吉田謙一『法医学者の使命「人の死を生かす」ために』~突然死は驚くほど私達の身近にあった
この本では、まさしく私たちがいつ死ぬかもわからない存在であること、そして実際に多くの人が毎年突然死で亡くなっているということを学ぶことになりました。コロナ禍においてこの本が果たす役割は相当大きなものがあると思います。この記事ではこの本の紹介と身近にある死について私が思う所を述べていきます。
この本では、まさしく私たちがいつ死ぬかもわからない存在であること、そして実際に多くの人が毎年突然死で亡くなっているということを学ぶことになりました。コロナ禍においてこの本が果たす役割は相当大きなものがあると思います。この記事ではこの本の紹介と身近にある死について私が思う所を述べていきます。
この本はコロナ禍における今だからこそ非常に重要なものとなっています。 私たちは病や死をどう考えていけばいいのだろうか。目に見えない存在に対してどう向き合うべきなのか。科学や合理性を盲信するあまり大事なことを見失ってはいないだろうか。 そのようなことを考えさせられる1冊です。
今、私達の死生観が問われています
まだ悪の報いが熟しないあいだは、悪人でも幸運に遇うことがある―お釈迦様のことばに聴く 一一九 まだ悪の報いが熟しないあいだは、悪人でも幸運に遇うことがある。しかし悪の報いが熟したときには、悪人はわざわいに遇う。 一二〇 …
善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにのろのろしたら、心は悪事を楽しむ―お釈迦様のことばに聴く 一一六 善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにのろのろしたら、心は悪事を楽しむ。 一一七 人がもしも悪い…
怠りなまけて、気力もなく百年生きるよりは、堅固につとめ励んで一日生きるほうがすぐれている―お釈迦様のことばに聴く 一一〇 素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、徳行あり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。 …
戦場において百万人に勝つよりも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、じつに最上の勝利者である―お釈迦様のことばに聴く 一〇三 戦場において百万人に勝つよりも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、じつに最上の勝利者である。 一〇四 自己に…
(おのが)罪過を指摘し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従え―お釈迦様のことばに聴く (おのが)罪過を指摘し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従え―隠してある財宝のありかを…
あさはかな愚人どもは、自己に対して仇敵に対するようにふるまう。悪い行いをして、苦い果実を結ぶ―お釈迦様のことばに聴く あさはかな愚人どもは、自己に対して仇敵に対するようにふるまう。悪い行いをして、苦い果実を結ぶ。 岩波書…
「わたしには子がある。わたしには財がある」と思って愚かな者は悩む。しかしすでに自己が自分のものではない。ましてどうして子が自分のものであろうか―お釈迦様のことばに聴く 「わたしには子がある。わたしには財がある」と思って愚…
眠れない人には夜は長く、疲れた人には一里の道は遠い―お釈迦様のことばに聴く 眠れない人には夜は長く、疲れた人には一里の道は遠い。正しい真理を知らない愚かな者どもには、生死の道のりは長い。 岩波書店、中村元訳『ブッダの真理…