道教

中国の歴史05中国仏教と思想・歴史

『中国の歴史05 中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』~仏教興隆をもたらした梁武帝も登場!

これから先弾圧などの憂き目にも遭うことにはなりますが、中国仏教の発展に大きな影響を与えた時代が今作で説かれる魏晋南北朝時代になります。宗教は宗教だけにあらず。様々な社会要因も絡んで人々に伝わっていきます。

今作『中国の歴史05 中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』は時代背景と仏教のつながりについても知れるおすすめの一冊です。

ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

中国の歴史04中国仏教と思想・歴史

『中国の歴史04 三国志の世界 後漢 三国時代』~『三国志演義』と史実との違いも知れるおすすめ参考書

三国時代は華々しい豪傑たちの舞台だけではなく、思想、文化面でも大きな意味を持つ時代でした。

この時代に中国に仏教が根付き、ゆくゆくは大きく花開いていくことになります。この本は仏教を学ぶ上でも非常に興味深い作品でした。そしてやはり三国志は面白いということを再確認した読書になりました。小説である『三国志演義』が面白いのはもちろんですが、史実そのものもやはりドラマチックで面白いということをこの本では知ることになります。

中国の歴史03中国仏教と思想・歴史

『中国の歴史03 ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国』~中国皇帝の誕生とその時代背景を学ぶのにおすすめ

前作『中国の歴史02 都市国家から中華へ 殷周 春秋戦国』では秦の始皇帝が生まれるまでの時代を見ていきましたが、今作ではいよいよ中国史の花舞台が始まってきます。

始皇帝が生まれた秦や、日本史ともつながりが出てくる漢や後漢の歴史をこの本で学んでいくことになります。

あの三国時代の前史となる時代背景を学べるのが本書です。中国全土を統一するのは誰か、そうした壮大な戦いがリアルな形となって生じたのはこの秦漢の存在があったからこそです。

また、中国において歴史がどのように編纂されてきたかということも学べるのも本書の嬉しいポイントです。始皇帝といえば「焚書坑儒」を行ったとよく言われますが、この言説の背景も知れるのもありがたかったです。

中国の歴史02中国仏教と思想・歴史

『中国の歴史02 都市国家から中華へ 殷周 春秋戦国』~秦の始皇帝や孔子、諸子百家が生まれた時代を学ぶのにおすすめ

この本では秦の始皇帝が中国を統一するまでの時代を学ぶことができます。人気漫画『キングダム』で語られる世界はまさにこの時代がベースとなっています。

また、中国の思想や宗教を学ぶ上でもこの時代は孔子や諸子百家が出てきた重要な時期となります。思想や文化も時代背景を離れて存在しえません。当時の中国の大まかな歴史を学ぶのにこの本は最適です。

〈文化〉としてのインド仏教史インドにおける仏教

奈良康明『〈文化〉としてのインド仏教史』~葬式仏教批判に悩む僧侶にぜひおすすめしたい名著!

この本は「僧侶としてのあり方に悩む方」にぜひおすすめしたい作品です。

文献に書かれた教義だけが仏教なのではなく、そこに生きる人々と共に歩んできたのが仏教なのだというのがよくわかります。私自身、この本にたくさんの勇気をもらいました。仏教は現代においても必ずや生きる力に繋がるのだということを私は感じています。

僧侶以外の方でも、仏教における儀礼の意味に興味のある方には多くの発見がある作品です。

ぜひぜひおすすめしたい名著です。著者の信念が伝わってくる素晴らしい一冊でした。