(17)空想的社会主義者フーリエの思想とは~ファランジュやユートピアで有名なフランス人思想家
エンゲルスはマルクス以前に社会主義思想を説いた有名な3人、サン・シモン、シャルル・フーリエ、ロバート・オウエンを「空想的社会主義者」と述べました。
そして彼らの「空想的」な理論に対して、マルクスの理論は「科学的」であると宣言します。
前回の記事ではサン・シモンを紹介しましたが、今回の記事ではシャルル・フーリエという人物についてお話ししていきます。
エンゲルスはマルクス以前に社会主義思想を説いた有名な3人、サン・シモン、シャルル・フーリエ、ロバート・オウエンを「空想的社会主義者」と述べました。
そして彼らの「空想的」な理論に対して、マルクスの理論は「科学的」であると宣言します。
前回の記事ではサン・シモンを紹介しましたが、今回の記事ではシャルル・フーリエという人物についてお話ししていきます。
空想的社会主義者とはエンゲルスによって1880年に出版された『空想から科学へ』の中で説かれた有名な言葉です。
エンゲルスはマルクス以前に社会主義思想を説いた有名な3人、サン・シモン、シャルル・フーリエ、ロバート・オウエンを「空想的社会主義者」と述べました。
そして彼らの「空想的」な理論に対して、マルクスの理論は「科学的」であると宣言します。
今回の記事ではまず、そのサン・シモンという人物についてお話ししていきます。
私はマルクス主義者ではありません。
ですが、マルクスを学ぶことは宗教や人間を学ぶ上で非常に重要な意味があると考えています。
なぜマルクス思想はこんなにも多くの人を惹きつけたのか。
マルクス思想はいかにして出来上がっていったのか。
そもそもマルクスとは何者なのか、どんな時代背景の下彼は生きていたのか。
そうしたことを学ぶのにこれから紹介する伝記は大きな助けになってくれます。
後年、マルクスとエンゲルスは一心同体と言ってもいいほどの仲になりますが、その初対面は意外にも気まずいものだったという事実がありました。これは意外ですよね。
「機が熟す」という言葉はまさにこの2人にぴったりな言葉なように思えます。
2人ががっちりとタッグを組むにはまだ時が来ていなかったのです。
運命の再会はこれからもう少し先のこと。
歴史の面白さをこの2人の初対面の気まずさに感じたのでありました。
この記事では若きマルクスの学生時代についてお話ししていきます。
マルクスは元々、ボン大学の法学部に在籍していましたが、勉強に身が入らずどんちゃん騒ぎを繰り返す問題児でした。
それを案じた父が名門のベルリン大学に彼を送り込んだのですが、彼はそこでヘーゲル哲学にさらにのめり込み、後の革命運動につながる仲間たちとの交友を深めることになったのでした。
前回の記事まででシュトラウス→ブルーノ・バウアー→フォイエルバッハという、「青年ヘーゲル派」・反体制派思想の流れを見ていきました。
そしてこの記事では若きエンゲルスがベルリン時代に付き合っていた「ビール知識人」なる存在についてお話ししていきます。
実はマルクスもこのビール知識人の一員で、エンゲルスとは入れ違いで会うことはありませんでしたが、二人は同じグループで若き日を過ごしていたのでありました。
若きマルクス・エンゲルスに絶大な影響を与えたシュトラウス、ブルーノ・バウアー、フォイエルバッハの流れについてこの記事ではお話ししていきます。
マルクスの「宗教はアヘンである」という有名な言葉は、ここで紹介するフォイエルバッハの思想から来ています。
マルクス・エンゲルスは無から思想体系を創造したのではなく、当時活躍していた思想家たちの理論を吸収しながら練り上げていったというのがよくわかりました。
ヘーゲル哲学はなぜこんなにも歴史に大きな影響を与えたのか。
そしてヘーゲル右派、青年ヘーゲル派(左派)とは何なのか。
この記事では有名なヘーゲルの弁証法が革命運動へと結びついた理由を見ていきます。
ソ連崩壊後の混乱を経て、なぜプーチンが権力を掌握できたのか。ロシア国民はなぜプーチンを支持しているのかということもこの本を読めばその空気感が伝わってきます。
ロシア人は何を思い、何に苦しんでいるのか。そして何に怒り、何を求めているのか。
現在のロシア・ウクライナ問題を考える上でもこの作品は非常に参考になる作品です。
この本は今のロシアを考える上で必読と言ってもいいのではないでしょうか。
この本は旧共産圏のブルガリアに伝わる「踊る熊」をテーマに、旧共産圏に生きる人々の生活に迫る作品です。
この本もすごいです・・・!
ロシアに関する本は山ほどあれど、旧共産圏のその後に関する本というのはそもそもかなり貴重です。
しかも、その地に伝わってきた「熊の踊り」というのがまさに旧共産圏から「自由」への移行劇を絶妙に象徴しています。
「踊る熊」を通して私たち自身のあり方も問われる衝撃の作品です。これは名著です。ぜひぜひおすすめしたい作品です。