親鸞とドストエフスキー・世界文学

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

三好徹『チェ・ゲバラ伝』~キューバ革命を代表する革命家チェ・ゲバラの生涯と思想を知るのにおすすめの伝記

私が『ドン・キホーテ』を読もうと思ったのはゲバラのおかげです。「ゲバラほどの男が愛していた『ドン・キホーテ』は一体どんなにすごい本なのだろう」、そう思ったからこそ私は『ドン・キホーテ』に初めて手を伸ばしたのです。

今では『ドン・キホーテ』は私のライフワークのようなものになっています。この作品は一生読み続けていくことでしょう。

私にとってチェ・ゲバラという存在は私とドン・キホーテを繋いでくれた大恩人なのでありました。

その大恩人のことを知れる素晴らしい伝記が本作『チェ・ゲバラ伝』になります。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

ウナムーノ『ドン・キホーテとサンチョの生涯』~ドン・キホーテ愛溢れる名著!読めば元気が出るおすすめ作品!

私はこの作品を読んで感激しました。「こんなに『ドン・キホーテ』を読み込み、熱き思いを語る人がいるんだ!」と胸が熱くなりました。「愛」そのものですね!それが伝わってくるんです!これはすごい作品です。

この作品は『ドン・キホーテ』ファン必読の名著中の名著です。

タイトルにも書きましたが、この作品は読めば元気が湧いてくる名著です。現代日本においてもこの作品は圧倒的に大きな意味があると私は信じています。私はこれからも折に触れてこの本を読み返していきたいなと強く感じています。それほどこの作品のパワーはすさまじいです。

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佐々木孝『ドン・キホーテの哲学 ウナムーノの思想と生涯』~南欧のキルケゴールと呼ばれたスペインの哲学者とドン・キホーテ

ウナムーノはスペインの哲学者で「南欧のキルケゴール」の異名を持つ人物です。

タイトルにもありますようにウナムーノの思想は『ドン・キホーテ』と切っても切れない関係です。『ドン・キホーテ』を学ぶ上でもウナムーノを知ることは非常に大きな意味があります。

この本ではスペインの哲学者ウナムーノの生涯と思想が初学者でもわかりやすいようにまとめられています。

これは面白い作品でした。日本ではなかなかマイナーな哲学者でありますが、ぜひこの人の存在が少しでも広まってくれることを願っています。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

T・ブルフィンチ『新訳 アーサー王物語』あらすじ解説と感想~イギリス中世騎士物語の王道!ドン・キホーテとのつながりも

この本は膨大な『アーサー王物語』の大まかな概要を掴むためのガイドブックとして編集された作品になります。

これはぜひおすすめしたい作品です。物語もドラマチックで楽しむことができました。この物語が現代のファンタジーやゲーム作品などにも大きな影響を与えているというのも納得です。聖剣エクスカリバーや聖杯伝説などは現代を生きる私たちにとってもワクワクさせるものがあります。物語展開の王道中の王道とこの作品は言えるのではないでしょうか。

『ドン・キホーテ』との繋がりを考えながら読むのも興味深かったです

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

M・J・ドハティ『図説アーサー王と円卓の騎士』~アーサー王物語の概要と歴史を学ぶのにおすすめの解説書!

中世の騎士物語といえば「アーサー王物語」は外すことができません。

「アーサー王物語」といえばその内容は知らずとも一度は聞いたことがある名前ですよね。

そして実はこの物語の中であの有名な「円卓の騎士」や「聖杯伝説」、「聖剣エクスカリバー」が語られます。これは興味深いです。

図版も多数ですので視覚的にも優しい作りとなっていますので読みやすさも抜群です。

アーサー王入門に最適の一冊だと思います。これは非常にありがたい作品でした。

ぜひおすすめしたいガイドブックです。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

F・ギース『中世ヨーロッパの騎士』~中世騎士の成り立ちと歴史を知るのにおすすめの解説書

この本は『ドン・キホーテ』に描かれる騎士の世界が実際にどのようなものだったかということを解説してくれる作品になります。

この本を読めば騎士の始まりやドン・キホーテが奉じる騎士道とは何かということもかなり詳しく知ることができます。

特に十字軍と騎士道のつながりは非常に興味深いものがありました。

『ドン・キホーテ』が大好きな私にとってこの本はとても刺激的で面白い作品でした。

ぜひおすすめしたい作品です。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

池上俊一『図説 騎士の世界』概要と感想~ドン・キホーテが狂った中世の騎士の歴史を知るのにおすすめのガイドブック

「騎士道」という言葉は知っていてもその実態がどのようなものだったかは意外とわからないですよね。

『ドン・キホーテ』はそれ単体でも最高に面白い作品ですが、中世の騎士たちの姿を知ることでより楽しむことができるのではないでしょうか。

図版やイラストも多数掲載されているので視覚的にも非常にわかりやすい作品です。解説の文章も読みやすく、入門書として非常に優れたガイドブックとなっています。

ぜひぜひおすすめしたい作品です。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

アーヴィング『アルハンブラ物語』あらすじと感想~魅惑のスペイン紀行!世界遺産アルハンブラ宮殿に行くならぜひおすすめ!

アーヴィングは1829年にここグラナダに旅行し、アルハンブラ宮殿に滞在しました。

その旅を基に書かれた作品が『アルハンブラ物語』で、この本がきっかけで西欧社会にアルハンブラ宮殿が知られるようになりました。

この本を読めば間違いなく現地に行きたくなります。もしすでに行く予定が決まっている方はぜひこの本を読んでみて下さい。現地に行ったら何倍も楽しめること間違いなしです。旅に出るまでのモチベーションアップに絶大なる威力を発揮する作品です。

スペインの文化を知る上でもこの本は非常に素晴らしいものとなっています。ぜひおすすめしたい作品です。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

トーマス・マン『ドン・キホーテとともに海を渡る』~全読書人に贈りたい「旅と本」についての珠玉の1冊!

『ドン・キホーテとともに海を渡る』では船旅の最中に読んだ『ドン・キホーテ』に関するマンの思いを知ることができます。

旅行記としても非常に楽しめる作品で、私もわくわくしながらこの作品を読むことができました。やはり旅行記っていいですよね。しかも文豪トーマス・マンによる旅行記なのですからさらに嬉しいです。

タイトルにも書きましたようにこの作品は「旅と本」を愛する全ての方にお届けしたい珠玉の名作です。

カフカの街プラハとチェコ文学

チャペック『マクロプロスの処方箋』あらすじと感想~不老不死は幸せ?人間の根本問題を問う傑作!

素晴らしい素晴らしい素晴らしい!

これぞチャペック!

今この本が出版された意味はとてつもなく大きいのではないでしょうか!

なんたる読後感!!あぁ!!

とにかくすごいです。これは仏教書としてもぜひ推薦したいです。読めばわかります。凄まじい作品です。

私はカフカも好きですが正直チャペックにはとにかく驚かされました。「こんなすごい人がチェコにいたのか!」と度肝を抜かれたほどです。ぜひこの偉大な作家の素晴らしい作品を知って頂けたらなと思います。