仏教国スリランカを知るためのおすすめ本一覧~仏教・歴史・文学など、知られざる魅力をご紹介!
私はスリランカの仏教を学び、衝撃を受けっぱなしでした。まさかと思うことがどんどん出てきます。私の仏教観を根底から覆したと言ってもよいでしょう。
スリランカは面白い!私はまさにこの国の仏教やその歴史、文化にすっかり夢中になってしまいました。この記事ではそんなスリランカについてのおすすめ本を紹介していきます。
私はスリランカの仏教を学び、衝撃を受けっぱなしでした。まさかと思うことがどんどん出てきます。私の仏教観を根底から覆したと言ってもよいでしょう。
スリランカは面白い!私はまさにこの国の仏教やその歴史、文化にすっかり夢中になってしまいました。この記事ではそんなスリランカについてのおすすめ本を紹介していきます。
前回の記事では、ついにブッダが説法を開始し、5人の修行仲間がブッダに帰依したところまでお話ししました。この初転法輪によって仏教教団が始まったとされています。
そして今回の記事ではその初転法輪でブッダは何を説いたのかということを極簡潔にお話ししていきます。
前回の記事「僧侶推薦ローマおすすめ観光スポット15選!王道からマニアックな教会まで美の極致を味わう」ではローマのおすすめスポットをご紹介しましたが、この記事ではそんなローマをもっと楽しむためのおすすめの参考書、ガイドブックをご紹介していきます。
それぞれのリンク先ではより詳しくその本についてお話ししていますのでぜひそちらもご参照下さい。
ローマはあまりに奥が深い。そして知れば知るほどはまってしまう底なし沼のような存在です。私もこのローマの浪漫にすっかりとりつかれてしまいました。
この記事が皆様のお役に立てましたら私としては幸いでございます。
私がこの『ピーター・パン』の原作を読もうと思ったのは何と言ってもディズニー映画の影響です。ウォルト・ディズニーは童話からアニメ映画を多数制作しています。そしてその映画化にあたり、ディズニーは大幅なアレンジを加えています。原作と映画の違いがわかればディズニーのオリジナル部分が見えてきます。
そして原作を読んでみるとそこで語られる彼の性格や物語に私は驚くことになりました。
まず、ピーター・パンの性格がとにかくどうしようもない!ディズニー映画でも彼は自由人過ぎますし抜けてる部分もありましたがまだ愛嬌があります。ですが原作のピーター・パンはもはや恐ろしさすら感じます。
本作『南方熊楠と猫とイスラーム』は従来の南方熊楠に関する参考書とは一線を画す作品となっています。
南方熊楠といえば「天才的な資質をもった博物学者、民俗学者」として知られており、粘菌や植物の研究でも有名です。
南方熊楠は超人的な資料収集や研究範囲の広さによって後の研究者からも尊敬を集めるようになります。そしてその研究者たちによって語られた南方熊楠はまさに時代を先取りした天才、偉人として讃美されることになりました。
ただ、この南方熊楠という人物ははたしてその通りの偉人であったのか。後の研究者たちの讃美に満ちた南方熊楠像は本当に正しいものだったのかということを本書では丁寧に見ていくことになります。
今話題の清水俊史著『ブッダという男』の南方熊楠版ともいえる刺激的な作品です!
本書の主人公釈宗演は鈴木大拙や西田幾多郎らビッグネームの師匠であり、若き日には福沢諭吉に師事していたという驚異の禅僧です。
私は今、スリランカに強烈に惹きつけられています。
そのスリランカを今から150年も前に訪ねた禅僧がいた。
そのことに私はやはり興味を禁じ得ません。
本書ではそんな釈宗演の生涯がドラマチックに語られていきます。釈宗演という巨大な人物の生涯をドラマチックに見ていける本書はとてもおすすめです。
心霊主義といいますとオカルトチックで怪しいイメージもありましたが、実は産業革命や世界的な合理主義の流れから生まれてきたという興味深い背景を知ることができる本書は非常に刺激的です。スリランカを学ぶ上でも非常にありがたい作品でした。スリランカの仏教者ダルマパーラと神智学協会について知りたかった私にとって非常に有益な情報が満載でした。
単にオカルトと侮るなかれ。ものすごく現実的な問題が目の前に迫ってきます。これは面白いです。
労働者を搾取して成り上がった大資本家サウィマンに強く反抗する息子マーリン。彼は「あの二人はもうすでに精神的に腐敗している。今さら両親の心を改悛させる人間は周りに誰もいないからね!」と親友の医者アラウィンダに打ち明けます。彼の反抗はもはや家庭内だけの問題ではなく、コロンボ市民を巻き込む政治運動へと展開していきます。
本作ではこうした資本家と労働者のせめぎ合いや暴動も描かれます。当時コロンボで何が起きていたのかをかつてジャーナリストであったウィクラマシンハが物語にして具現化したのがこの小説です。これまで彼の三部作を読んできて感じたように、この作品でも彼の繊細な心理描写は精彩を放っています。
ウィクラマシンハの小説はスリランカの姿を知るのに最高の手引きとなります。
日本ではあまり知られていない作品ですが、世界的にも評価されている素晴らしい小説です。私も実際に読んでみてその素晴らしさを堪能することとなりました。
スリランカでの生活が目の前に現れるかのような、没入感ある小説です。ドストエフスキーやチェーホフが好きな人には特にフィットする作品だと思います。
これからこの三部作全てを読んでいきますが、そのスタートからして圧倒的なクオリティを感じた一冊でした。
この本は衝撃の一冊です・・・!
今まで顧みられてこなかった資料を丹念に読み込んだ著者ならではの新たなスリランカ政治史がここにあります。
これは政治と宗教を考える上でも非常に重要な作品であると私は強く感じます。
ものすごい本と出会ってしまいました。