アメリカ

マドゥライ第三次インド遠征~ブッダゆかりの地を巡る旅

(66)南インドのマドゥライ、ミナクシ寺院でディズニーの宗教性を確信した日

タンジャーブルでスリランカに侵攻したチョーラ朝の強大さを実感した私は次の目的地マドゥライへと向かいました。

この街の空港からデリーへと向かい私は仏跡巡りを始めるのですが、その前に南インドを代表するヒンドゥー教寺院のひとつであるミナクシ・アンマン寺院へと私は立ち寄ることにしたのでありました。

三島ディズニー第二次インド遠征~インド・スリランカ仏跡紀行

(60)三島由紀夫はディズニーランドが大好きだった!?三島はディズニーの何に魅了されたのだろうか

日本は世界でも類がないほどディズニーが浸透している国のひとつだと思います。ですが、その人気は単に娯楽的な側面だけでは片づけられません。その歴史や奥深さを知ればもっとディズニーを楽しめることは間違いありません。あの三島由紀夫ですらメロメロになったのです。ディズニーランドには三島をも魅了する何事かがあったのです。

ディズニー夢の国ディズニーランド研究

宗教思想・歴史・芸術としてのディズニーを知るためのおすすめ解説書一覧

日本は世界でも類がないほどディズニーが浸透している国のひとつだと思います。かく言う私も大好きです。

ですが、その人気は単に娯楽的な側面だけでは片づけられません。その歴史や奥深さを知ればもっとディズニーを楽しめることは間違いありません。

今回の記事ではそんなディズニーの歴史や思想も知れるおすすめ本を紹介します。

美女と野獣夢の国ディズニーランド研究

ディズニーの原作『美女と野獣』あらすじと感想~ディズニー版との違いはどこに?その違いから見るディズニー版の魅力とは

原作を読んでみることでディズニー版の『美女と野獣』の素晴らしさがもっともっと見えてくることになりました。

私たちはすでに出来上がった完成品の『美女と野獣』を観てきたわけですが、この作品が出来上がるまでには並々ならぬ苦労があったことでしょう。そのことに思いを馳せながら観る『美女と野獣』はきっとこれまでとは違った味わいが感じられるのではないでしょうか。私もいよいよこの作品が自分にとって大きな存在となっていることを感じています。

実に興味深い読書となりました。

ピーターパン夢の国ディズニーランド研究

J・M・バリ『ピーターパン』あらすじと感想~ディズニーの原作は想像以上に切なくて、バイオレンスな作品だった

私がこの『ピーター・パン』の原作を読もうと思ったのは何と言ってもディズニー映画の影響です。ウォルト・ディズニーは童話からアニメ映画を多数制作しています。そしてその映画化にあたり、ディズニーは大幅なアレンジを加えています。原作と映画の違いがわかればディズニーのオリジナル部分が見えてきます。

そして原作を読んでみるとそこで語られる彼の性格や物語に私は驚くことになりました。

まず、ピーター・パンの性格がとにかくどうしようもない!ディズニー映画でも彼は自由人過ぎますし抜けてる部分もありましたがまだ愛嬌があります。ですが原作のピーター・パンはもはや恐ろしさすら感じます。

グリム童話 白雪姫夢の国ディズニーランド研究

グリム童話『白雪姫』あらすじと感想~ディズニーの原作!原作との違いからわかるディズニーの驚くべき改変とは

あのお妃は三度も白雪姫を殺そうとした?

死体愛の王子様?

今回ご紹介するグリム童話の『白雪姫』は私たちが想像する『白雪姫』に比べると明らかに暗く、ブラックな展開となっています。

このブラックな展開を知ることでディズニー映画がいかに物語を改変したかがよくわかります。

そしてこの改変にこそディズニーの特徴を知る鍵があります。この記事ではそのことについて考えていきます。

ディズニー伝説夢の国ディズニーランド研究

ボブ・トーマス『ディズニー伝説』~天才ウォルトを支えた実務家の兄ロイに注目した伝記!天才は支える人あってこそ!

本書の特徴は何と言ってもミッキーマウスの生みの親ウォルト・ディズニーの兄ロイ・ディズニーに焦点を当てている点にあります。

いくらウォルトの天才的な創造力があったとしても、それを実現する資金と環境を用意できなければ破滅しかありません。ウォルトの伝記でもそれは強調されていました。天才ウォルトは実務的なことが全く見えていません。彼が見ているのはその作品の究極のクオリティーだけなのです。無謀としか言いようのない計画をウォルトはいつもぶち上げます。普通なら絶対に無理なはずのその企画を実際に完成に導いた陰の功労者こそロイ・ディズニーというもう一人の天才なのでした。

天才も天才だけでは世に出てはいけない。支えてくれる実務家の存在も重要なのだということを感じさせられる一冊です。

ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯夢の国ディズニーランド研究

ボブ・トマス『ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯』~ディズニー社公認伝記!バイブルとしてのウォルター伝

本書はディズニー社公認のウォルト・ディズニー伝です。

1928年に『蒸気船ウィリー』でデビューしたミッキーマウス。本書はその生みの親ウォルト・ディズニーの規格外の生涯を知れるおすすめ伝記です。

ボブ・トマスの伝記は割とすっきり書かれ、さらにウォルトのよい面や功績がわかりやすく説かれるので入門書として読みやすい作品です。

ディズニーファンにぜひおすすめしたい一冊です。よりディズニーのことが好きになること間違いなしです。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

ディズニーとチャップリン夢の国ディズニーランド研究

大野裕之『ディズニーとチャップリン』~ミッキーの誕生には師匠チャップリンの巨大な影響が!時代背景も知れる刺激的な作品

ディズニーを学び始めて最初に読んだ一冊クリストファー・フィンチ著『ディズニーの芸術』で1937年に『白雪姫』がすでにフルカラーで上映されていたことに度肝を抜かれた私でありましたが、今回その作品の公開にここまでチャップリンが関わっていたことを知りさらに驚くことになりました。

チャップリンは単に作品の内容や制作理念に影響を与えただけではなく、ビジネス上の助言までウォルトに与えていたのでありました。

本書ではこうした二人の関係性を詳しく知ることができます。

残念ながら後年チャップリンとウォルトは道を違えることになるのですが、その経緯も詳しく知れる本書は非常に貴重です。いつもとは一風違った視点からディズニーを学べる本書はとても刺激的です。

ディズニーとライバルたち夢の国ディズニーランド研究

有馬哲夫『ディズニーとライバルたち アメリカのカートゥーン・メディア史』~ミッキーは無から創造されたのではない

本書ではウォルトを取り巻く時代背景、業界事情を詳しく知ることができます。他と比べるからこそウォルトの独自性がより際立って見えてきます。

また、ミッキー・マウスのライバルとして登場してくるトムとジェリー、ウッディー・ウッドペッカー、ポパイ、バッグズ・バニーなどなど私達にもお馴染みのキャラクターについても本書では知ることができます。こちらもアメリカのアニメーションの流れを知る上で非常に興味深いものがあります。

本書はとにかく盛りだくさんです。普通のディズニー解説書とは一味違った魅力が満載のおすすめ本です。やはり時代背景を知れるのは面白い!ぜひぜひおすすめしたい一冊です。