宗教思想・歴史・芸術としてのディズニーを知るためのおすすめ解説書一覧
日本は世界でも類がないほどディズニーが浸透している国のひとつだと思います。かく言う私も大好きです。
ですが、その人気は単に娯楽的な側面だけでは片づけられません。その歴史や奥深さを知ればもっとディズニーを楽しめることは間違いありません。
今回の記事ではそんなディズニーの歴史や思想も知れるおすすめ本を紹介します。
日本は世界でも類がないほどディズニーが浸透している国のひとつだと思います。かく言う私も大好きです。
ですが、その人気は単に娯楽的な側面だけでは片づけられません。その歴史や奥深さを知ればもっとディズニーを楽しめることは間違いありません。
今回の記事ではそんなディズニーの歴史や思想も知れるおすすめ本を紹介します。
この記事では三島由紀夫のおすすめ作品と解説書を紹介していきます。
三島由紀夫という尋常ならざる巨人と出会えたことは私の幸せでした。
三島文学というととっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、しっかり入門から入ればその魅力を十分すぎるとほど味わうことができます。まさに三島文学の黒魔術です。ぜひおすすめしたい作家です。
帰国便で私はある本を読むことになりました。それが樋田毅著『彼は早稲田で死んだ』でした。
私はこの本で息が止まるほどのショックを受けることになります。
この本に何が書かれていたのか、そして私はその何に衝撃を受けたのかをお話ししていきます。私の中で何かが決定的に変わってしまった瞬間でした。
私はここ数年、ドストエフスキーを学ぶ過程で主にヨーロッパの歴史を学んできました。そして今インドやスリランカを学んでいます。
しかし「自分は本当にヨーロッパやインド、スリランカのことを知っているのだろうか。私は一体何を知ったと思い込んでいるのだろうか」とペラデニヤ大学にやってきてそのことを改めて意識させられました。
本書はディズニー社公認のウォルト・ディズニー伝です。
1928年に『蒸気船ウィリー』でデビューしたミッキーマウス。本書はその生みの親ウォルト・ディズニーの規格外の生涯を知れるおすすめ伝記です。
ボブ・トマスの伝記は割とすっきり書かれ、さらにウォルトのよい面や功績がわかりやすく説かれるので入門書として読みやすい作品です。
ディズニーファンにぜひおすすめしたい一冊です。よりディズニーのことが好きになること間違いなしです。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
本書はミッキーマウスの生みの親ウォルト・ディズニーのおすすめ伝記です。
本書の特徴は何と言ってもその中立性にあります。上の本紹介にもありますようにこの本は過度にウォルトを賛美するのでも批判するのでもありません。あくまで中立という姿勢で叙述されます。
この中立という立場は言われるまでもなく当たり前のことと思われるかもしれませんがウォルトほどの巨人ともなるとなかなかそうはいきません。ディズニー側からはもはや神格化され大本営発表的な情報が出され、そうかと思えば政治的、思想的なスタンスからウォルトを悪魔のような人物としてこき下ろすということが多々あったのでありました。
本書『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』は様々な視点からディズニーを考えていけるおすすめの一冊です。
この本は単にディズニーを礼賛するのでもなく、その逆に暴露や誹謗中傷するものでもありません。帯に「今こそ読みたい壮大ノンフィクション」と謳われるように、ディズニーランド誕生と開業後の展開をドキュメンタリー風に見ていくことになります。
ウォルト・ディズニーの超人的な想像力、働きぶりはもちろん、彼の無謀な挑戦を現実化させた数多くの人々の奮闘がこの本では描かれます。正直申しまして、ウォルトをはじめこの本で語られるディズニーランド建設の現場は常軌を逸しています。
しかも笑ってしまうほどのドタバタ、無茶な計画でこのテーマパークは作られていました。
そしてディズニーランド開業という栄光の一日はディズニー側にとって「暗黒の日曜日」でもあったのですが、この日のエピソードは本書のハイライトと言ってもよいでしょう。ものすごく面白いです。
結局、あの東大全共闘は何だったのか・・・安田講堂に立てこもり火炎瓶を投げつけた学生達や内ゲバを繰り返したセクトたちと何が違うのか・・・。
私にはこれがどうしてもわからなかったのです。三島由紀夫と討論した彼らは一体何者だったのか。彼らも内ゲバや暴力をしていたのだろうか・・・。
そんな疑問を抱えていた私にとって本書はあまりにありがたい作品となりました。
いや~ものすごい本です。計15時間にも及ぶ濃密な討論がこの本で文字化されています。東大全共闘とは何だったのか、三島由紀夫との対談は何だったのかということを知るのにこの本は最高の資料になります。この時代の雰囲気を感じるためにもぜひぜひこの本はおすすめしたいです。
学生紛争とは何だったのか。
あの時代を知らない私からすれば、あまりに不思議でどう理解してよいかもわからぬ複雑怪奇な存在でした。
本書は著者の個人的な語りを通して全共闘や赤軍まで見ていきます。
全共闘や学生紛争についての入門として本書は非常におすすめです。この時代を知らない私達若い世代こそこの本を読むべきではないかと思います。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
鹿島氏は、「デパートとは純粋に資本主義的な制度であるばかりか、その究極の発現」であるとします。
それはなぜかというと、「必要によってではなく、欲望によってものを買うという資本主義固有のプロセスは、まさにデパートによって発動されたものだからである」と述べます。
つまり、現在私たちが生きている資本主義のシステムはここから始まったと言えるほどデパートの誕生は大きな意味を持つものだったのです。なぜ私たちは「ものを欲しい」と思ってしまうのか。それを刺激する欲望資本主義の原点をこの本で知ることができます。
この本はビジネスのバイブルとしても非常に価値のある作品です。文化史、世界史として非常に刺激的で面白い作品ですが、さらび商売の仕組みまで学ぶこともできるというあまりに贅沢な一冊です。