MENU

ようこそお越しくださいました。初めて当ブログへお越しの皆様へのご案内。まずはこちらへどうぞ

上田隆弘
目次

ようこそお越しくださいました。初めて当ブログへお越しの皆様へのご案内。まずはこちらへどうぞ

はじめまして。当ブログの管理人上田隆弘と申します。

このブログは、ブログタイトルにもありますように自問自答をモットーに日々の生活の中の様々なことに目を向け言葉を綴ってみようという私の試みから始まりました。

ですが皆さんもお気づきのように、いつの間にか「旅と読書のブログ」へと変貌を遂げていたのでありました。しかも記事の数も2000を越えようかという分量になり、最近では「何を読んだらよいかわからない」というお声を頂くことが増えてきて参りました。

というわけでこの記事では当ブログ内の大まかなご案内をしていきたいと思います。

まずは自己紹介ですが、こちらの「自己紹介ページ」にて私の経歴等々を記しております。

そしてここからはメインのコンテンツを順に紹介していきます。

仏教コラム+α

このカテゴリーではタイトル通り仏教に関するコラムやお知らせを投稿しています。「僧侶の日記」は仏教に限らず日々のことで思ったことや、おすすめの本などを紹介しています。

仏教コラムでは「お釈迦様のことばに聞く」というテーマで連載記事を書いています。現在は「仏教書データベース」の記事の更新で仏教コラムの更新がストップしていますが、いずれこちらも再開したいと考えております。

仏教書データベース

インド思想と文化、歴史
インドにおける仏教
スリランカ、ネパール、東南アジアの仏教
中国仏教と思想・歴史
日本仏教とその歴史

2023年6月上旬をもって「親鸞とドストエフスキー」の記事の更新が一段落したため、ここから先は当ブログでも仏教についての更新へと進んでいきます。

この仏教書データベースではインドや東南アジア、中国、日本とそれぞれの歴史や文化、思想を学ぶためのおすすめ本を紹介していきます。

現地写真から見るブッダの生涯

私は2024年2月から3月にかけてインドのブッダゆかりの地を巡りました。
その体験を基にこの連載記事【仏教講座・現地写真から見るブッダ(お釈迦様)の生涯】は書かれています。
この連載でご紹介する写真は基本的には私が現地で撮影してきたものになります。

やはり実際にブッダが生きておられた場所を訪れると、
これまで本や写真だけで知っていた世界とは異なるものを感じます。
この連載記事でも現地ならではの体験を織り交ぜてお話ししていきます。

また、この連載記事の特徴として、
ブッダの生涯だけでなく当時の時代背景にもスポットを当てた点をぜひ強調したいと思います。

「宗教は宗教だけにあらず」

これは私が仏教を学ぶ上で大切にしている視点です。

この連載記事を読めばブッダの生涯だけでなく当時のインド社会の雰囲気も感じて頂けることでしょう。
これはきっと皆さんにとっても刺激的な体験になると思います。
意外な発見が満載で、私達日本人が想像するインドとは違う世界をご紹介することになります。

仏教入門と言いますと固くて読みにくいイメージがあるかもしれませんが、
この連載は仏教を知らない方でも「一つの読み物」として楽しんで頂けるようにと執筆しました。
きっと「へぇ~!そうなんだ!」と興味を持って読んで頂けるのではないかと信じています。

「宗教や仏教を学ぶ」と言いますと肩肘張ったものになってしまうかもしれませんが、
ぜひ気楽にブッダという一人の偉人の生涯に触れて頂けたらなと思います。

インド・スリランカ 仏跡紀行

2023年8月下旬、私はインドに向かいました。

33歳にして初めてのインド・・・。

三島由紀夫は生前こう言っていたそうです。「インドには、人それぞれに行く時期が必ず自然に訪れる」と。

インドの旅は私の「宗教を巡る旅」の終着点でもあります。様々な宗教や文化を学んできた私にとって、やはり最後に行き着く場所は仏教誕生の地インドでなければなりません。

世界一周記

あわせて読みたい
世界一周紀行~世界の宗教と歴史を巡る旅―僧侶の私がなぜ旅に出たのか 私は2019年3月末から80日をかけて13カ国を巡る世界一周の旅に出ました。 そのルートはタンザニア→トルコ→イスラエル→ポーランド→チェコ→オーストリア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→イタリア・バチカン→スペイン→アメリカ→キューバです。 この記事では私がなぜ世界一周の旅に出たのかをお話ししていきます。

私は「宗教とは何か」をテーマに2019年3月末から80日をかけて13カ国を巡る世界一周の旅に出ました。 そのルートはタンザニア→トルコ→イスラエル→ポーランド→チェコ→オーストリア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→イタリア・バチカン→スペイン→アメリカ→キューバです。

この旅については上の記事でお話ししていますのでここではこれ以上は述べませんが、2019年の旅の記録をこのカテゴリーで紹介しています。

「僧侶なのに仏教誕生の国インドに行かないの?」と思われた方もおられるかもしれませんが、私にとって「宗教とはそもそも何なのか」を問うた大切な旅です。

現在北海道新聞にて連載中の『回想の世界一周』や全国9紙で連載した『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』はこの旅行記がベースとなっています。

普段なかなか見ることのない宗教の聖地や現地の様子を僧侶の視点から綴った旅行記です。普通の旅行記とは一風変わった視点の旅行記となっていますのでぜひご覧になって頂けましたら幸いです。

あわせて読みたい
【旅行記】世界一周記 ヨーロッパ・親鸞とドストエフスキーの旅 私は2019年に80日をかけて13か国を巡る世界一周の旅に出ました。 そして2022年、再び私は「親鸞とドストエフスキー」をテーマにヨーロッパを巡り、その体験をまとめました。旅行記として気軽に楽しんでいただければ幸いです。 「宗教とは何か。自分にとっての仏教は何か」を問い続けた私の原点がここにあります。

親鸞とドストエフスキー・世界文学

当ブログへ来られた方が最も驚くのはこの「親鸞とドストエフスキー・世界文学」の記事の多さだと思います。そして最も「うっ」と思われるのもまさにここだと思います。「なんか難しそう・・・これは失礼して退散しよう・・・」と思われた方も多いかもしれません。

ですが皆さん、少しだけ私の話をお聞きください。

親鸞とドストエフスキー。

平安末期から鎌倉時代に生きた僧侶と、片や19世紀ロシアを代表する文豪。

全く関係のなさそうな2人ですが実は重大なつながりがあるとしたらいかがでしょうか。

私は浄土真宗の僧侶として親鸞聖人の教えをこれまで学んできました。

そして2019年の世界一周の旅を通して、改めて私は「宗教とは何か、仏教とは何か」という問いを考えさせられました。

そしてそんな時に出会ったのがドストエフスキーという作家だったのです。

あわせて読みたい
「なぜ僧侶の私がドストエフスキーや世界文学を?」記事一覧~親鸞とドストエフスキーの驚くべき共通点 親鸞とドストエフスキー。 平安末期から鎌倉時代に生きた僧侶と、片や19世紀ロシアを代表する文豪。 全く関係のなさそうな2人ですが実は重大なつながりがあるとしたらいかがでしょうか。 このまとめ記事ではそうした私とドストエフスキーの出会いと、なぜ僧侶である私がドストエフスキーを学ばなければならないのかを紹介しています。

この一覧記事の中で私がなぜ親鸞を学ぶためにドストエフスキーを読もうとしたのかが全て書かれていますので、順を追って読んで頂けましたら幸いです。

「親鸞にせよドストエフスキーにせよ、現代を生きる上で何の関係があるの?」と思われる方も多いと思います。ですが、実は関係があるどころの話ではないのです。人生においていかに生きるべきか、この世界を生きるというのはどういうことなのかということを極限まで突き詰めた二人です。この二人を学ぶことは私達の人生そのものを問うていくことに他なりません。

こう言ってしまうと「また難しそうだな・・・固いな・・・」と思われるかもしれませんが、もう少しお待ちください!笑

当ブログでは何も難しい哲学談義をしようとは一切しておりません。当ブログでは基本的に私が読んだ面白い本をご紹介するというスタンスで更新しています。

この本にはどんなことが書かれていて、どこが面白いのか。そしてそれを読むことでどんなことが見えてくるのか、そうしたことを記事でお話ししていきます。つまり、まさしく本紹介そのもの。私は学者ではありません。その道の専門家ではない私がある事柄に対してわかったかのようなことをいうことはできません。できるのは「この本面白かったですよ!ぜひ読んでみて下さい!」という案内だけです。

当ブログではドストエフスキーやトルストイ、シェイクスピアなど古典の名作から現代史のノンフィクションまで様々なジャンルの本を紹介しています。はてはフェルメールやクラシック音楽など一見それぞれバラバラなようにも見えるかもしれませんが、それらは全て「親鸞とドストエフスキー」というテーマに直結しています。さらにいえば、そこから仏教、宗教、人間そのものへと繋がっています。私の中ではそれら全てが一体のものであり、それぞれが密接に絡み合って存在しています。

一冊一冊の本はそれ単独で存在しているのではなく、一冊読む度に世界の新たなつながりが見えてきます。読む度に知らない世界が増えていく、それが読書の魅力だと思います。

当ブログのイチオシ!ドストエフスキーの旅

あわせて読みたい
当ブログのイチオシ!「ドストエフスキーの旅」三部作~私の渾身のヨーロッパ旅行記を紹介します この旅行記はドストエフスキーを知らない方にも楽しんで頂けるよう執筆しました。 また、ロシアのドストエフスキーゆかりの地巡りは数多くあれどヨーロッパに特化して書かれたものはなかなかありません。そうした意味でもドストエフスキーを愛する方々にも微力ながらお役に立てるのではないかと僭越ながら感じております。

そして当ブログの中でも特におすすめしたいのがこちらの「ドストエフスキーの旅三部作」です。

『秋に記す夏の印象 パリ・ジョージアの旅』
『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』
『劇場都市ローマの美~ドストエフスキーとベルニーニ巡礼』

上でも紹介しましたように私は2019年に世界一周の旅に出ました。

そして2022年に今度は「ドストエフスキーの旅」というテーマでヨーロッパを旅しました。

その第一弾が『秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅』です。

『秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅』

あわせて読みたい
上田隆弘『秋に記す夏の印象 パリ・ジョージアの旅』~ドストエフスキーとトルストイを学ぶ旅 2022年8月中旬から九月の中旬までおよそ1か月、私はジョージアを中心にヨーロッパを旅してきました。 フランス、ベルギー、オランダ、ジョージア・アルメニアを訪れた今回の旅。 その最大の目的はジョージア北部のコーカサス山脈を見に行くことでした。 私は「親鸞とドストエフスキー」をテーマにここ三年間研究を続けてきました。そして今年に入ってドストエフスキーをもっと知るために正反対の存在と言われるトルストイのことも学ぶことになりました。 そしてその過程で知ったのがこのコーカサスの山々だったのです。

2022年8月中旬から9月の中旬までおよそ1か月、私はジョージアを中心にヨーロッパを旅してきました。

フランス、ベルギー、オランダ、ジョージア・アルメニアを訪れたこの旅。

日本人にはあまり馴染みのないジョージアやアルメニアという国をメインに据えた旅ですが、日本と全く異なる世界を体感できた経験はとても貴重なものになりました。

その中でも特におすすめは以下の記事たちです。これらは予備知識なくとも楽しめる内容となっていますのでぜひ気軽に見て頂けたら幸いです。

あわせて読みたい
(12)『サモトラケのニケ』が好きすぎる!その魅力と歴史、超絶技巧について解説!~ぜひおすすめした... ルーブルの至宝『サモトラケのニケ』。 この作品は1863年にエーゲ海のサモトラケ島で発見された彫刻で、「ニケ」というのは「女神」を意味する言葉です。 そしてこのニケはヘレニズム期の紀元前190年頃に制作されたと考えられています。 この彫刻は私がパリで最も強烈な印象を受けた芸術作品になりました。あまりの美しさに完全に魅了されてしまいました。 この記事ではそんなニケの魅力についてお話ししていきます。
あわせて読みたい
(19)フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』のオリジナルは想像をはるかに超えた傑作だった マウリッツハイス美術館にはもうひとつ、フェルメールファン必見の名画があります。 それがあの『真珠の耳飾りの少女』です。 実は私はこの絵にそこまでの期待をしていませんでした。私は『デルフト』が一番好きなのであって、この絵には元々あまり興味がなかったのです。 ですが、そうした私の思いはこの日を境にがらっと変わりました。こんなにすごい絵だったとは!
あわせて読みたい
(30)ジュタバレーでドストエフスキーの『死の家』を見出す~カフカース滞在で最も印象に残った地 この日の目的地はジュタバレーという、カフカースにおいても特に素晴らしい景色を楽しめることで有名な秘境。 何もかもがどうでもよくなるくらい圧倒的な景色がそこに広がっていました。 トルストイもきっとこんな景色を見ていたのでしょう。 このジュタバレーでの経験はこの旅の最大の収穫となりました。私はカフカースでドストエフスキーの『死の家』を見出したのです。

『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』

あわせて読みたい
『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』~文豪の運命を変えた妻との一世一代の... この旅行記は2022年に私が「親鸞とドストエフスキー」をテーマにヨーロッパを旅した際の記録になります。 ドイツ、スイス、イタリア、チェコとドストエフスキー夫妻は旅をしました。その旅路を私も追体験し、彼の人生を変えることになった運命の旅に思いを馳せることになりました。私の渾身の旅行記です。ぜひご一読ください。

2022年11月初旬から12月末にかけて、私は再びヨーロッパを旅しました。

ドイツ、スイス、イタリア、チェコ。

これらの国を私は巡ったわけですが、私がこれらの国を訪れたのはロシアの文豪ドストエフスキーゆかりの地であるからです。ドストエフスキーは妻アンナ夫人と共にこれらの国を4年かけて巡っています。そして私もその旅路を辿ろうというのがこの旅の大きな目的です。

フョードル・ドストエフスキー(1821-1881)Wikipediaより

私は2019年夏からの3年半、「親鸞とドストエフスキー」をテーマに学び続けてきました。そしてその集大成として私はこの旅を計画したのでありました。

そしてこの旅行記は単なる旅行記ではありません。この旅行記はドストエフスキーの伝記とのハイブリッドになっています。つまり、これを読めばドストエフスキーの人となりやその波乱万丈の生涯を知ることができます。

ドストエフスキーといえば『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』などの重厚な長編小説で有名です。「難しくて陰鬱で重たい小説家」、きっとそんなイメージが皆さんにもあるのではないでしょうか。ですがこの旅行記ではそんなドストエフスキーとは全く異なる姿を皆さんにご紹介していきます。

ギャンブル中毒で妻を泣かせ続けたダメ人間ドストエフスキー。

愛妻家ドストエフスキー。

子煩悩ドストエフスキー。

最高のパートナーを得てギャンブル中毒を克服したドストエフスキー。

コーヒーを得意になって碾くドストエフスキー。

様々なドストエフスキーをこの旅行記では紹介していきます。

私はドストエフスキーとアンナ夫人のドラマチックな旅が好きで好きでたまりません。

実はこの旅行記のメインはドストエフスキーよりもその妻アンナ夫人にあります。上の記事でそのことについてもお話ししていますのでまずは上の第一回目の記事をご参照頂けたらと思います。

この旅行記はドストエフスキーのことを全く知らない方でも楽しめるように書くことを心掛けました。「有名なドストエフスキーってこんな人だったんだ!」と驚いてもらえる旅行記となっています。

そしてこの旅行記のモデルとなったのはひのまどかさんの「作曲家の物語シリーズ」です。

あわせて読みたい
ひのまどか「作曲家の物語シリーズ」20作品一覧~クラシック入門のおすすめ本!時代背景と文化も学べ... こんなに面白い伝記作品たちに出会えて私は幸せです! 歴史に残る大音楽家たちの人生を当時の時代背景と共に学べる最高の伝記です。 著者のひのまどかさんの圧倒的な語りにはただただ脱帽です。衝撃の面白さです! クラシック音楽に縁のなかった人こそぜひ読んでみて下さい!私もこの作品を通してはじめてクラシックとつながることができました!

伝記でありながら当時の時代背景までわかりやすく記し、さらには著者のひのまどかさんが現地で取材し、その様子も作品に織り込んでいます。これは本当に素晴らしい伝記です。私も大好きなシリーズです。私もひのまどかさんに倣い、自分の足でドストエフスキーゆかりの地を巡り、彼の足跡に思いを馳せながらこの旅行記を執筆しました。

『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』は当ブログ内でも特に皆さんにおすすめしたい記事となっています。

以下は現地の様子とドストエフスキーについてのエピソードをお話ししたおすすめの記事です。

これらの記事を読んで興味が湧きましたらぜひ最初から順番通りに読まれることを強くおすすめします。この旅行記はまさにドストエフスキー夫妻の物語と連動しています。彼らの波乱万丈の生涯は並の小説よりもはるかに面白いです。ぜひ最初から読んで頂けると幸いです。

あわせて読みたい
借金取りを撃退した『らんまん』の寿恵子さんとドストエフスキーの妻アンナ夫人がそっくりなのではない... 今週のNHK朝ドラ『らんまん』で借金取りを見事に追い返した寿恵子さんを見て、私はドストエフスキーの妻アンナ夫人を連想せずにはいられませんでした。 アンナ夫人も生活能力ゼロのドストエフスキーを支え、原稿の清書、出版まで手掛け、さらには借金取りも撃退しています。 この記事ではそんな二人の共通点やドストエフスキー夫妻の意外な一面についてお話ししていきます。
あわせて読みたい
(13)ドイツ、バーデン・バーデン散策!カジノに狂ったドストエフスキーの足跡を辿る この記事でぜひ皆さんに紹介したいものがあります。これは全世界に声を大にして伝えたいです!ここバーデン・バーデンに世界最高レベルの傑作彫刻があるのだと! バーデン・バーデンでの日々はこの旅で最も強い衝撃を受けたものになりました。この旅のハイライトです! ドストエフスキーが狂ったカジノ、山の中の散歩道、丘の上に立つドストエフスキーの彫刻、ぜひ皆さんにお薦めしたい記事となっています。
あわせて読みたい
(15)ホルバインの『墓の中の死せるキリスト』に衝撃を受けるドストエフスキー~『白痴』にも大きな影... バーデン・バーデンでの地獄の5週間を過ごしたドストエフスキー夫妻はスイスのジュネーブへ向けて旅立ちました。 そしてその途中、バーゼルという街で二人は1泊しある絵を観に行くことになります。 それがハンス・ホルバイン作『墓の中の死せるキリスト」という絵でした。 この絵はドストエフスキーに強いショックを与え、彼の長編『白痴』にも大きな影響を与えることになります。
あわせて読みたい
(28)温泉地バート・エムスのドストエフスキーゆかりの地を訪ねて~結婚後10年経っても夫人に熱烈なラ... 私にとってバート・エムスはドストエフスキーのアンナ夫人への愛を感じられる象徴的な場所です。 結婚後10年経っても妻を熱愛したドストエフスキー。 彼はエムスからアンナ夫人に熱烈なラブレターを送り続けます。 あの『悪霊』を書いた文豪とは思えぬほどのデレデレぶりをぜひ皆さんにお目にかけたいと思います。 愛妻家としてのドストエフスキーを知るならここを超える場所はないのではないだろうかと私は感じています。

『劇場都市ローマの美~ドストエフスキーとベルニーニ巡礼』

あわせて読みたい
【ローマ旅行記】『劇場都市ローマの美~ドストエフスキーとベルニーニ巡礼』~古代ローマと美の殿堂ロ... 私もローマの魅力にすっかりとりつかれた一人です。この旅行記ではローマの素晴らしき芸術たちの魅力を余すことなくご紹介していきます。 「ドストエフスキーとローマ」と言うと固く感じられるかもしれませんが全くそんなことはないのでご安心ください。これはローマの美しさに惚れ込んでしまった私のローマへの愛を込めた旅行記です。気軽に読んで頂ければ幸いです。

上で述べましたように、私は11月初旬から12月まで「ドストエフスキーの旅」と題してヨーロッパを旅しました。そしてその旅行記の中ではお話ししませんでしたが、実は私はこの日程の中でローマも訪れていたのでありました。

私もローマの魅力にすっかりとりつかれた一人です。この旅行記ではローマの素晴らしき芸術たちの魅力を余すことなくご紹介していきます。

「ドストエフスキーとローマ」と言うと固く感じられるかもしれませんが全くそんなことはないのでご安心ください。これはローマの美しさに惚れ込んでしまった私のローマへの愛を込めた旅行記です。気軽に読んで頂ければ幸いです。

以下、特におすすめの記事をいくつかご紹介します。もちろん、この旅行記も順繰り読んでいかれた方がより楽しめるのはもちろんですが、単発のコンテンツだけでも楽しめるように記事を作っています。ぜひ気軽にご覧ください。単なる観光ガイド的な解説から一歩踏み込んだ内容をこれらの記事でお話ししていきます。「え?ローマってこんな面白い場所なんだ!」とびっくりすると思います。

ローマはとてつもなく奥深いです。知れば知るほど興味深い事柄が出てきます。面白いったらありません。すっかり私はローマの虜です。ぜひ皆さんもローマの魅力を味わって頂けたら幸いです。

あわせて読みたい
僧侶ならではのローマおすすめ観光スポット15選!王道からマニアックな教会まで美の極致を味わい尽くす! この記事では私も大好きなローマのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。 サン・ピエトロ大聖堂やコロッセオなどの有名どころだけではなく、観光客があまり訪れないマニアックな教会もこの記事ではご紹介していきます。 ローマは実に素晴らしい街です。ですがあまりに見どころが多すぎるが故の罠もあります。ぜひ当ブログの記事が皆様のお役に立てれば何よりでございます。
あわせて読みたい
(42)ローマ・カトリックを批判したドストエフスキーは美の殿堂・劇場都市ローマに何を思うのだろうか 私にとってはこのローマの滞在中、片時もドストエフスキーを忘れたことはありませんでした。私はこのヨーロッパ滞在中常にドストエフスキーと共にいました。 ではこのローマ滞在においてドストエフスキーは実際にローマをどう思ったのでしょうか。
あわせて読みたい
(13)関係者以外立入禁止のバチカン市国内部を特別に見学!サン・ピエトロ大聖堂の貴重な裏側も! バチカン市国には国家としての機構も当然あります。銀行や郵便局、裁判所などなど様々な施設が領内に存在します。ただ、大聖堂や美術館以外のエリアは関係者以外は立ち入り禁止のため、それらを目にすることは一般観光客にはできません。 ですが、なんと!そこに私は入場できることになったのでした! この記事ではそんな私の体験をお伝えします。普段見ることのできないバチカンの姿を皆さんにご紹介します。
あわせて読みたい
(21)ベルニーニ『バルダッキーノ』~サン・ピエトロ大聖堂で一際目を引く傑作ブロンズ像!パンテオン... ローマ・カトリックの総本山バチカンの象徴サン・ピエトロ大聖堂。その中央祭壇にどんと鎮座するのが何を隠そうベルニーニ作のバルダッキーノです。 ブロンズで作られたこの巨大なバルダッキーノ。ひねりが加わった柱に黒々としたその巨体。私も2019年に初めてこれを見た時には度肝を抜かれました。まさに言葉を失ってしまうほどの衝撃でした。
あわせて読みたい
(27)ベルニーニ『聖テレジアの法悦』~バロック美術の最高傑作!コルナーロ礼拝堂の驚異のイリュージ... 官能的とすらいえるほどの恍惚境が表現された衝撃的な彫刻です。 実際に現場で観てみた私も衝撃を受けました。この彫刻がバロックの最高傑作と言われるのがよくわかります。 私はローマ滞在中何度もこの教会を訪れました。何度観ても感嘆してしまいます。電気もライトもない時代にこれほど完璧に光を操ったというのは衝撃的としか言いようがありません。ベルニーニ恐るべしです。

おわりに

ドストエフスキーを学び始めてからもう間もなく4年になろうとしています。その集大成が上の旅行記でした。

私個人としてはこれから仏教の研究に突入していきます。いよいよ私は本丸に帰ってきました。インド、アジア、中国、日本とこれから仏教が伝えられてきたルートに沿ってその歴史と思想、文化を学んでいきます。そしてその最終目的は親鸞聖人の伝記小説を書くことにあります。私の研究もいよいよ新たな局面を迎えます。4年近くにわたった「親鸞とドストエフスキー」の研究に一片の悔いもありません。

ブログ内の記事数は膨大になってしまいましたが、きっと皆さんのお役に立てるのではないかと信じております。

本紹介も固いものではありませんので、「あ、こんな本があるんだな」と気軽に覗いて頂ければ幸いです。

今後ともぜひお付き合い頂けましたら嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

函館錦識寺 上田隆弘

関連記事

あわせて読みたい
おすすめSF・ディストピア小説16作品一覧~SF・ディストピアから考える現代社会 SF小説はその面白さは言うまでもありませんが、現在を生きる私たちに大きな問いを投げかけます。 楽しんで読むもよし。 今の世界をじっくり考えながら読むもよし。 色んな楽しみ方ができるのがSF小説のいいところだと思います。 この記事ではそんな私のおすすめ小説15作品をご紹介します。
あわせて読みたい
チェーホフおすすめ作品10選~チェーホフは小説も面白い!戯曲だけにとどまらない魅力をご紹介! 強烈な個性で突き進んでいくドストエフスキーは良くも悪くも狂気の作家です。 それに対しチェーホフはドストエフスキーと違ってもっと冷静に、そして優しいまなざしで訴えかけてきます。 私たちを包み込んでくれるような穏やかさがチェーホフにあります。こうしたクールで優しい穏やかさがチェーホフの大きな特徴です。ぜひおすすめしたい作家です!
あわせて読みたい
僧侶が選ぶ!エミール・ゾラおすすめ作品7選!煩悩満載の刺激的な人間ドラマをあなたに 世の中の仕組みを知るにはゾラの作品は最高の教科書です。 この社会はどうやって成り立っているのか。人間はなぜ争うのか。人間はなぜ欲望に抗えないのか。他人の欲望をうまく利用する人間はどんな手を使うのかなどなど、挙げようと思えばきりがないほど、ゾラはたくさんのことを教えてくれます。 そして何より、とにかく面白い!私はこれまでたくさんの作家の作品を読んできましたが、ゾラはその中でも特におすすめしたい作家です!
あわせて読みたい
シェイクスピアおすすめ作品12選~舞台も本も面白い!シェイクスピアの魅力をご紹介! 世界文学を考えていく上でシェイクスピアの影響ははかりしれません。 そして何より、シェイクスピア作品は面白い! 本で読んでも素晴らしいし、舞台で生で観劇する感動はといえば言葉にできないほどです。 というわけで、観てよし、読んでよしのシェイクスピアのおすすめ作品をここでは紹介していきたいと思います。
あわせて読みたい
フェルメールおすすめ解説書一覧~光の画家フェルメールの素晴らしき絵画世界を堪能するために フェルメールといえば『真珠の首飾りの少女』や『牛乳を注ぐ女』で有名な17世紀オランダの画家ですよね。 今回の記事ではこれまで当ブログで紹介してきたフェルメールのおすすめ解説書をまとめてご紹介していきます。 どれも自信を持っておすすめできる非常に面白い本ばかりです。皆様のフェルメール鑑賞のお役に少しでも立てましたなら何よりでございます。
あわせて読みたい
ドイツの天才作曲家メンデルスゾーン記事一覧~驚異の家系とその生涯、作品を知るのにおすすめの書籍も... スメタナの伝記から始まった私とクラシックとの出会い。 これまで全くクラシックに関心のなかった私でしたが、まさかこんなにはまるとは思ってもいませんでした。 そしてその中でもやはりメンデルスゾーンと出会えたのが何より大きかった・・・! なぜ私はこんなにも彼に惹かれたのか。 音楽はもちろん、彼の生涯、性格、そして文学とのつながりなどなど、考えてみればきりがないのですが、この記事で紹介した内容を読んで頂ければその魅力がきっと伝わってくれるのではないかと思います。
あわせて読みたい
トルストイおすすめ作品10選と解説書、作品一覧~ロシアの巨人の圧倒的なスケールを体感! 今回の記事ではこれまで当ブログで紹介してきた作品の中から特におすすめの作品を10作まずは紹介し、その後おすすめの解説書とその他作品の一覧を紹介していきたいと思います。
あわせて読みたい
カフカおすすめ作品一覧~プラハが生んだ天才作家の魅力をご紹介! 「プラハといえばカフカ」というくらい、カフカは有名な作家ですよね。 彼の代表作『変身』は世界中で最も読まれた小説のひとつと言うことができるでしょう。私もカフカの不思議な世界観が大好きです。 この記事ではそんなカフカのおすすめ作品とカフカをもっと知るためにおすすめの解説書をご紹介します。
あわせて読みたい
チェコの天才チャペックのおすすめ作品一覧~チェコ文学はカフカのみにあらず! チェコ文学はカフカのみにあらず。 恐るべき人物がここにいました。 カレル・チャペックの作品は衝撃の面白さです。 『ロボット』『山椒魚戦争』『白い病』など、この記事ではそんなチャペックのおすすめ作品を紹介していきます。それぞれのリンク先でより詳しくお話ししていきますのでぜひそちらもご覧ください。
あわせて読みたい
ニーチェおすすめ作品7選と解説記事一覧~ニーチェは面白い!哲学だけではなくその人生、人柄にも注目です ニーチェの哲学書と言えばとにかく難解なイメージがあるかもしれませんが、それでもなお現代まで多くの人に愛され続けているのも事実です。難解なだけでなく、やはりそこに何か読者の心を打つような強いメッセージがあるからこそ多くの人に読まれ続けているのだと思います。 今回はそんなニーチェの哲学書の中でも私がおすすめしたい7つの作品とニーチェに関する興味深い解説をまとめた記事をいくつか紹介していきます。
上田隆弘

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次