ドストエフスキー作品

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ドストエフスキー年表と作品一覧~ドストエフスキーの生涯をざっくりと

この記事ではドストエフスキー作品一覧と彼の生涯を簡潔にまとめた年表を掲載します。

ドストエフスキーの生涯は簡易的な年表では言い尽くせない波乱万丈なものです。特にアンナ夫人とのヨーロッパ外遊の頃は賭博に狂った壮絶な日々を送っています。

ドストエフスキー作品は彼の生涯とも密接な関係を持っています。彼の生涯を知ることは作品を知る上でも非常に大きな助けとなるのではないでしょうか。

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『カラマーゾフの兄弟』あらすじ解説―ドストエフスキーの最高傑作!!神とは?人生とは?自由とは?

『カラマーゾフの兄弟』が発表されてから120年。これだけの月日が経っても変わらずに多くの人から愛され続けているのはそれなりの理由があります。

この物語が持つ魅力があるからこそ、読者に訴えかける何かがあるからこそ、こうして読み継がれているのだと思います。

『カラマーゾフの兄弟』はドストエフスキー作品の中でも私が最も好きな、そして思い入れのある作品です。

長編小説ということでなかなか手に取りにくい作品ではありますが、心の底からおすすめしたい作品です。

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ドストエフスキー『未成年』あらすじ解説―晩年の隠れた名作!「私はロスチャイルドになりたいのだ」

ドストエフスキーが描くロシアの混沌は、まだまだ未熟な「未成年」アルカージイを木っ端微塵に打ち砕くほど複雑怪奇なものでした。

ドストエフスキーのかつての理想郷「ヨーロッパ」の没落と、ロシアの混沌。

そんな八方ふさがりの悲惨な状況の中で何が人々を救いうるのか。それをドストエフスキーはこの作品で読者に問いかけます。

そしてこの作品で提出された問題はその後ますます熟成し最後の大作『カラマーゾフの兄弟』へと組み込まれていきます。

『未成年』は他の作品と比べると影が薄い作品となってしまっていますが、思想的な意味では非常に重要なものを含んだ作品です。

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『作家の日記』あらすじ解説―ドストエフスキーの人となりを知るならこれ!

『作家の日記』は子供たちや女性など、虐げられた人々に対しての優しいまなざしであふれています。

私自身、『作家の日記』を読むことで初めてドストエフスキーの人柄、優しいまなざしを感じたものでした。

ドストエフスキーの人となりを知るには最適の書です。

かなり分量がある作品ですが、ドストエフスキーに興味のある方にはぜひおすすめしたい作品です。

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ドストエフスキー『悪霊』あらすじ解説―革命家達の陰惨な現実を暴露したドストエフスキーの代表作

この作品の持つ魔術的な力は計り知れません。

あくが強い人物たちが一つの舞台でぶつかり合い、自らの存在を主張し合います。

まさに「悪霊」に憑りつかれたごとく、悪役たちは巧妙にそして残酷に社会を混乱に陥れていきます。その過程があまりにリアルで、読んでいてお腹の辺りがグラグラ煮え立ってくるような感情が私の中に生まれてくるほどでした。

やがてそれは生きるか死ぬかの究極の思想対決へと進んで行き、一体これからどうなるのか、彼らの心の中で何が起こっているのかと一時も目が離せぬ展開となっていきます。

これは恐るべき作品です

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ドストエフスキー『永遠の夫』あらすじ解説~美人妻と寝取られ亭主、不倫男の奇妙な三角関係

『永遠の夫』は何をしでかすかわからない深層心理の混沌を描くという、ドストエフスキー得意の心理描写が冴えわたった作品です。ドストエフスキー入門としては少々厳しいものがありますが、ドストエフスキーにはまり出した方にはぜひおすすめしたい作品です。

小説の分量も中編小説ということでドストエフスキーにしてはお手軽なページ数になっています。

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ドストエフスキー『白痴』あらすじ解説―キリストの創造~ドン・キホーテやレミゼとの深い関係

「無条件に美しい人間」キリストを描くことを目指したこの作品ですが、キリスト教の知識がなくとも十分すぎるほど楽しむことができます。(もちろん、知っていた方がより深く味わうことができますが)

それほど小説として、芸術として優れた作品となっています。

『罪と罰』の影に隠れてあまり表には出てこない作品ですが、ドストエフスキーの代表作として非常に高い評価を受けている作品です。これは面白いです。私も強くおすすめします。

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ドストエフスキー『賭博者』あらすじ解説―ギャンブル中毒の心理を実体験からリアルに描写 

この作品はドイツの保養地を舞台に、家庭教師の青年と将軍家の令嬢との病的な恋やギャンブルにのめり込む人間の心理をリアルに描いた物語です。

なぜ人間はギャンブルにはまってしまうのか、そしてギャンブルにはまった人間の心理は一体どのようなものなのか。

重度のギャンブル中毒だったドストエフスキー。

そんな彼が実際に体験した出来事が反映されたこの作品はかなりえげつないものになっています。

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ドストエフスキーの代表作『罪と罰』あらすじ解説~ドストエフスキーの黒魔術を体感するならこの作品

ドストエフスキーがこの小説を書き上げた時「まるで熱病のようなものに焼かれながら」精神的にも肉体的にも極限状態で朝から晩まで部屋に閉じこもって執筆していたそうです。

もはや狂気の領域。

そんな怪物ドストエフスキーが一気に書き上げたこの作品は黒魔術的な魔力を持っています。

百聞は一見に如かずです。騙されたと思ってまずは読んでみてください。それだけの価値があります。黒魔術の意味もきっとわかると思います。これはなかなかない読書体験になると思います。

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ドストエフスキー『鰐』あらすじと感想~拝金主義や社会主義思想を風刺したユーモラスな短編小説

鰐に丸呑みされたイワン・マトヴェーヴィチをめぐるドタバタ劇。

どこか風刺的で、パロディかコントのような雰囲気の作品です。

「あのドストエフスキーがこういう作品を書くのか」と初めて読んだ時は驚いたことを覚えています。

この作品は思わずくすっとしてしまうような、絶妙にスパイスの効いたユーモアがいたるところに散りばめられています。

重くて暗くて難しい。そんなイメージが強いドストエフスキーですが、こういうユーモアのある作品もあるのだということを感じられる作品です。