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はじめまして。当ブログの管理人上田隆弘と申します。 このブログは、ブログタイトルにもありますように自問自答をモットーに日々の生活の中の様々なことに目を向け言葉を綴ってみようという私の試みから始まりました。
この記事では当ブログ内の大まかなご案内をしていきます。 当ブログへ初めて来られた方や何を読むべきか迷った方はまずこちらの記事をご覧ください。
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本作の著者ロバート・ノックス(1641-1720)はイギリス東インド会社の貿易船の船員でした。彼の乗る船はインド洋航海中に嵐に遭い、セイロン島(スリランカ)に1660年に寄港しました。そこから彼らはおよそ20年にわたってスリランカ中央部のキャンディ王国の捕虜として生活することになります。
キャンディ周辺は単に高地であるだけでなく、深いジャングルに覆われており移動は極めて困難でした。いわば陸の孤島です。そんな脱出困難な状態から命からがら20年をかけて脱出したノックスの体験が綴られたのが本書『セイロン島誌』になります。
著者の吉田氏の語り口は非常にわかりやすく、親しみやすいです。読んでいて、面白い授業を聴いているかのような雰囲気です。
スピノザというと難しいイメージがあるかもしれませんが、この本ではそこまでややこしいことは説かれません。彼の生涯や時代背景を通して彼が何を言わんとしていたのか、彼は何と戦っていたのかがわかりやすく解説されます。
これはぜひぜひおすすめしたい名著です。私もこの本にはとても助けられました。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
この本では様々な絵画や芸術作品を通して数々の実践をこなしていくことになります。
あの有名なフェルメールを通しての実践はものすごく刺激的で面白いです。
何気なく見るだけでは決して気づくことのできない細部の描写。この絵に実際に何が描かれているのか。この本を読めば私たちがいかに何も見えていないかがよくわかります。試しにまずはこの本を読んでみて下さい。自分の世界の見方の漠然さに衝撃を受けると思います。
「見る」と「観る」の違いがこんなにも大きいものだったのかと私は衝撃を受けることになりました。
これは勉強をする上でも、仕事をする上でも、いや、生きること全てにおいても大切な技術です。これはぜひ多くの人に体感して頂きたい驚異のプログラムです。
ウィリアム・ハーヴィはイングランド生まれの科学者で血液循環説を唱えたことで知られています。
シェイクスピア好きな私にとってこの時代の雰囲気を知ることができたのはとてもありがたいことでした。しかも文学という切り口ではなく、科学を切り口にこの時代を見れたというのは非常に興味深いものがありました。これは面白い本です。
16世紀末から17世紀イングランドの流れを知るのにもとてもおすすめです。シェイクスピアファンにもぜひおすすめしたい作品です。
愛娘を喪い悲しみに暮れるドストエフスキー夫妻。ヴヴェイでの悲しみの夏を過ごした後、二人はいよいよイタリアへ向かうことになります。
彼ら二人が最初に滞在したのはミラノ。ここにはドストフスキーお気に入りのミラノ大聖堂があります。
この記事ではそんな二人がここでどのように暮らしたのかを見ていきます。
ドストエフスキー夫妻はベルリンに2日ほど滞在し、ほどなく次の街へ出発しました。彼らが目指したのはこの街の南に位置する古都ドレスデンです。
ここで夫妻は絵画や音楽を楽しみ暮らしました。
この記事ではそんな二人の様子と私の現地での体験をお話ししていきます。
『システィーナの聖母』や『アキスとガラテイア』という、ドストフスキー定番の絵以外のものも観れたので大満足でした。ドストエフスキーの絵の好みを知る上でも、様々な絵画を比べながら観ることができたドレスデン絵画館での体験はとてもありがたいものでありました。
「トルストイの原点はカフカースにあったのではないか」そんな仮説を立てて私はここまでやって来ました。
そして実際にトルストイが見たであろう景色や山の民に私は思いを馳せることになりました。
それが結果的にドストエフスキーと結びついたのです。
「ドストエフスキーはトルストイは正反対である。だから一方を学べば他方も学ぶことになる」
まさにその通りでした。
この記事でこのパリ・ジョージアの旅を総括します。これにて私の『秋に記す夏の印象』も完結です。
前回の記事ではフェルメールの傑作『デルフトの眺望』をご紹介しました。
そしてこのマウリッツハイス美術館にはもうひとつ、フェルメールファン必見の名画があります。
それがあの『真珠の耳飾りの少女』です。
実は私はこの絵にそこまでの期待をしていませんでした。私は『デルフト』が一番好きなのであって、この絵には元々あまり興味がなかったのです。
ですが、そうした私の思いはこの日を境にがらっと変わりました。こんなにすごい絵だったとは!
この記事ではそんな『真珠の耳飾りの少女』の魅力をお話ししていきます。
フェルメールの町デルフトから電車で30分もかからぬ距離にあるデン・ハーグという街。
ここにフェルメールの代表作『デルフトの眺望』と『真珠の耳飾りの少女』が展示されているマウリッツハイス美術館があります。
私がオランダにやって来たのも、デルフトの町を見てみたいという思いもありましたがやはり1番は私の大好きな『デルフトの眺望』や、フェルメールで最も有名なあの『真珠の耳飾りの少女』を観てみたいというのがその最大の目的でした。この記事ではその『デルフトの眺望』についてお話ししていきます。