ユゴー

神野正史フランス文学と歴史・文化

フランス革命とはどんな出来事だったのかをざっくりご紹介~神野正史著『世界史劇場 フランス革命の激流』を参考に

フランス革命とは一体どんな出来事だったのか。

教科書的な解説では「1789年に勃発した、パリ市民による絶対王政を打倒した革命」ということになりますでしょうが、実際これでは何のことだかあまりわかりません。

今回は前回に引き続きベレ出版の神野正史『世界史劇場 フランス革命の激流』を参考にフランス革命とはどんな出来事だったかをお話ししていきたいと思います。

神野正史フランス文学と歴史・文化

神野正史『世界史劇場 フランス革命の激流』~フランス革命のなぜと流れを知るならこの入門書!

この本は読んでいて本当にわかりやすいです。なぜその出来事が起こったのか、そしてそこからどう展開していくのかという歴史の流れを知ることができます。

この本はフランス革命の入門書として最適です。

歴史の勉強といえば、年号と人物などの暗記がメインだった学生時代。

これでは歴史の本当の面白さやその意義は見えてきませんよね。この本はその歴史というものに対する先入観も破壊してくれます。

カラムジンロシアの歴史・文化とドストエフスキー

カラムジン『ロシア人の見た十八世紀パリ』~憧れの都パリを見たロシア人文学者が受けた衝撃とは

カラムジンのこの本ではロシア人から見た憧れの都パリの圧倒的な魅力と負の側面、そして彼の見たパリの人々についての印象が率直に語られています。

華やかで美しい都パリのもうひとつの姿、それが悪臭と汚物まみれのパリでした。

パリは当時最も繁栄していたものの、同時にその繁栄による負の側面も尋常ではなかったのです。

これは意外と知られていない事実であります。

ロシア人たるカラムジンから見たパリの街並みは非常に興味深いものがありました