2022年3月

現代ロシアとロシア・ウクライナ戦争

クラウス・ドッズ『新しい国境 新しい地政学』~今世界で何が起きているのか、危機的な国際情勢を学ぶためのおすすめ参考書

今ウクライナ危機で世界はとてつもなく揺れていますが、世界はそもそもあまりに危険な状態にさらされていたことがこの本でわかります。いつどこで何が起きてもおかしくないような、そんなぎりぎりのバランスで世界は成り立っていたのだということを痛感します。

この本ではそんなぞっとするような現実がひたすら語られます。正直、かなり怖い本です。

現代ロシアとロシア・ウクライナ戦争

小泉悠『「帝国」ロシアの地政学 「地政学」で読むユーラシア戦略』~ウクライナ侵攻、北方領土問題を考えるのにおすすめ

ウクライナ問題が危機的な状況にある今、なぜこのようなことになってしまったのかを考える上でこの本は非常に参考になります。

この本ではロシアがなぜウクライナにこだわるのか、そもそもロシアは何をもって領土問題を考えようとしているのかがわかりやすく解説されます。

北方領土問題についても詳しく解説されていますので、ぜひおすすめしたい作品です。

マルクス・エンゲルスの生涯と思想背景に学ぶ

(7)シュトラウス『イエスの生涯』~青年たちのキリスト教否定と無神論への流れとは

エンゲルスを無神論へと向かわせた決定的な契機とは何だったのでしょうか。

この記事ではそうした問題を考えるべく、シュトラウスの『イエスの生涯』という作品とエンゲルスの出会いをお話ししていきます。

『イエスの生涯』は当時の急進的な青年たちに絶大な影響を与え、無神論へと導きました。これはマルクスも同じです。マルクスもこの作品から絶大な影響を受けています。