悪意ある人はなぜ悪口や詭弁、誹謗中傷を利用するのか~その仕組みと対処法とは!チェコの天才作家チャペックによる護心術
この記事では悪意ある人間がいかにして悪口や誹謗中傷を利用して敵をやっつけようとするのかを見ていきます。
最近、誹謗中傷の問題がどんどん大きくなってきています。
悪口や誹謗中傷から自分の身を守るためにもとてもおすすめな内容です
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最近、誹謗中傷の問題がどんどん大きくなってきています。
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チャペックは作家としてだけでなく、ジャーナリストとしての顔もありました。 そして彼は第二次世界大戦直前、ナチスに呑み込まれゆくチェコを憂い、筆で抵抗を続けました。 この本ではそうしたチャペックのファシズム批判や共産主義批判を読むことができます。
この本は第一次世界大戦後独立したチェコの初代大統領となったマサリクについての伝記です。彼は元々哲学の教授であり、その人徳から哲人大統領と呼ばれ国民から深く敬愛されていました。チェコがなぜこんなにも文化的なのか。思想、言葉を大切にしているのか。そうしたヒントがマサリクにもあるような気がしました。
この作品は『ロボット』や『山椒魚戦争』で有名なプラハの天才作家によるイギリス旅行記です。
チェコ人である彼が覇権国家イギリスを訪れ、外国人から見たイギリスを彼らしいユーモアを交えて紹介していきます。
彼はあのベイカー街を訪れています。チャペックもホームズのことが大好きなんだなと感じました。こういう一面を知れるのも旅行記の嬉しいところです
この作品は戯曲形式で書かれたSFで、ページ数にして文庫本で150頁少々とかなりコンパクトな作品となっています。ですが彼の代表作『ロボット』と同じく、驚くべき濃密さです。物語に引き込まれてあっという間に読み切ってしまいました。この作品もチャペックの魅力がこれでもかと詰まっています。非常におすすめな作品です。
2021年11月4、5日の2日間にわたって函館市高齢者大学講座にて講演をさせて頂きました。
今回はアウシュヴィッツ収容所を訪れた時の体験を中心にお話をさせて頂きました。
講義の前半では私が何を見て何を感じたのかということをお話し、後半は浄土真宗の開祖親鸞聖人の言葉からアウシュヴィッツという出来事を考えていきました。
普通、SFもののスリリングな展開なら宇宙人とか怪物、機械などもっと恐ろしいものを選びますよね。ですがチャペックは一味違います。何と言っても山椒魚。正直ちょっとかわいいくらいの存在です。ですがチャペックの筆にかかるとその不気味さは宇宙人や怪物をはるかに超えてきます。そしてナチズム、全体主義に対する批判もこの作品には込められています。
チャペックはこの作品でドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の「大審問官の章」を意識しています。「大審問官の章」は神の絶対性や真理と人間の問題をこれ以上ない位に鋭くえぐり出しています。『カラマーゾフの兄弟』を読んだ方ならきっと驚くと思います。前回の記事で紹介した『ロボット』も驚くべき作品でしたがこの作品も衝撃的でした
私は時間も忘れて一気に読んでしまいました。これほどの作品に出会えるのはなかなかありません。これは名作中の名作と言っても過言ではありません。凄まじい作品です。
私はカフカ作品も好きですが、正直、このチャペックには参ってしまいました。ジャンルは違いますが『変身』と比べてもまったく遜色ない位素晴らしい作品だと思います。
この作品はチェコを代表する作家チャペックのことを知るには最適です。「ロボット」という言葉の生みの親である彼の生涯や思想、作品をわかりやすく解説してくれます。
チャペック作品と合わせてこの本を読むことでよりチャペック作品を楽しむことができます。
とてもわかりやすく、読みやすい本ですのでおすすめです。