私は痺れました!

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『METAL GEAR SOLID naked』~MGS制作陣の声を聞けるおすすめ作品

今回紹介する『 METAL GEAR SOLID naked』 という本はメタルギアシリーズ制作の舞台裏を知ることができる作品となっています。 監督の小島秀夫氏がどのような経緯でこの作品を生み出したのか。そしてこの作品に込められた思いはどのようなものだったのかを知ることができます。これはファン必見の一冊です。

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W・ゴールディング『蠅の王』あらすじと感想~無垢な子供神話の破壊!人間の本質に迫る傑作ディストピア小説!

この小説は人間の本質を考える上でこの上ないインパクトを与える作品であることは間違いないです

人間は何にでもなりうる。理性的にも獣的にも。

はじめは仲良しだったはずの子供たちがなぜ殺人まで犯してしまったのか。そのメカニズムをこの上なく的確に暴き出している作品です

ぜひこの作品を読んでその衝撃を味わって頂けたらなと思います

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『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』あらすじと感想~『ブレードランナー』の原作となった傑作SF!

この作品は有名なSF映画『ブレードランナー』の原作になります。SF映画の金字塔として知られるこの作品ですが、その原作も非常におすすめな小説となっています。映画と原作はストーリーもかなり違うので、全く別の作品として読むことができます。そして小説版もものすごくいいんです・・・!映画とはまた違った魅力がこの小説に詰まっています。

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面白くてわかりやすいテレビ・ネットの『要約・解説〈ファスト情報〉』の罠!『華氏451度』の世界が現実に

私たちはネットで簡単に情報を得られる便利な世界に暮らしつつも、大きな危険に身を晒しています。

手っ取り早く、簡単で、わかりやすい〈ファスト情報〉が溢れているのが現代です。私たちは多くの情報を知ったつもりになっていますが、その裏で進行している恐ろしい事態があるとしたら・・・?

この記事ではそんな恐るべき現状についてお話ししていきます

ディストピア・SF小説から考える現代社会

レイ・ブラッドベリ『華氏451度』あらすじと感想~本好きの方に特におすすめ!書物が禁止された世界で人はいかに生きる?

この本はものすごいです・・・!

一気に引き込まれてしまいました。怒涛のように読み耽り、読み終わった瞬間には放心状態になるほどでした。しばらく何もできないくらいの読後感です。これほどまでの読後感は久々でした。それこそ、真っ白。完全にこの作品に憑依されてしまったかのような感覚でした。

『一九八四年』、『すばらしい新世界』と並ぶSFディストピア小説の傑作です!