チェーホフ

ロシアの巨人トルストイ

トルストイおすすめ作品10選と解説書、作品一覧~ロシアの巨人の圧倒的なスケールを体感!

今回の記事ではこれまで当ブログで紹介してきた作品の中から特におすすめの作品を10作まずは紹介し、その後おすすめの解説書とその他作品の一覧を紹介していきたいと思います。

おすすめ作品選から漏れてしまった作品もトルストイを知る上ではどれも外せない作品です。トルストイは意外と作品が多く、当ブログで紹介していない作品もたくさんあります。ですので基本的には当ブログで紹介した作品は本当はすべておすすめ作品という位置づけなのですが、その中でも特にということで10選を選ばせて頂きました。

ロシアの巨人トルストイ

トルストイ『イワン・イリッチの死』あらすじと感想~死とは何か。なぜ私たちは生きるのだろうか。トルストイ渾身の中編小説

この作品は読んでいてとにかく苦しくなる作品です。心理描写の鬼、トルストイによるイワン・イリッチの苦しみの描写は恐るべきものがあります。

幸せだと思っていた人生があっという間にがらがらと崩れていく悲惨な現実に「平凡な男」イワン・イリッチは何を思うのか。その葛藤や苦しみをトルストイ流の圧倒的な芸術描写で展開していきます。

そして、私はこの作品を読んでいて、「あること」を連想せずにはいられませんでした。

それがチェーホフの存在です。チェーホフの『退屈な話』という中編がこの作品と酷似しているのです。

ロシアの巨人トルストイ

藤沼貴『トルストイ』ロシアの文豪トルストイのおすすめ伝記!

この作品はロシアの文豪トルストイの生涯を知る上で最もおすすめしたい伝記です。

この本を読めばトルストイの圧倒的なスケールをまざまざと感じることになります。これは非常に面白いです。

私はこの伝記をトルストイ作品を読む時の解説書としても利用しています。

トルストイの生涯だけでなく、作品の背景や解説まで語ってくれるこの伝記は本当にありがたいです。

非常におすすめな作品です。

ロシアの歴史・文化とドストエフスキー

O・ファイジズ『ナターシャの踊り ロシア文化史』ロシアの文化・精神性の成り立ちに迫るおすすめ参考書!

ロシア的な精神とは何なのかということを学ぶのに最高の一冊!。

文化がいかにして出来上がっていくかということを考えさせられます。

私個人としては、この本を読んで特に印象に残ったのはオプチナ修道院についての記述です。

この修道院は晩年のドストエフスキーが訪れた、ロシアのとても名高い修道院で、あのトルストイも何度も足を運んでいます。

この本はドストエフスキーのキリスト教理解を学ぶ上でも非常に重要な視点を与えてくれます。

哲学者ショーペンハウアーに学ぶ

ショーペンハウアーおすすめ4作品と解説記事一覧~仏教にも影響を受けたドイツの厭世思想の大家

この記事ではショーペンハウアーのおすすめ作品を4本と、番外編ということで解説記事と参考記事を6本紹介していきます。

彼の本を読み、考え、記事にするのはなかなかに厳しい時間でした。普段の数倍疲労感がたまり、気持ちも落ち込みました。

しかしだからこそショーペンハウアーの悲観主義を乗り超えねばならぬとも感じました。ドストエフスキーや、チェーホフ、ゾラはその偉大なる先達なのだと改めて感じたのでありました。あの時代の文豪たちがなぜあそこまで本気で「生きること」について思索し続けていたのかが少しわかったような気がしました。

ドイツの大詩人ゲーテを味わう

万能の天才ゲーテのおすすめ作品と解説本一覧~ヨーロッパに絶大な影響を与えた大詩人の魅力を紹介

ヨーロッパの歴史や文化を見ていく上でゲーテの存在がいかに大きいかというのを最近特に痛感しています。

実は、私はかつてゲーテが大の苦手でした。

ですが、今では大好きな作家の筆頭となっています。

やはり時代背景や作家の生涯・思想を学んだ上で読むのは大事なことだなとゲーテの場合には特に思えました。この記事ではそんなゲーテをもっと知るためのおすすめ記事を紹介しています。

ディストピア・SF小説から考える現代社会

星新一『ボッコちゃん』あらすじと感想~日本SFの第一人者によるおすすめショート・ショート集!

私が星新一作品を知ったのはSF好きな友人がおすすめしてくれたのがきっかけでした。

そして読み始めてみるとその作品のインパクトに驚くことになりました。

「おぉ!これが星新一か!」

そう思わずにはいられない、独自な世界観でした。これはすごい! こんな短いページ数であっと驚く展開を具現化する力に私はすっかり魅了されてしまいました!

クラシック・西洋美術から見るヨーロッパ

19世紀ロシア音楽界を知るのにおすすめ!ひのまどか『ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ 嵐の時代をのりこえた「力強い仲間」』

私はひのまどかさんの本を初めて読んだ瞬間からその語り口の大ファンになり、こうしてこの伝記シリーズを読んできました。
「なぜ私はこんなにもひのまどかさんの語りに引き込まれるのだろう」

その答えがこの本にありました。なんと、ひのまどかさんは中学高校の時からロシア文学に親しんでいた文学人だったというのです!

冷戦世界の歴史・思想・文学に学ぶ

ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』あらすじと感想~ソ連の強制収容所の実態を告発

この作品は第二次世界大戦後のソ連の強制収容所を舞台にした作品です。ソルジェニーツィンはこの作品を通してソ連の現実そのものを描写しようとしました。

ソルジェニーツィンはソ連生まれの作家でノーベル文学賞作家であります。今回ご紹介する『イワン・デニーソヴィチの一日』はその代表作であり、『収容所群島』でも有名です。

ロシアの大作家チェーホフの名作たち

チェーホフおすすめ作品10選~チェーホフは小説も面白い!戯曲だけにとどまらない魅力をご紹介!

強烈な個性で突き進んでいくドストエフスキーは良くも悪くも狂気の作家です。

それに対しチェーホフはドストエフスキーと違ってもっと冷静に、そして優しいまなざしで訴えかけてきます。

私たちを包み込んでくれるような穏やかさがチェーホフにあります。こうしたクールで優しい穏やかさがチェーホフの大きな特徴です。ぜひおすすめしたい作家です!