
- 管理人 上田隆弘 法名釈隆弘(しゃくりゅうこう)※法名は僧侶としての名前のことです
- 1990年生まれ。北海道函館市在住
- 真宗木辺派 錦識寺(きんしょくじ) 長男
- 早稲田大学文化構想学部にて仏教と宗教学を学び、大谷大学大学院にて僧籍取得
- 函館大谷短期大学非常勤講師(2023年度~)
- ドストエーフスキイの会会員
- 趣味~読書、カフェ巡り、テニス、「水曜どうでしょう」
- 好きな漫画~『SLAM DUNK』『宇宙兄弟』『BLUE GIANT』『HUNTER×HUNTER』
- 2019年は主に世界一周記と仏教コラムを 、 2020年からは親鸞とドストエフスキーをテーマにブログを進めています
- メディア掲載
〇『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』
茨城新聞
河北新報
佐賀新聞 (子ども佐賀新聞・週刊ぺーぱくん)
静岡新聞(週刊YOMOっと静岡)
下野新聞
上毛新聞(週刊風っ子)
福島民報
北海道新聞 (道新こども新聞・週刊まなぶん)
山形新聞(週刊ヨモーニャぱーく)※五十音順
にて連載


〇旅行記
『世界一周紀行~世界の宗教と歴史を巡る旅』
『秋に記す夏の印象 パリ・ジョージアの旅』
『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』
『劇場都市ローマの美~ドストエフスキーとベルニーニ巡礼』
〇エッセイ
「いつか聖地で『カラマーゾフ』を」
ドストエーフスキイの会発行『ドストエーフスキイ広場 No30』
「秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅」
ドストエーフスキイの会発行『ドストエーフスキイ広場 No32』

〇『回想の世界一周 僧侶の宗教見聞録』
北海道新聞「みなみ風」にて毎月第一火曜日連載
本日北海道新聞さんにて連載記事が掲載されました!
— 上田隆弘@函館錦識寺 (@kinsyokuzi) July 5, 2022
以下のページより記事を読むことができます。よろしくお願いします。#北海道新聞 #函館
<回想の世界一周 僧侶の宗教見聞録>16 プラハ・聖ミクラーシュ教会 4体の巨像 立ち姿の美:北海道新聞 どうしん電子版 https://t.co/kJUFm3mizZ
お寺紹介

真宗木辺派 錦識寺
浄土真宗親鸞聖人の流れを受け継ぐ当寺。
大正12年五個荘近江商人小杉家並びに滋賀県出身の篤信家の方々のお力により建立されました。
以後ご縁の深い檀信徒の厚志に支えられ現在に至っています。
詳しくはこちら
☎0138-51-8616
〒0400021 北海道函館市的場町17-32
ご挨拶
こんにちは。私北海道函館市内にあります錦識寺というお寺の長男、上田隆弘と申します。
この度は当ブログへお越しいただきありがとうございます。
このブログは、タイトルにもありますように自問自答をモットーに日々の生活の中の様々なことに目を向け言葉を綴ってみようという私の試みでございます。
このブログを立ち上げようと思い立ったのは、お参りに行った先の小さなお子さんのとある一言がきっかけでした。
それが、こちら。
「なんでお坊さんなのに髪あんのー?」
いやはや、実に直球でございます。
でもこれ、小さなお子さんにもわかりやすく説明するとなると実に難しい!
「私は浄土真宗の僧侶です。他の宗派さんと違って頭を剃るのは僧侶の資格を取得するときの一度のみで、そのあとは髪を伸ばしてもよいと定められています。」
・・・これを言って一体何になるんでしょう。
そのお子さんはそれを「何で何で~?」と笑顔でたたみかけてくるわけでありますから。
私はすっかり困り果てて何とか答えらしきものをひねり出したものの、私の中で何かモヤモヤしたものを抱えて、その日は失礼させて頂きました。
ですがその帰り道、ふと思うことがありました。
あの子はあんな風に無邪気に質問してくれたけど、大人だって「そもそもそれ何?」って思ってるんじゃないか?
ただそれを口にはしないだけで、もしかしたら疑問に思っているのかもしれない・・・
私は家に帰るとすぐに仏教書や様々な本を開き、なぜそもそも髪があってもいいのかを改めて調べてみました。
すると一言では説明不可能なほどその問いには複雑な答えが隠されてました。
「そもそもなんで髪があるの?」というシンプルな問いに、髪があるお坊さんの登場までの長い歴史や文化、果ては私の属する浄土真宗の教え、いやもっと広く、仏教、宗教の根幹そのものに関わるものまで様々なことが含まれていたのです。
意外と知らないお寺の「そもそもそれ何?」的なこと。
でも、そこを掘り下げて考えてみると、そこに込められた意味や歴史が姿を現し「あぁ、なるほどなぁ」という深い気づきが生まれてくることを私は実感しました。
このブログはそんな経験から日々の様々なことに目を向け、言葉を綴ってみようという私の試みであります。
自問自答とは、自ら問い、自ら答える。
つまり自分で問いを見つけに行くということだと私は考えます。
「そもそもそれって何だろう?」という心を大切にして仏教のことだけではなく様々なジャンルのことを僧侶、上田隆弘という視点から綴っていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。