ドストエフスキー伝記

ドストエフスキー伝記

おすすめドストエフスキー伝記一覧~伝記を読めばドストエフスキーのことが好きになります。

ドストエフスキーは小説作品の面白さもさることながら、ドストエフスキーその人自身が1番面白いのではないかとも言えるのかもしれません。

ぜひ、ドストエフスキーの伝記を手に取って頂けたらなと思います。

ドストエフスキー作品の見え方がきっと変わることでしょう。

ドストエフスキー伝記

ドストエーフスカヤ『ドストエーフスキイ夫人 アンナの日記』ドストエフスキーギャンブル中毒による悲惨な生活を知れる第一級の資料

この日記にはドストエフスキーの狂気がとことんまで描かれています。

賭博に狂い、有り金全てを賭けては負け、挙句の果てに結婚指輪まで質に入れ賭博場へと駆け出していくドストエフスキー。

アンナ夫人の日記にはそんな夫を見送る悲しさややるせなさ、憤りが涙と共に記されています。この時のドストエフスキーはまさしく究極のダメ人間です。

もはや壮絶としか言いようがないです。並の小説を読むよりはるかに劇的でショッキングなものになっています。

ドストエフスキー伝記

アンナ・ドストエフスカヤ『回想のドストエフスキー』ドストエフスキーの奥様による回想記

こちらはドストエフスキーの奥様アンナ夫人によって書かれた回想記で、私はこの本を読んでドストエフスキーを心の底から好きになりました。

ギャンブル中毒になりすってんてんになるダメ人間ドストエフスキー。生活のために苦しみながらも執筆を続けるドストエフスキー、愛妻家、子煩悩のドストエフスキーなど、意外な素顔がたくさん見られる素晴らしい伝記です。ぜひ読んでみて下さい。きっとドストエフスキーのことが好きになります!

ドストエフスキー伝記

V・ネチャーエワ『ドストエフスキー 写真と記録』写真と絵で学ぶドストエフスキー伝

この伝記は書名にもありますように、写真や絵がとにかく大量に掲載されています。ここにこの伝記の最大の特徴があります。

文字中心のこれまでの伝記とは明らかに一線を画す伝記です。

この伝記を読んでいると中学生や高校生の時にお世話になった日本史の資料集を思い出します。写真とイラストでいっぱいだったあの本です。

これまで見たこともなかったドストエフスキー作品の挿絵やロシアの風景、ドストエフスキーに関わる人たちの顔写真がどんどん出てきます。

参考資料としてとても便利な伝記です

ドストエフスキー伝記

ドリーニン編『ドストエフスキー 同時代人の回想』ドストエフスキーを知る人間の証言

他の伝記ではドストエフスキーの作品や書簡、その他資料によって伝記作者が物語を書いていきますが、今作の著者のドリーニンはそのような方法は取っていません。

すべてドストエフスキーと直接の交流があった人の声で出来上がっている点にこの伝記の特徴があります。

そのため、他の伝記とは異なるドストエフスキーの描写が見られたり、ドストエフスキーが過ごした生活の様子をよりリアルに知ることができます。

特にドストエフスキーが学生だった頃の様子は興味深いものがありました。

ドストエフスキー伝記

ピエール・パスカル『ドストエフスキイ』キリスト教的ドストエフスキー伝

ピエール・パスカルはこの伝記でドストエフスキーがいかにキリスト教から影響を受けていたのかということを検証していきます。

ドストエフスキーを理解するにはキリスト教の理解は避けて通れません。しかし、伝記においてそのことにフォーカスしている作品は意外と多くはありません。

伝記の本文もおよそ150Pほどと、分量もお手軽です。ドストエフスキーと宗教について関心のある方におすすめな伝記です。

ドストエフスキー伝記

E・H・カー『ドストエフスキー』小林秀雄が参考!イギリス人作家によるドストエフスキー伝

カーの筆はどこか一歩引いたような冷静な視点です。正直、ところどころ、冷たすぎるんじゃないかと思ってしまったところがあるくらいです。

ですがその代わり過度にドストエフスキーを神格視したり、不当に貶めるようなこともしません。いいところも悪いところも含めて、出来るだけ客観的に資料を分析していくという姿勢が感じられます。

ドストエフスキー伝記

グロスマン『ドストエフスキイ』ソ連の権威あるドストエフスキー伝記

作者のグロスマンは1888年にオデッサで生まれたソ連の著名な学者です。 グロスマンはこの伝記でドストエフスキーが何を読んで何を考え、そこから何を生み出したのかにフォーカスしてくれます。 そういう意味でこの伝記は硬派な見た目の通り、ドストエフスキーを研究しようとする際にとても役立つ伝記であるのではないかと思います。

ドストエフスキー伝記

アンリ・トロワイヤ『ドストエフスキー伝』最もおすすめなドストエフスキー伝記の王道

アンリ・トロワイヤの伝記の特徴は物語的な語り口にあります。

読み進めている内にいつの間にかドストエフスキーに感情移入してしまい、最晩年のドストエフスキー栄光の瞬間には涙が出そうになりました。もはや感動的な物語小説を読んでいるかのような感覚です。

苦労人ドストエフスキーの人生がまるで映画を見ているかのように目の前を流れていきます。

非常におすすめなドストエフスキー伝記です。