インド

インド思想と文化、歴史

『堀田善衞を読む 世界を知りぬくための羅針盤』~宮崎駿も影響を受けた大作家のおすすめ入門書

この本は堀田善衞作品に親しんだ人だけでなく、むしろ読んだことがない人にこそ読んでほしい作品と言えると思います。日本にこんな素晴らしい作家がいたのかと驚くこと間違いなしです!

この本を読めば堀田善衞作品を読みたくて仕方なくなります。私もこれから読んでいくつもりです。ぜひおすすめしたい作家です!

インドで考えたことインド思想と文化、歴史

堀田善衞『インドで考えたこと』~インドには「おっかない顔」がある…日本を代表する作家の傑作インド紀行!

この本は出版から70年近く経った今も全く色あせるものがありません。ものすごく面白いです。

人間の精神の奥底に入っていくような深い洞察だけでなく、思わずくすっと笑ってしまうようなユーモアも散りばめられています。これは極上の旅行記です。

この本を読めばあなたも「インドへ行ってごらんなさい」という声に誘われるかもしれません。

ミヒンタレー仏教コラム・法話

(27)スリランカ仏教伝来の聖地ミヒンタレーを訪ねて~聖地の名にふさわしい神話的な世界に感動!

聖地ミヒンタレーはスリランカ仏教伝来の地とされています。目の前に広がるジャングルの中にぽつんと立つ岩山。この岩の存在感たるや!私もこの景色を見て感動しました。なんと神話的な世界でしょう。スリランカ仏教の始まりという神話的場面がこれほど似合う場所はありません!個人的にスリランカのベストスポットの一つです。

サッセールワ仏、アウカナ仏仏教コラム・法話

(26)サッセールワ大仏とアウカナ大仏~知る人ぞ知るスリランカの傑作大仏を訪ねて山中へ

これから私が向かうのはサッセールワ大仏とアウカナ大仏という、知る人ぞ知るスリランカの傑作仏像です。

これらの大仏はミヒンタレーやアヌラーダプラなどの主要聖地から離れたジャングルの中にあり、普通の観光客はなかなまず立ち寄りません。ですが、私はスリランカの仏教芸術をぜひ自分の目で見てみたかったのでした。

スリランカ仏教コラム・法話

(25)スリランカの気候は如何?気候と宗教の関係について考えてみた。日本仏教についても一言

この記事ではスリランカの気候についてお話ししていきます。

熱帯の南国スリランカには大きく分けて二つの気候帯があります。雨量の多いウエットゾーンと雨の少ないドライゾーンがこの小さな島国に存在し、これがスリランカの歴史に大きな影響を与えました。そしてこの気候と宗教の関係についてもこの記事では考えていきます。

スリランカ仏教コラム・法話

(24)いざ仏教国スリランカへ。3週間をかけて仏教聖地を巡る!日本仏教との違いを感じた日々

10月末から始まったインドの旅も無事終了。カジュラーホー、サーンチー、ムンバイ、アジャンタ、エローラを巡った私は次なる目的地スリランカへ向かいました。

スリランカは私にとって、「自分自身の仏教」を考える上で非常に重要な意義を持つ存在です。これからの記事もぜひご期待ください。

アジャンタ仏教コラム・法話

(23)アジャンタ石窟でインド仏教絵画の最高傑作を堪能!千年間忘れ去られていた驚異の仏教遺跡を訪ねて

彫刻はエローラ。絵画はアジャンタ。これで決まりです。

インド仏教芸術の極致を味わうならぜひこの二つをセットで見ることをおすすめします。

アジャンタも実に素晴らしい場所でした。あの蓮華手菩薩の指先は忘れることができません。指先と指先が触れるあの究極の一点・・・!あれは奇跡です。まごうことなき奇跡でした。

エローラ仏教コラム・法話

(22)エローラのカイラーサナータ寺院に驚愕!100年かけて岩山を彫り進めた驚異の彫刻建築とは!

仏教とヒンドゥー教の世界観、人間観の違いがこれでもかと感じられるのがここエローラです。

カイラーサナータ寺院はまさにエネルギーの爆発です。ここに来ればヒンドゥー教のエネルギー、莫大な質量を全身で感じることができます。

ここエローラ石窟群はインドのベストのひとつであることは間違いありません。

エローラ仏教コラム・法話

(21)エローラ石窟寺院の仏像は全身に電気が走るほどの衝撃だった!インドのベストスポットとしてぜひおすすめ!

エローラ第10窟の仏教石窟。

堂内に入った瞬間、ビリビリビリっと来ました!本当に来たのです!体に電流が走るとよく言うものですがまさにその通りでした。

この衝撃は生涯忘れることはないでしょう。私はこれまで様々な遺跡や芸術作品と出会ってきましたが間違いなくこれはその最高峰に位置しています。

ドービーガート仏教コラム・法話

(20)ムンバイの巨大洗濯場ドービーガートを訪ねて~『虐殺器官』の聖地巡りもいよいよ終わりを迎える

ムンバイの巨大な洗濯場として知られるドービーガート。

私はこのドービーガートを眺めながらある感慨に耽っていました。

「ついにここまでやって来たのだ・・・」と。

私にとってここは単なる洗濯場ではありません。ここは伊藤計劃さんの小説『虐殺器官』の舞台ともなった、いわば聖地なのです。