クラシック・西洋美術から見るヨーロッパ

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上原彩子『指先から、世界とつながる ピアノと私、これまでの歩み』日本人初のチャイコフスキーピアノコンクール優勝者の自伝的エッセイ

この本では上原彩子さんの幼少期から現在に至るまでのピアノ人生を知ることができます。

幼い頃からの猛烈な練習と素晴らしい先生たちとの出会い、そして周囲も驚く決断の数々。

この本の帯で「そんな人生もおもしろいんじゃない?」と書かれていましたがまさにその通り。

読んでいてびっくりするような上原さんの人生がこの本では語られます。

音楽大学へ通わずして国際コンクールで優勝した上原さん。その秘密は何だったのか。

子供時代のヤマハでのレッスンや海外での経験は非常に興味深かったです。

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ひのまどか『音楽家の伝記 はじめに読む一冊 小泉文夫』日本の音楽に絶大な影響を与えた民族音楽研究家の驚異の生涯

今作で特に印象に残ったのは小泉文夫さんが音楽研究のために留学したインドでのお話でした。

私は僧侶ということでやはりインドにはかなり興味があります。

そんなインドでひたすら音楽研究に励む小泉文夫さんの姿にはやはり心打たれるものがありました。

そして広い視野を持ち、世界各国の様々な音楽、文化を学ぶ尋常ではない探究心。そしてそれをわかりやすく、楽しく伝える教育者としての能力。

こんなにすごい人が日本にいたんだととにかく驚きました。

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ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』あらすじと感想~ディズニーの原作!マグリットも愛した傑作童話!

マグリットとの関係性から読んでみた『不思議の国のアリス』でしたが、想像以上に深く、面白い作品でした。

私達の合理的な世界観をひっくり返すような想像力、突飛な世界、目まぐるしく変わる展開、それらを楽しむのがこの本の魅力であると感じました。

ディズニー映画とともに、大人になった今だからこそおすすめしたい作品です。

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森耕治『マグリット 光と闇に隠された素顔』マグリットの生涯と作品の背景を知るのにおすすめの参考書

この本では神話的に語られてきたこれまでのマグリットとは異なる姿を知ることができます。それも単にゴシップ的に「過去を晒す」のではなく、そこから学術的にマグリットの作品と向き合っていくという著者の姿勢が感じられます。

より深くマグリットを知りたい方にとてもおすすめな参考書です。非常に面白い作品です!

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『もっと知りたいマグリット 生涯と作品』不思議な絵画で有名なマグリットのおすすめガイドブック

この本ではマグリットの生涯と作品の解説をじっくりと見ていくことができます。解説もとても面白く、それこそ食い入るように読み込んでしまいました。東京美術さんの『もっと知りたいシリーズ』は私も大好きでどれも楽しく読ませて頂いているのですが、この本はその中でもトップクラスに面白い1冊でした。

ぜひぜひおすすめしたい1冊です!

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『レーピンとロシア近代画家の煌めき』ドストエフスキーも生きたロシア19世紀絵画のおすすめガイドブック

この本は19世紀ロシアを代表する画家レーピンを中心に、この時代のロシア絵画界の全体像を眺めることができるおすすめのガイドブックです。

そしてこの本のありがたいのは当時のロシアの時代背景も知れる点です。これらの画家がどのような社会に生き、何を求めて絵を描き続けたのか、闘い続けたのかを知ることができます。とてもおすすめな1冊です!

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『ブリューゲル ネーデルラント絵画の変革者たち』ブリューゲルの風景画の特徴と北方ルネッサンスの歴史とは

この本は北方ルネッサンス、ネーデルラント絵画の大家ブリューゲルの作品とその特徴を知るための格好の入門書となっています。

この本の中でも特に印象に残っているのは「ネーデルラント絵画の特徴」について書かれた箇所です。その部分を参考に、イタリアの絵画とは全く異なる画風の源泉はどこにあるのかをこの記事では紹介していきます。

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『もっと知りたいベラスケス 生涯と作品』代表作『ラス・メニーナス』で有名!印象派画家マネが『画家たちの画家』と絶賛したスペインの巨匠

後に世界を席巻するフランス印象派の成立にスペインの宮廷画家ベラスケスの影響があったというのは非常に興味深かったです。

この本ではそんなベラスケスの作品をたっぷり味わうことができます。解説もわかりやすく、当時の時代背景も学ぶことができるのでとてもありがたい入門書でした。

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『もっと知りたいエル・グレコ 生涯と作品』トレドの偉大な画家とギリシア正教のイコン画との意外なつながりとは

エル・グレコといえばスペインのトレドで活躍した、独特のタッチが特徴の画家です。

彼はギリシア正教のイコン画の影響を強く受けていた画家でした。

西欧美術の本場イタリアの伝統とは異なる土壌で修行をしたエル・グレコだからこそこうした独特な絵を生み出すことができたというのは非常に興味深かったです。

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『もっと知りたいカラヴァッジョ 生涯と作品』《聖マタイの召命》で有名なバロック芸術の大家のおすすめ入門書!

カラヴァッジョと言えばバロック美術を代表する『聖マタイの召命』が非常に有名ですが、世界で最も有名なキリスト教絵画のひとつを描いたその人物が、殺人まで犯し逃亡していたというのはかなりの衝撃でした。

当時の時代背景まで学べるこの本は私にとっても非常にありがたいものがありました。おすすめの入門書です!