ロシアの大作家チェーホフの名作たち

チェーホフ芸術の世界ロシアの大作家チェーホフの名作たち

佐藤清郎『チェーホフ芸術の世界』~チェーホフ作品における思想を知るならこの1冊!

チェーホフ作品を読んでいると、これはまるで仏教書ではないかと思うことが多々ありました。

彼の小説がそのまま仏教の教科書として使えてしまうくらい、それくらい仏教に通じる物語を書いていたのです。これは驚きでした。

なぜチェーホフがそのような思想を持つようになったのかということを、『チェーホフ芸術の世界』ではわかりやすく解説してくれます。

これから先チェーホフ作品をご紹介していきますが、基本的にはこの著作を参考にして読んでいきたいと思います。

チェーホフの生涯ロシアの大作家チェーホフの名作たち

佐藤清郎『チェーホフの生涯』~チェーホフの生涯をもっと知るのにおすすめの伝記!

チェーホフの生涯をもっと知るならこの1冊!佐藤清郎『チェーホフの生涯』概要と感想 『チェーホフの生涯』は佐藤清郎氏によって1966年に筑摩書房より発行されました。 著者の佐藤清郎氏は私のブログでも何度も紹介させて頂きまし…

ロシアの大作家チェーホフの名作たち

ヴィリジル・タナズ『チェーホフ』~ロシアの偉大な作家チェーホフのおすすめ伝記

この伝記はチェーホフの生涯が簡潔かつわかりやすくまとめられていて、チェーホフがどんな作家でどんな人生を送ったのかを知るのに最適です。

私自身、この本がチェーホフについて書かれたもので最初に手にした本でした。

チェーホフがどんな人物なのか全く知らない状態でこの本を読んだのですが、とても読みやすく面白い発見がたくさんであっという間に読み終えてしまうほどでした。のめり込んでしまうほどの面白さです。

ロシアの大作家チェーホフの名作たち

チェーホフの生涯と代表作、おすすめ作品一覧―年表を参考に

ドストエフスキー亡き後のロシアで活躍した作家、チェーホフ。1880年代以降のロシアは革命前の暗い時代に突入していきます。

チェーホフを学ぶことで当時の時代背景や、ドストエフスキーやトルストイがどのようにロシア人に受け止められていたかが見えてくるようになります。これはドストエフスキーを学ぶ上でも大きな意味があります。

というわけで今回は年表を用いてチェーホフとは一体どんな人なのかということををざっくりとお話ししていきたいと思います。

チェーホフロシアの大作家チェーホフの名作たち

帝政ロシア末期を代表する作家チェーホフ―ドストエフスキー亡き後のロシアを知るために

チェーホフは1860年生まれの作家です。つまりこうしたロシア文学の絶頂期の中で若き日を過ごし、成人して作家としてデビューする頃には時代の変化がまざまざと感じられるような中にいたのです。

チェーホフを学ぶことで当時の時代背景や、ドストエフスキーやトルストイがどのようにロシア人に受け止められていたかが見えてくるようになります。これはドストエフスキーを学ぶ上でも大きな意味があります。

そして何より、チェーホフ自身が圧倒的に魅力的な作家であること。これに尽きます。