中島俊郎『英国流 旅の作法 グランド・ツアーから庭園文化まで』~貴族の必須教養としての世界旅行を解説するおすすめ作品!
この本を読んで、メンデルスゾーンがグランド・ツアーに出掛けた理由が鮮明に見えてきたような気がしました。自身の教養を高め、実践によって「正確にして繊細」な感性を養い、同時に世界各地で人脈も広げていく。当時の有力な子弟の黄金パターンとしてメンデルスゾーンが旅に出たことがわかります。
西欧の旅文化・美学を知れる非常に面白い本です!おすすめ!
この本を読んで、メンデルスゾーンがグランド・ツアーに出掛けた理由が鮮明に見えてきたような気がしました。自身の教養を高め、実践によって「正確にして繊細」な感性を養い、同時に世界各地で人脈も広げていく。当時の有力な子弟の黄金パターンとしてメンデルスゾーンが旅に出たことがわかります。
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この本では名曲「スコットランド交響曲」がいかにして生まれてきたかを知ることができます
メンデルスゾーンにとって20歳のイギリス・スコットランド旅行がどんな意味を持っていたのか。
そしてその旅とはいかなるものだったのか。
この本を読めば実際にメンデルスゾーンが辿ったイギリス・スコットランドの風景を見てみたくなります。
『赤ずきん』や『ヘンゼルとグレーテル』、ディズニー作品にもなった『白雪姫』などなど、グリム童話は私たちにも馴染み深い作品です
そんなグリム兄弟がメンデルスゾーン家のサロンに出入りしていたという驚きから彼らの童話を読んだわけですが、これはいい経験になりました
ぜひぜひ、大人になった今だからこそ手に取ってみてはいかがでしょうか
アンデルセンの原作とディズニー映画の違い、特に「ありのまま」ということについてこの記事では考えていきます。
ある意味、『アナと雪の女王』は私達の置かれている時代背景、時代精神を表している鏡です。つまり、私達の心の要求、不安、悩みがそこに投影されていると言えます。
皆さんにとって意外に思われる内容をこの記事ではお話ししていくことになります。
子供の時以来のアンデルセン童話は想像していたよりもはるかに奥深い作品でした。
そこには大人だからこそわかる物語の繊細さがあります。大人になって色んな経験をし、人生について様々な思いがあるからこそ見えてくるアンデルセン童話の味わい。
この切なさ、繊細な感受性をぜひ味わってみて下さい。本当に面白いです。おすすめです!
19世紀を代表する作曲家メンデルスゾーン、デンマークの童話作家アンデルセン、スウェーデンの歌姫ジェニー・リンド。これら3人の大芸術家たちが織り成す物語。そして中野京子さんの筆が冴える冴える!とにかく面白い作品です!面白過ぎてあっという間に読んでしまいました。音楽ファンならずとも楽しめること請け合いです!
こんなに面白い伝記作品たちに出会えて私は幸せです!
歴史に残る大音楽家たちの人生を当時の時代背景と共に学べる最高の伝記です。
著者のひのまどかさんの圧倒的な語りにはただただ脱帽です。衝撃の面白さです!
クラシック音楽に縁のなかった人こそぜひ読んでみて下さい!私もこの作品を通してはじめてクラシックとつながることができました!
この伝記では天才リストの精神的な苦悩についてもかなり語られます。
私生活の問題、家庭内の問題もそうですが、そこに宗教的な問題もリストが抱えていたというのは驚きでした。聖職者になろうとするまで信仰問題について思い詰めていたというのは意外でした。
この本はそんな彼の伝記に加えて、巻末には作品解説まで収録されています。
ベートーヴェンがこの曲を生み出した背景には何があったのか。そして同時代人たちはその時何を思い、どんなことをしていたのか。
これは私にとって非常に興味深いものがありました。また、これほどシラーについて詳しく書かれている本はかなり貴重です。
私も生でベートーヴェンの『第九』を聴きたくなりました。
クラシック音楽とはそもそも何なのか。コンサートという仕組みはそもそもどういう成り立ちで生まれてきたのか、またそこに込められた意味合いはどういうものなのか。社会の歴史、文化、思想とどのようなつながりがあるのか。こうしたことを広い視野で見ていけるこの作品はとても面白い1冊でした。ぜひぜひおすすめしたい作品です。