『オックスフォード 科学の肖像 メンデル』~メンデルの法則で有名なチェコ・ブルノの修道士メンデルのおすすめ伝記!
メンデルといえばエンドウマメの交配実験が有名ですよね。私もそんな「メンデルの法則」のイメージがあったものの、いざメンデルがどんな時代に生きてどのような生涯を送ったのかはほとんど何も知りませんでした。
この伝記を通してメンデルの生涯や当時の時代背景を知れたのはとても興味深かったです。これは面白い伝記です。
メンデルといえばエンドウマメの交配実験が有名ですよね。私もそんな「メンデルの法則」のイメージがあったものの、いざメンデルがどんな時代に生きてどのような生涯を送ったのかはほとんど何も知りませんでした。
この伝記を通してメンデルの生涯や当時の時代背景を知れたのはとても興味深かったです。これは面白い伝記です。
この記事ではベルニーニ初期の最高傑作として知られる『アポロとダフネ』という作品を紹介していきます。
私はこの彫刻が展示されている部屋に入った時、思わず「天才だ・・・!」と漏らさずにはいられませんでした。『プロセルピナ』もたしかにものすごい作品でしたがこれはさらに異次元の領域に達しています。「芸術の奇跡」と称えられたのも心の底からよくわかりました。
天才というのはこういうことかと感嘆せずにはいられません。言葉を失ってしまいました。それほど圧倒的な作品です。
『ベルニーニ』の著者石鍋真澄に絶賛されていた彼の超絶技巧を私も間近で体感してきました。
著者が「そこには見る者を恍惚とさせる「技巧」がある」と述べるように、恍惚とせずにはいられません。「嘘でしょ!?」と思うほどの質感でした。指が食い込む肌の柔らかさに注目してください。これが本当に石なのかと目を疑いました。
ベルニーニは単に独創的なだけではありません。それを実現する超絶技巧があったからこそその独創性が生かされています。発想だけでは足りないのです。それだけでは単なる空想で終わってしまいます。確かな技術、いや圧倒的な技術という裏付けがあるからこその独創性なのだということを実感しました。
コペルニクスといえば「地動説」を唱えた人物として有名です。「コペルニクス的転回」という言葉があるほど世界の常識を覆した偉人中の偉人です。
ですがこの人物に関してはその名や地動説については知ってはいたものの、いざこの人物がどのような人物でどんな生涯を送っていたのかについてはほとんど知りませんでした。
そんな私にとってこの『オックスフォード 科学の肖像』シリーズの伝記は非常にありがたいものがありました。
そしてこの伝記の特徴として、偉人が生きた時代背景も大切にしているという点があります。
コンパクトな伝記ながら時代背景も見せてくれるのは非常にありがたかったです。
この記事ではベルニーニの最初のパトロン、シピオーネ・ボルゲーゼの美術館であるボルゲーゼ美術館をご紹介します。
ここにはベルニーニの初期の作品がずらりと展示されています。彼の芸術家としてのスタートを学ぶのにこれに勝る場所はありません。若くしてすでに天才のきらめきを見せるその作品たちに私もただただ驚くしかありませんでした。
またこの美術館はカラヴァッジョのコレクションでも有名です。それらの名画もこの記事では紹介していきます。
ベルニーニの神童ぶりには驚くしかありません。ベルニーニはこの時代には珍しい長寿の人生を送りました(これもくしくもミケランジェロとも同じだ)。
そしてその長い人生の始まりからしてすでに傑出した才能を示していました。
審美眼の鋭いパトロン、ボルケーゼの目に留まったというだけでも驚異的なことです。しかも彼の手引きで様々な有力者に出会っても全く物怖じせずやり取りができてしまうその機知。末恐ろしい子どもです。
ベルニーニがいかに飛び抜けた存在だったかがこの記事で伝わることでしょう。
ウィリアム・ハーヴィはイングランド生まれの科学者で血液循環説を唱えたことで知られています。
シェイクスピア好きな私にとってこの時代の雰囲気を知ることができたのはとてもありがたいことでした。しかも文学という切り口ではなく、科学を切り口にこの時代を見れたというのは非常に興味深いものがありました。これは面白い本です。
16世紀末から17世紀イングランドの流れを知るのにもとてもおすすめです。シェイクスピアファンにもぜひおすすめしたい作品です。
これより先バロックの天才ベルニーニの作品とその美の秘密についてじっくりと見ていきます。
芸術とはそもそも何なのか。なぜ私はこんなにもローマに惹き付けられるのか。その鍵がベルニーニにある。そしてそれを確かめんがために私はローマでベルニーニ詣でを決行したのでありました。
ベルニーニについて知ればもっともっとローマが楽しくなるのは間違いありません。現に私は今回のローマが楽しくて楽しくてなりませんでした。ローマはこんなにも奥深い所だったのかと驚嘆せずにはいられませんでした。
バチカン市国といえば世界最小の国家として有名です。その中にはサン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館という言わずもがなの大建築がありますが、バチカン市国には国家としての機構も当然あります。銀行や郵便局、裁判所などなど様々な施設が領内に存在します。ただ、大聖堂や美術館以外のエリアは関係者以外は立ち入り禁止のため、それらを目にすることは一般観光客にはできません。
ですが、なんと!そこに私は入場できることになったのでした!
この記事ではそんな私の体験をお伝えします。普段見ることのできないバチカンの姿を皆さんにご紹介します。
この本では蜷川さんをずっと追い続けた扇田さんだからこそ見える蜷川さんを知ることができます。演出家デビューから円熟していくにつれてどう演出が変わっていったのか。そしてそれを貫く彼の演劇の本質はどこにあるのかということを深く掘り下げていきます。
ただ、この本は蜷川さんの入門書としてはちょっと難しいです。蜷川さんの舞台作品をいくつか観たり、他の本でその人となりや作品制作の流れを知っておいてから読むのがおすすめです。
蜷川幸雄演出やその人となりについてもっと知りたい方にこの作品は非常におすすめです。ものすごく刺激的な一冊でした。