イタリアルネサンスと知の革命

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ペトラルカ『無知について』あらすじと感想~ルネサンス人文主義とは何かを知るのにおすすめ!

この作品はペトラルカの実体験から生まれた作品です。いわれなき中傷を受けたペトラルカがそれに対する反論として発表したのが今作であり、しかもそれがルネサンス文学の宣言書でもあるというのですからペトラルカの文才には驚くしかありません。

『無知とは何か』はルネサンスとは何かを知る上でも非常に重要な示唆を与えてくれる作品です。ペトラルカその人だけでなく、ルネサンスに興味ある方にもぜひぜひおすすめしたい作品です。

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ペトラルカ『ルネサンス書簡集』キケローへの手紙がとにかく面白い!ルネサンスを代表する文学者の文学愛とユーモアとは

当時の世間ではキケローやアリストテレスなどの古代の哲学者を神格視し、絶対的な存在として崇める流れがありました。ですがペトラルカはあえて彼ら賢哲も私たちと変わらぬひとりの人間であるという見方をします。キケローに対しても容赦なく皮肉をぶつけたペトラルカですが、これは逆に言えば愛あるこそです。神のように崇め奉るのではなく、尊敬する一人の人間として接しようという彼の思いが感じられます。

この記事では思わず笑ってしまうペトラルカのユーモア溢れる手紙をご紹介します

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近藤恒一『ペトラルカ-生涯と文学』読書のカリスマ!ルネッサンスをもたらしたイタリアの大文学者の生涯と思想とは

ルネサンスの始まり、「読書のカリスマ」ペトラルカ。このお方は非常に興味深い人物です。

そんなペトラルカの生涯や思想を知るのに近藤恒一著『ペトラルカ-生涯と文学』は最高の一冊です。

ルネサンスだけでなく、読書とは何かということも感じられる名著です。読書人の皆様にはぜひおすすめしたいです。読書狂の先達がここにいます。読書のカリスマがここにいます。ぜひペトラルカという人物と出会ってみてはいかがでしょうか。

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桑木野幸司『ルネサンス 情報革命の時代』概要と感想~知の爆発はいかにして起こったのか!知的好奇心がスパークする名著!

この本はルネサンスというわかるようでなかなかわからない時代を「メディア革命」という切り口で見ていきます。

私は本が大好きです。そんな本好きの私にとって、本がいかにして世界を変えてきたのかということを知れたのは最高に刺激的でスリリングな体験となりました。

これは面白いです。

ルネサンスに興味がある方、本が好きな方にぜひぜひおすすめしたい名著です!ものすごく面白いです!

知的好奇心がスパークする作品です!ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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A・ペティグリー『印刷という革命 ルネサンスの本と日常生活』活版印刷の起源とルターのつながりを知るのにおすすめ!

今回ご紹介する『印刷という革命 ルネサンスの本と日常生活』では、グーテンベルクの発明だけでなく、活版印刷術が生まれてくるはるか前の時代、つまり手書き写本全盛時代のお話からグーテンベルクの発明以後の出版業界の流れまでかなり広い範囲で「本と出版の歴史」を学ぶことができます。

これは本好きにはたまらないものとなっています。

550ページを超える大作ですが読み応え抜群の名著です。

当時の時代背景と絡めて学べるおすすめの作品です。

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A・モンロー『紙と人との歴史』紙の発明と普及が世界をどのように変えたのか~仏教や中国、日本の歴史を知るためにも

この作品はとにかく情報量がはんぱないです!

2世紀前半に中国で発明された紙がいかに普及していったのか、そしてそれが世界に広がっていく過程でどんなことが起こったのかというのをこれでもかというくらい詳しく見ていきます。

そもそも紙が発明される前の段階、つまり文字がどのように生み出されたのかというお話しから中国の歴史、道教、仏教、イスラム教、キリスト教などとにかく多岐にわたって紙の歴史が語られます。

この本はとにかくスケールが大きいです。読めばきっと驚くと思います。ぜひおすすめしたい逸品です!

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C・ハメル『中世の写本ができるまで』意外と知らない中世の筆記具や本の作り方!本好きにおすすめ!

この本では中世の写本に関する様々な豆知識をたくさん知ることができます。写真が多数掲載されていますので非常にイメージしやすいのもありがたいです。

この本の前半では羊皮紙の作り方も写真で見れるのですがこれはかなり衝撃です。「こうやって作るのか!」と私も驚きました。ぜひぜひ見て頂きたい写真となっています。

私たちが愛する本はかつてどのように生産されていたのか。これは意外と目が行かない部分ではありますがいざ知ってみるとものすごく面白いです。

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マイケル・ポワード『グーテンベルク 伝記 世界を変えた人々15』活版印刷機を発明したドイツの偉人。ルターの宗教改革にも絶大な影響

この作品はヨーロッパ初の活版印刷術を発明したグーテンベルクの伝記になります。

この伝記では時代背景だけではなく、書物や紙の歴史や、印刷術の発展についてもわかりやすく解説してくれます。この辺の歴史はややこしくて難しい印象が強かったのでこの解説はありがたかったです。

この本は活版印刷術を知るための入門書としてとてもおすすめな一冊です。

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A・バルベーロ『近世ヨーロッパ軍事史 ルネッサンスからナポレオンまで』マキャヴェリ時代から近代戦争への流れを知るのにおすすめ

この本はコンパクトでありながら深い考察もなされた優れた作品となっています。軍事史といいますと、固有名詞や専門用語がずらりと並んで堅苦しく難しいというイメージがあるかもしれませんがこの本は全く違います。

当時の時代背景や戦争の実態を物語風にわかりやすく語ってくれるこの本は非常に読みやすいです。

「中世における戦争ってこういうものだったのか」ときっと驚くことになるでしょう。とても刺激的で面白い作品でした。

当時の時代背景やナポレオンの特徴まで知れるこの作品はぜひぜひおすすめしたい逸品となっています

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マキャヴェッリ『君主論』時代背景と感想~ダ・ヴィンチと同時代のフィレンツェ人による政治論

マキャヴェッリの『君主論』といえばマキャヴェリズムという言葉があるように、厳しい現実の中で勝ち抜くためには冷酷無比、権謀術数、なんでもござれの現実主義的なものというイメージがどうしても先行してしまいます。

たしかに『君主論』の中でそうしたことが語られるのは事実です。

ですが、「マキャヴェッリがなぜそのようなことを述べなければならなかったのか」という背景は見過ごされがちです。

当時のイタリアの政治状況はかなり特殊な状況です。

そのことについてこの記事では考えていきます