ドストエフスキーゆかりの地を巡る旅

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(19)フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』のオリジナルは想像をはるかに超えた傑作だった

前回の記事ではフェルメールの傑作『デルフトの眺望』をご紹介しました。

そしてこのマウリッツハイス美術館にはもうひとつ、フェルメールファン必見の名画があります。

それがあの『真珠の耳飾りの少女』です。

実は私はこの絵にそこまでの期待をしていませんでした。私は『デルフト』が一番好きなのであって、この絵には元々あまり興味がなかったのです。

ですが、そうした私の思いはこの日を境にがらっと変わりました。こんなにすごい絵だったとは!

この記事ではそんな『真珠の耳飾りの少女』の魅力をお話ししていきます。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(18)フェルメールの名画『デルフトの眺望』をオランダのマウリッツハイス美術館で堪能!

フェルメールの町デルフトから電車で30分もかからぬ距離にあるデン・ハーグという街。

ここにフェルメールの代表作『デルフトの眺望』と『真珠の耳飾りの少女』が展示されているマウリッツハイス美術館があります。

私がオランダにやって来たのも、デルフトの町を見てみたいという思いもありましたがやはり1番は私の大好きな『デルフトの眺望』や、フェルメールで最も有名なあの『真珠の耳飾りの少女』を観てみたいというのがその最大の目的でした。この記事ではその『デルフトの眺望』についてお話ししていきます。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(17)フェルメールの故郷デルフトのゆかりの地をご紹介!顕微鏡で有名なレーウェンフックとのつながりも!

この記事ではオランダを代表する光の画家フェルメールのゆかりの地デルフトをご紹介します。

フェルメールは生涯のほとんどをこの町で暮らし、数々の名画を生み出しました。そんなデルフトには今も残るゆかりの地がいくつもあります。

また、フェルメールと全く同じ1632年にこの町で生まれたもう一人の天才レーウェンフックについてもこの記事でお話しします。顕微鏡で微生物を発見したことで有名な彼とフェルメールはご近所さんでした。レンズを通して「見えない世界」を探究した二人の偉人の存在には驚くしかありません。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(16)ナポレオン敗北の地ワーテルローを訪ねて~ユゴーがレミゼ完成のためにわざわざ訪れた古戦場

パリを出発した私が向かったのはベルギー国内にある古戦場ワーテルローの地。

ここは1815年にナポレオンが最終決戦の末に敗れ、彼の栄光に終止符が打たれた場所として知られています。

そしてここは『レ・ミゼラブル』を書き上げたユゴーにとっても非常に重要な場所でした。

この記事ではそんなナポレオンとユゴーのゆかりの地ワーテルローについてお話ししていきます。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(15)なぜ『罪と罰』のラスコーリニコフは『ゴリオ爺さん』のラスティニャックにならなかったのだろうか

一週間ほど滞在したパリでの日程もいよいよ終わりを迎えます。

『秋に記す夏の印象』ということでドストエフスキーに倣って私の印象を述べていこうという趣向でありましたが、なかなかドストエフスキー本人についてのことはここまで多くは語れませんでした。

ドストエフスキー自身もパリの名所や芸術などについてはほとんど語りませんでしたが、パリ篇の最後はやはり彼について思ったことを書いていきたいと思います。
この記事のメインテーマは『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフと、バルザックの『ゴリオ爺さん』の主人公ラスティニャックについてです。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(14)パリ郊外メダンのゾラの家へ~フランスの偉大な文豪が愛したセーヌの穏やかな流れと共に

この記事ではパリ郊外メダンにあるゾラの家をご紹介します。

『ナナ』などの大ヒットによって資産を蓄えたゾラが長い年月をかけて完成させたのがこの邸宅になります。

フランスの文豪が愛したセーヌ河畔の静かな住宅地。

小舟を浮かべて時を過ごしたとされる美しきパリ郊外の雰囲気もこの記事では紹介していきます。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(13)マルモッタン・モネ美術館でモネの『印象・日の出』を鑑賞~私がパリで最も好きになった絵画

モネの『印象・日の出』は本当に不思議な絵です。全体がぼんやりしているものの、それが心地よい。夕陽とその光の反射の描写はまさに天下一品だと思います。なぜか引き込まれる不思議な魅力がこの絵にはあります。これ以上はうまく言葉にできません。

私がパリで最も好きになった絵画は間違いなくこの作品です。

ありがたいことにこの美術館はルーブルやオルセーと違ってそれほど混雑はしません。だからゆっくりと心行くまで好きな作品に没頭できます。ぜひこの美術館もおすすめしたいです。そして『印象・日の出』をじっくりと堪能していた頂ければ何よりです。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(12)ルーブルの至宝『サモトラケのニケ』が素晴らしすぎた件について~ぜひおすすめしたいヘレニズム彫刻の傑作!

ルーブルの至宝『サモトラケのニケ』。 この作品は1863年にエーゲ海のサモトラケ島で発見された彫刻で、「ニケ」というのは「女神」を意味する言葉です。 そしてこのニケはヘレニズム期の紀元前190年頃に制作されたと考えられています。 この彫刻は私がパリで最も強烈な印象を受けた芸術作品になりました。あまりの美しさに完全に魅了されてしまいました。 この記事ではそんなニケの魅力についてお話ししていきます。

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(11)ルーブル美術館でドストエフスキーが愛した理想風景画家クロード・ロランを発見。同時代の天才プッサンと共にご紹介

パリといえばやはりルーブル美術館を思い浮かべる方も多いと思います。

ですが、ドストエフスキーに関心を持っている私にとっては実はこの美術館はノーマーク。正直、特にこれといってものすごく見たい作品があるというわけでもなかったのです。「有名なルーブルだし、せっかくだし行っておきますか」くらいのものだったのでした。

しかし実際にここを訪ねてみて、そんな軽率なことを思っていた自分を大いに恥じることになりました。この美術館はやはり評価されるべくして評価されている素晴らしい美術館でした。今さら私がこんなことを言うのもおこがましい話ではありますがあえて言いましょう。「やっぱりルーブルはすごかった!」と

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(10)『オペラ座の怪人』でお馴染み!パリのオペラ・ガルニエへ~ファントムの5番ボックス席も発見!

パリといえばやはりオペラ座。この記事ではそんなオペラ座ことオペラ・ガルニエについてお話ししていきます。

『オペラ座の怪人』ファンには間違いなくたまらない場所です。この記事ではあのファントムのボックス席についてもお話ししていきます。

もちろん、『オペラ座の怪人』に詳しくなくともこの見事なナポレオン三世様式は必見です

これはパリ観光の必須ポイントとして間違いありません。ぜひおすすめしたいスポットです。