H・C・ヴォルプス『大作曲家 メンデルスゾーン』~曲紹介が充実のおすすめ伝記!
この伝記はメンデルスゾーンの入門書として非常に優れています。
彼の生涯が130ページほどでコンパクトにまとめられており、しかも読みやすく、面白い。
また、この伝記の特徴として、伝記部分を終えた後に60ページほどを使って曲の紹介をしている点が挙げられます。この本はメンデルスゾーンの曲を聴く際の貴重なガイドとなります。
この伝記はメンデルスゾーンの入門書として非常に優れています。
彼の生涯が130ページほどでコンパクトにまとめられており、しかも読みやすく、面白い。
また、この伝記の特徴として、伝記部分を終えた後に60ページほどを使って曲の紹介をしている点が挙げられます。この本はメンデルスゾーンの曲を聴く際の貴重なガイドとなります。
これまで作曲家の物語シリーズをひたすら読んできたわけですが、正直、一番好きになったとも言える人物がこのメンデルスゾーンでした
この伝記はあまりにドラマチックなメンデルスゾーンの生涯をひのまどかさん流の最高の語り口で堪能することができます。もうこれは読んで下さい!絶対に後悔しません!最高の読書体験になること請け合いです!
バルトークはハンガリー人として自分たちの音楽とは何なのか、そのルーツとは何なのかを生涯探究し続けました。この伝記では19世紀末から第二次世界大戦終結までのハンガリー事情を知ることができます。ハンガリーが当時どのような状況に置かれていたのか、そしてナチスとの関係もこの本で語られます。当時の時代背景も知れるおすすめの伝記です
ワーグナーの参考書は以前当ブログでも「樋口裕一『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』ワーグナーの特徴を知るためのおすすめ参考書!」の記事で紹介しましたが、『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』は彼の思想的な面がメインとなっていますので生涯を学ぶとなれば今回ご紹介するひのまどか著の『ワーグナー―バイロイトの長い坂道』がおすすめです。
ハイドンが活躍したのは18世紀中頃から19世紀初頭にかけての時期です。ベートーヴェンやモーツァルトに先駆けて音楽界をリードしていたのがこのハイドンです。
この伝記を読めば当時の音楽家が置かれていた境遇を知ることができます。この本のタイトルにもある「使い捨て作品」という意味も見えてきます
この伝記も非常に面白い作品でした
この伝記を読めばわかるのですがベートーヴェンはかなりめちゃくちゃな人間です。天才は日常生活においては完全なる不適合者であることが伝わってきます。
ですが、やはり人類史上屈指の天才は常人では想像もつかない偉業を成し遂げます。そんな天才の偉業がなされていく過程をこの本ではドラマチックに語っていきます。ものすごく面白いです。
バッハ(1685-1750)はドイツのライプツィヒを拠点に活躍していました。しかし人々は彼の真価を理解できず、彼の死後、その存在は忘れ去られてしまっていたのでした。
この本を読めば当時のキリスト教会の雰囲気やドイツの時代背景まで知ることができます。そしてそんな社会の中で孤軍奮闘するバッハの尋常ならざる戦いを目の当たりにすることになります。
ブラームスの伝記もこれまたものすごく面白かったです。ひのまどかさんの語り口の素晴らしさにはただただ脱帽です。私はもうすっかりファンになっています。もう憧れの域です。子供向けの本とありますが、間違いなくどんな人が読んでも心打たれる作品です。この「作曲家の物語シリーズ」は本当に驚くべき作品群です。
そしてこの伝記を読んで特に意外だったのは、シューベルトの引っ込み思案、謙虚さ、人のよさでした。普通、歴史に残るような天才は強烈なエゴを持っていたり、破天荒な生活を送るイメージですが、シューベルトは全く違いました。31歳にして命を落としてしまったのが非常に悔やまれます。
この本は第一次世界大戦後独立したチェコの初代大統領となったマサリクについての伝記です。彼は元々哲学の教授であり、その人徳から哲人大統領と呼ばれ国民から深く敬愛されていました。チェコがなぜこんなにも文化的なのか。思想、言葉を大切にしているのか。そうしたヒントがマサリクにもあるような気がしました。