いくら美しい言葉で自分を飾り立てようとも肝心の実践がなければ虚しいものである―お釈迦様のことばに聴く
うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りのないものがある―お釈迦様のことばに聴く 五一 うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。 岩波書店、中…
うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りのないものがある―お釈迦様のことばに聴く 五一 うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。 岩波書店、中…
前回の記事「他人の過失を見るなかれ。ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ―お釈迦様のことばに聴く」ではお釈迦様のことばをもとに、なぜ人は他者を攻撃せずにはいられないのかということを考えました。
今回の記事では引き続きこの言葉を参考に、なぜ人は他者に寛容でいられないのかをもう少し踏み込んで考えていきたいと思います。
心は、捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく―お釈迦様のことばに聴く 三三 心は、動揺し、ざわめき、護り難く、制し難い。英知ある人はこれを直なおくする。―弓矢職人が矢柄を直くするように。 三五 心は、捉え難く、…
放逸に耽るな。愛欲と歓楽に親しむな。おこたることなく思念をこらす者は、大いなる楽しみを得る―お釈迦様のことばに聴く 二五 思慮ある人は、奮い立ち、努めはげみ、自制・克己によって、激流もおし流すことのできない島をつくれ。 …
悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、ふたつのところで共に憂える―お釈迦様のことばに聴く 一五 悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、ふたつのところで共に憂える。かれは、自分の行為が汚れているのを見て…
屋根を粗雑に葺いてある家に雨が漏れ入るように、情欲は心に侵入する―お釈迦様のことばに聴く 一三 屋根を粗雑に葺いてある家には雨が洩れ入るように、心を修養してないならば、情欲が心に侵入する。 一四 屋根をよく葺いてある家に…
ブッダの有名なことば「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない」 三 「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだく人には、怨…
「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。」
『真理のことば』は読みやすく、誰でも簡単に親しめることから世界中で愛読されているお経です。こうした簡潔でわかりやすいことばが最後まで続いていくのがこのお経の特徴です。
さて、今回紹介することばは仏教の基本的なものの見方を表したものになります。