ゾラ『獲物の分け前』あらすじと感想~土地投機に熱狂する1850年代パリ。金と権力を求める人間劇!
『獲物の分け前』は「金と権力」に飢えたルーゴン家の3男アリスティッドがパリ大改造という獲物を嗅ぎ付け、分け前を俺にも寄こせとパリで奮闘する物語です。
「金」、「投機熱」、「贅沢」、「色欲」・・・
これでもかと人間の欲望を描き出すゾラ。
金を求める貪欲な人間の姿や男女の欲望を知れる恐るべき作品です。ぜひぜひおすすめしたいです!
『獲物の分け前』は「金と権力」に飢えたルーゴン家の3男アリスティッドがパリ大改造という獲物を嗅ぎ付け、分け前を俺にも寄こせとパリで奮闘する物語です。
「金」、「投機熱」、「贅沢」、「色欲」・・・
これでもかと人間の欲望を描き出すゾラ。
金を求める貪欲な人間の姿や男女の欲望を知れる恐るべき作品です。ぜひぜひおすすめしたいです!
『ルーゴン家の誕生』はエミール・ゾラが24年かけて完成させた「ルーゴン・マッカール叢書」の記念すべき第1巻目にあたり、1871年に出版されました。
この本はゾラの作品中特におすすめしたい名作中の名作です!
読んでいて「あぁ~さすがですゾラ先生!」と 何度心の中で うめいたことか!もう言葉のチョイス、文章のリズム、絶妙な位置で入る五感に働きかける表現、ゾラ節全開の作品です。正直、私は『居酒屋』や『ナナ』よりもこの作品の方が好きです。とても面白かったです。
『カラマーゾフの兄弟』を読んで、「宗教とは何か」「オウムと私は何が違うのか」と悩んでいた私の上にドストエフスキーの稲妻が落ちます。
私は知ってしまいました。もう後戻りすることはできません。
これまで漠然と「宗教とは何か」「オウムと私は何が違うのか」と悩んでいた私に明確に道が作られた瞬間でした。
私はこの問題を乗り越えていけるのだろうか。
宗教は本当に大審問官が言うようなものなのだろうか。
これが私の宗教に対する学びの第二の原点となったのでした。
最古のお経のひとつであるこの『ブッダのことば(『スッタニパータ』)』はお釈迦様が存命当時実際に説かれていた教えに最も近いとされています。
シンプルだけれども心に響く深い味わいがある、そんなお経がこの『ブッダのことば』です。
有名な「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉もこのお経で説かれています。私も大好きな経典です。
聖なるもののパワーは実際に人間の心身に作用し、歴史を動かしてきました。
そして現在でも多くの人がサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指し、巡礼の旅を続けています。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼と四国八十八カ所のお遍路・・・
国や文化も違えど、やはり「巡礼の旅」という点ではやはり共通点があります。
四国八十八カ所もおよそ1400kmの道のりで徒歩だと50日もかかる長旅。
この記事ではそんな巡礼の旅について考えていきます。
先の記事「カトリック巡礼の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着 スペイン編⑭」ではサンティアゴ・デ・コンポステーラが聖地となったのは9世紀初頭に聖ヤコブの遺骨が見つかったことがきっかけであることをお話ししました。
そしてここサンティアゴ・デ・コンポステーラはエルサレム、バチカンに並ぶカトリック三大巡礼地として非常に重要視されている聖地。
今回の記事ではこの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラと聖なるもののパワーという観点からお話ししていきます。
難民キャンプを後にすると、いよいよイエス・キリストが生まれたという、生誕教会へと私は向かいました。
この記事ではベツレヘムの生誕教会での体験を通してイエス・キリスト、ムハンマド、ブッダの生誕についても考えていきます。