(5)ハリドワールのマンサ・デーヴィー寺院に神々のテーマパークを感じる~ヒンドゥー教の世界観への没入体験
ハリドワールを見下ろす山の山頂に立つマンサ・デーヴィー寺院。こちらはヒンドゥー教徒から篤い信仰を受けている寺院で、毎日多くの参拝者が訪れています。
私もここにお参りし、ヒンドゥー教世界のディープな雰囲気を体感することになりました。現地に行ったからこそ感じた思いをこの記事ではお話ししています。
ハリドワールを見下ろす山の山頂に立つマンサ・デーヴィー寺院。こちらはヒンドゥー教徒から篤い信仰を受けている寺院で、毎日多くの参拝者が訪れています。
私もここにお参りし、ヒンドゥー教世界のディープな雰囲気を体感することになりました。現地に行ったからこそ感じた思いをこの記事ではお話ししています。
ハリドワール滞在2日目。この日の早朝、私は沐浴する一人の男性に目を奪われました。 熱心にガンジス川の水を浴びるその姿に信仰心の篤さを感じたのです。しかしその真横を流れるゴミを見て、ガンジスの汚さについても考えざるを得なくなりました。なぜインド人は聖なる川が汚くても気にならないのだろうかと。
日中に街を一回りしただけでショック状態に陥ってしまったものの、ハリドワールのメインはここから。ここでは毎晩メインガートにて祈りの儀式、プージャが執り行われます。これを観るのを私は楽しみにしていたのでした。
そして私はこの夜、インド人の熱気に圧倒されることになったのでした。
デリー空港に到着した私はそこから北に向かい、ガンジス川上流のヒンドゥー教聖地ハリドワールを目指しました。ガンジスの聖地といえばヴァーラーナシーが有名ですが、実はそこだけが聖地なのではありません。むしろハリドワールの方がきれいで近年人気があるという話もあるほど…。しかし現実はそう甘くはなかったのでした。
2023年8月下旬、私はインドへと向かいました。
私にとって初めてのインド・・・。
悪名高いインドの衛生状況やカオスぶりに私は渡航前から随分ナーバスになっていたのでありました。この記事ではそんな私のインド渡航の始まりについてお話ししていきます。
三島由紀夫は生前こう言っていたそうです。「インドには、人それぞれに行く時期が必ず自然に訪れる」と。
このインドの旅は私の「宗教を巡る旅」の終着点でもあります。様々な宗教や文化を学んできた私にとって、やはり最後に行き着く場所は仏教誕生の地インドでなければなりません。
この連載記事を読めばブッダの生涯だけでなく当時のインド社会の雰囲気も感じて頂けることでしょう。これはきっと皆さんにとっても刺激的な体験になると思います。
「宗教や仏教を学ぶ」と言いますと肩肘張ったものになってしまうかもしれませんが、ぜひ気楽にブッダという一人の偉人の生涯に触れて頂けたらなと思います。
今回の記事では全21回の連載記事のまとめも兼ねてブッダ死去後の仏教の歩みについて極々ざっくりとお話ししていきます。世界にまたがる2000年以上の歴史をほんの1ページでまとめるというのはあまりに無謀なことではありますが、仏教の流れを知る上でもきっとお役に立てるのではないかと考えています。
さて、ここまで19回にわたりブッダの生涯についてお話ししてきましたが、この20回目でついにブッダの生涯も終わりを迎えることになります。
この記事ではブッダの最後の旅についてとその死去と火葬についてお話ししていきます。ブッダの80年に渡る生涯がいよいよ幕を閉じます。
ここまでの記事でブッダ教団の急拡大を見てきましたが、これだけ急激に勢力が増したとなるとやはりそれを快く思わない人間も出てくることになります。
ブッダの生涯の中ではそれほど重大事件としては扱われないものではありますが、今回の記事では現代を生きる私達にも大いに参考になるエピソードをここで紹介したいと思います。