ソ連の独裁者スターリンとはーその人物像と生涯「スターリン伝を読む」記事一覧

レーニンとスターリン~ソ連を学ぶ

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ソ連の独裁者スターリンとはーその人物像と生涯「スターリン伝を読む」記事一覧

この作品の特徴は何と言っても人間スターリンの実像にこれでもかと迫ろうとする姿勢にあります。スターリンだけでなく彼の家族、周囲の廷臣に至るまで細かく描写されます。

スターリンとは何者だったのか、彼は何を考え、何をしようとしていたのか。そして彼がどのような方法で独裁者へと上り詰めたのかということが語られます。

この本は上下巻合わせて1200ページほどの大作です。ですが読んでいて全く飽きません。小説のような語り口によってどんどん引き込まれます。

スターリンとは何者なのか、スターリン率いるソ連とはどんな存在だったのか。

それはロシアの隣国である私たちにも無関係な問題ではありません。謎の国ロシアを知る上でもこの本は非常に大きな助けとなってくれます。

読むにもなかなか骨が折れる大作ですがこれは読む価値ありです。面白いです!

この記事ではそんなスターリンの全14の記事をまとめています。それぞれの記事でより詳しくお話ししていますので興味のある方はぜひリンク先の記事をご覧になって頂けましたら幸いです。

スターリンとは何者なのか~スターリンを学ぶ意義~スターリン伝を読む⑴

  • スターリン伝を読む⑴ 目次
    • 1.1 著者のスタンス。スターリンと廷臣を描く理由
      1.2 スターリンとは何者なのか
      1.3 レーニンのマルクス主義思想
      1.4 「スターリンは実はロシア皇帝直属のスパイだった」説への反論
      1.5 スターリンによるレーニンの神格化

スターリンはソ連の独裁者だとされてきました。しかしそのスターリン自身もソヴィエトというシステムを動かす一つの歯車に過ぎなかったのではないか。スターリンが全てを動かしているようで実はそのスターリン自身もシステムに動かされていたのではないかという視点は非常に興味深いものでした。

このことは独裁者とは何かを考える上で非常に重要なことであるように思えました。

スターリンとは何者なのか~スターリンを学ぶ意義~スターリン伝を読む⑴

1932年ウクライナの悲惨な飢饉・レーニンボリシェビズムと宗教 スターリン伝を読む⑵

  • スターリン伝を読む⑵ 目次
    • 1.1 大事なことは会議室で決まるのではない。休暇で決まるのだ。
      1.2 1932年ウクライナの「でたらめな」飢饉
      1.3 レーニンボリシェビズムは宗教に近かった?

1930年代初頭の飢饉は信じられないほどの犠牲者を出しました。しかもこれはスターリンによる人災です。

少なくとも400万から500万にも人が餓死をした。それも人為的なものによって・・・

スターリン時代にこういうことが起きていたのです。

しかしスターリン政権下ではそれすらも「素晴らしい新世界」を作るために正当化されたのでした・・・もはや想像を絶する規模の話と化してきました・・・

また、この記事ではスターリン体制と宗教についてもお話ししていきます。

ソ連社会では宗教はタブーとされていましたがそのソ連の仕組みそのものが宗教的なものの上に成り立っているというパラドックスがそこにはありました。

宗教とは何かということをテーマにこれまでも色々と考えてきましたがこれは非常に示唆に富む場面でした。

1932年ウクライナの「でたらめな」飢饉・レーニンボリシェビズムと宗教 スターリン伝を読む⑵

愛妻の自殺を嘆き悲しむスターリンースターリンの意外な一面 スターリン伝を読む⑶

  • スターリン伝を読む⑶ 目次
    • 1.1 1932年、スターリンの妻ナージャの自殺
      1.2 妻の死を経て、スターリンは別人となってしまった
      1.3 1936年の見世物裁判とイソップ言語
      1.4 スターリンは拷問に立ち会ったことがない
      1.5 テロルは一人ではできない

スターリンは仕事人間で家庭をまず顧みませんでした。しかしナージャとスターリンは度々喧嘩しながらも心を開いて会話ができる関係でした。スターリンにとって心許せる唯一のパートナーだったのです。

しかしソ連中枢部の異様な状況、つまり政治的策謀やスターリンの奔放な態度にナージャは精神を病んでいきました。そしてとうとう、彼女は自分の心臓を銃で撃ち抜き自殺してしまったのです。

さすがのスターリンも妻の自殺にショックを受けたそうです。何百万人もの人を平気で殺した独裁者も妻の死には涙を流し、激しいショックを受けました。

何百万もの人たちの死に対してほんの少しでもそうした死を悼む気持ちがあったとしたら歴史は変わっていたかもしれません。いや、きっとそうならない人だからこそ独裁者になりえたということなのかもしれませんが・・・

愛妻の自殺を嘆き悲しむスターリンースターリンの意外な一面 スターリン伝を読む⑶

スターリンと16世紀の専制君主イワン雷帝と流血の上に成立する社会システム スターリン伝を読む⑷

  • スターリン伝を読む⑷ 目次
    • 1.1 1937年の大粛清のはじまり
      1.2 流血の上に成立する社会システム
      1.3 大物政治家たちの腐敗
      1.4 スターリンとイワン雷帝

1937年の大粛清はこれまでの粛清よりもさらに進んでいました。

なんと殺害と逮捕の割り当て数を先に決定し、その数をノルマとして強制したのです。

そしてこれはある意味地方の官僚の忠誠心を試す試金石ともなっていました。

スターリンの意図に沿うことを示すため、地方官僚は進んでノルマを達成しようとしました。だからこそ、ノルマよりももっと多くの人を処刑しようと躍起になったのです。人間の命が単なる数字の問題に置き換えられた究極の例となってしまったのです。

また、この記事では16世紀の専制君主イワン雷帝についてもお話ししていきます。スターリンは自らをイワン雷帝になぞらえていました。

圧倒的カリスマ、そして暴君だったイワン雷帝。彼も恐怖政治を敷き、数え切れないほどの人間を虐殺し拷問にかけました。

しかしその圧倒的な力によってロシア王朝を強大な国家にしたのも事実。こうした歴史をスターリンも意識していたのでしょう。

スターリンとイワン雷帝の比較は非常に興味深い問題です。

スターリンと16世紀の専制君主イワン雷帝と流血の上に成立する社会システム スターリン伝を読む⑷

独ソ戦中のスターリンと反撃するソ連軍の地獄絵図のごとき復讐 スターリン伝を読む⑸

  • スターリン伝を読む⑸ 目次
    • 1.1 兵士を強制的に戦わせる政令の制定
      1.2 イワン雷帝伝を読むスターリン
      1.3 反撃するソ連軍の地獄絵図のごとき復讐
      1.4 広島への原爆投下とスターリン

独ソ戦が始まり、強力なドイツ軍に対抗するためにスターリンはある政令を制定します。それが上記のNKGB命令第二四六号と政令第二七〇号でした。

これによりソ連兵は政府に自分の家族を人質に取られたと同等になります。家族を殺されたくなければ戦え。逃げたらお前も家族も皆処刑する。死ぬまで戦わず敵の捕虜となった時も家族を逮捕する。だから死ぬ気で戦え。

こうしてソ連は兵士を戦地に送り続けていたのでした。

この記事では独ソ戦中のスターリンについてお話ししていきます。

独ソ戦中のスターリンと反撃するソ連軍の地獄絵図のごとき復讐 スターリン伝を読む⑸

『スターリン 青春と革命の時代』―独裁者スターリンのルーツを探る

この作品はこれまで紹介してきました『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち』の続編となる作品です。

『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち』ではスターリンが権力を掌握してからの伝記となっていましたが、続編のこの作品ではスターリンの幼少期から権力奪取に至るまでの青年期を中心とした伝記となっています。

前作の『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち』も刺激的でかなり面白い書物でしたが、続編のこちらはさらに面白いです。独裁者スターリンのルーツを見ていくのは非常に興味深いものでした。

若きスターリンがどのようにしてそこまでの智慧才覚、カリスマ、権謀術数の策を得ていったのか、それがこの本で語られます。

彼の生まれや、育った環境は現代日本に暮らす私には想像を絶するものでした。暴力やテロ、密告、秘密警察が跋扈する混沌とした世界で、自分の力を頼りに生き抜かねばならない。海千山千の強者たちが互いに覇を競い合っている世界で若きスターリンは生きていたのです。

こんな過酷な状況でよく敵と渡り合い、自分の組織を作り上げたなと読んでいて驚くばかりです。ものすごく衝撃的な本です。

スターリンの化け物ぶりがよくわかります。運だけで独裁者になったのではありません。彼は驚くべき経験を経てカリスマへと成長していったのです。その過程を学ぶことは世界の歴史や戦争とは何かを学ぶ上で非常に重要な示唆を与えてくれるものであると思います。

『スターリン 青春と革命の時代』―独裁者スターリンのルーツを探る

波乱万丈の青年期ー驚くべき力を秘めたスターリン スターリン伝を読む⑹

  • スターリン伝を読む⑹ 目次
    • 1.1 ヴェールを脱ぐ若きスターリン
      1.2 驚くべき力を秘めた青年期のスターリン
      1.3 本書における著者の立場~スターリンをどう捉えるか
      1.4 フロイトをはじめとした心理歴史学の安易な適用を避ける著者

スターリンは若い時から圧倒的な力を持っていました。育ちのいいエリート政治家ではなく、アンダーグラウンドで名の知れたギャングのトップという存在でした。こうした闇の世界でも生き残ることができる強さが混沌としたロシア革命期においてレーニンから信頼を受ける大きな要因となったのでした。

波乱万丈の青年期ー驚くべき力を秘めたスターリン スターリン伝を読む⑹

スターリンが生まれ育った町の驚くべき荒くれっぷりと読書家スターリンの誕生 スターリン伝を読む⑺

  • スターリン伝を読む⑺ 目次
    • 1.1 ソソ(スターリン)が子供時代を過ごしたグルジア(ジョージア)のゴリという町
      1.2 ゴリの荒くれっぷり
      1.3 読書家スターリン
      1.4 スターリンと『悪霊』

スターリンはグルジア(ジョージア)のゴリという街に生まれました。

このゴリという街がとにかく強烈です。この記事でお話ししていきますがとてつもない荒くれものたちの巣窟だったのです。

ソソ(スターリンの名前)の父は貧しい靴職人で酔って彼に暴力を振るう男でした。この父による暴力がスターリンの人生を決定づけたとされることが多いのですが、著者はそれだけではなくゴリのような環境要因も強力に働いていると指摘しています。

また、記事の後半ではスターリンの恐るべき読書家っぷりを紹介しています。彼は知識人としても異様な力を見せつけるのでした。

スターリンが生まれ育った町の驚くべき荒くれっぷりと読書家スターリンの誕生 スターリン伝を読む⑺

ギャングの統領スターリンの圧倒的な力 スターリン伝を読む⑻

  • スターリン伝を読む⑻ 目次
    • 1.1 ロシアのテロリストの歴史
      1.2 ギャングの統領・スターリン
      1.3 スターリンによるゆすり、みかじめ料

1870年頃から過激なテロリスト集団が力を増し、政府とのいたちごっこが続いていました。しかし1881年、皇帝のアレクサンドル2世の暗殺によって政府の秘密警察はさらに強化されることになりました。

スパイが大量に世に放たれ、誰がスパイで誰が裏切り者なのかがまったくわからない状態になります。革命家たちは誰がスパイかをかぎ分ける能力が求められました。そこでは陰謀や買収による工作や、二重スパイ、三重スパイまでも跋扈し、何を信じていいかわからない疑心暗鬼の極限の世界が現出したのでありました。

スターリンはそんな異様な世界を生き抜く才能をすでに持っていました。彼が生まれ育ったゴリでの経験はその才能に圧倒的な磨きをかけることになっていたのです。

ここに単なる政治家の域を超えたスターリンのすごみがあります。彼は秘密工作の達人であり、作戦の実行者としても一流であったことがここでうかがわれます。

やがてスターリンはグルジアの武装組織を指導するまでになっていきます。そして単に武装勢力を指導するだけでなく、地域の有力者たちとのつながりまで獲得します。ここまで来ると単に強いだけではなく、圧倒的なカリスマと交渉能力、世の中を読む力がないとできません。スターリンはこの時すでに後の姿の片鱗を見せ始めていたのでありました。

ギャングの統領スターリンの圧倒的な力 スターリン伝を読む⑻

時代が味方したスターリン。スターリンはスターリンのみにあらず スターリン伝を読む⑼

  • スターリン伝を読む⑼ 目次
    • 1.1 妻の死とスターリンの自己弁護
      1.2 レーニンの資金調達係としてのスターリン
      1.3 時代が味方したスターリン。スターリンはスターリンのみにあらず
      1.4 革命とスターリン
      1.5 まとめとして

スターリンその人に才能があったことは確かですが、時代がそれを求めていなければ表舞台に上がることなく消えていくのが定めです。スターリンが登場したのはまさにスターリンがその力を発揮するのにもっとも適したタイミングだったのです。

ロシア革命の暴力的な状況はスターリンをロシアの巨大な指導者へと成長させていく場となりました。そのような状況があったからこそスターリンが生まれ、スターリンがいるからこそ暴力的な支配構造がどんどん確立していくという相互作用が生まれたのでありました。

時代が味方したスターリン。スターリンはスターリンのみにあらず スターリン伝を読む⑼

スターリンのおすすめ参考書

ここから先は「スターリン伝を読む」ではありませんが、スターリンを学ぶ上で参考になる本をご紹介していきます。

横手慎二『スターリン 「非道の独裁者」の実像』を読んで~スターリン入門におすすめの一冊

この本は単純にスターリンを大悪人として断罪するのではなく、なぜロシア人は今でもなお彼を評価するのだろうかという観点を軸にスターリンとは何者かを解説していきます。

スターリン入門として読みやすく、新書でコンパクトに読みやすくまとまっていますのでこの本はおすすめです。

横手慎二『スターリン 「非道の独裁者」の実像』を読んで~スターリン入門におすすめの一冊

『スターリンのジェノサイド』スターリン時代の粛清・虐殺とは

  • 1 ノーマン・M・ネイマーク『スターリンのジェノサイド』 目次
    • 1.1 ソ連による国連への介入
      1.2 スターリンによるクラーク(富農)撲滅の特徴―人を人とも思わぬような残虐行為はなぜ可能だったのか
      1.3 スターリンの大粛清とは
      1.4 おわりに

この本ではスターリンによる大量殺人がどのようなものであったかがわかりやすく解説されています。

スターリン時代に何が行われていたかを知るにはこの本は非常に役に立ちます。

ナチスによるホロコーストは世界的にも非常によく知られている出来事であるのに対し、スターリンによる粛清は日本ではあまり知られていません。なぜそのような違いが起きてくるのかということもこの本では知ることができます。

『スターリンのジェノサイド』スターリン時代の粛清・虐殺とは

『共食いの島 スターリンの知られざるグラーグ』人肉食が横行したソ連の悲惨な飢餓政策の実態

この本は1933年の大粛清の時期に意図的に数百万の人を餓死させた悲劇の一つにスポットを当てた作品です。

この本を読むとスターリンの集団移送、飢餓計画がいかに場当たり的で杜撰なものだったかがわかります。

モスクワの官僚たちは無理難題な要求をシベリアに送り付けます。それに対してシベリアの官僚たちは「現実的にそんな計画は無理だ」と何度も警告するもまったく中央部は取り合おうとしません。

彼らはシベリアの実態をまったく把握しようとせず、とにかく移送さえできればいいという態度でシベリアにすべてを押し付けます。

その結果案の定現場は大混乱になり、食べ物も衣類すらない中で無数の人たちが何もない場所に放置されることになったのです。

そんな環境では確実に死んでしまいます。しかしどうしようもありません。モスクワにいるソ連の指導部にとっては彼らがどうなろうが知ったことではないのです。

スターリン時代の粛清はあまりに規模が大きく、犠牲者の数も数百万人レベルです。そうした巨大な数字の中では個々の死に様は逆にあまり語られなくなってしまいます。

この本はソ連崩壊に伴って新しく研究可能になった資料が基になっています。かつては歴史の闇に葬り去られた事件が今こうして明るみに出されているのです。

この本はなかなかショッキングな内容の本ですが、大量殺人の現場で何が起きていたのか、モスクワとシベリアの官僚たちのやり取り、ずさんな計画を知ることができます。

そして何より絶望的な飢餓の状況で人間はどうなってしまうのかということ。

ロシアを知るだけではなく、人間の歴史を知る上でも非常に重要な示唆が詰まった本となっています。とてもおすすめです。

『共食いの島 スターリンの知られざるグラーグ』人肉食が横行したソ連の悲惨な飢餓政策の実態

ジイド『ソヴェト旅行記』フランス人ノーベル賞文学者が憧れのソ連の実態に気づいた瞬間

  • 1 アンドレ・ジイド『ソヴェト旅行記』 目次
    1.1 アンドレ・ジイドとは
  • 2 『ソヴェト旅行記』
    2.1 「ソ連は私を欺いた」
    2.2 小話①愛すべき案内人ー己の無知を知らぬことは、人間をたいへん肯定的にする
    2.3 小話②質素な生活は仮の姿?
    2.4 ソヴィエトにおける順応主義ー幸福は、希望と信頼と無知によって作られる

ジイドはフランス人でしたがソ連に対し非常に強い関心を持ち、社会主義革命を進めるソ連に対し憧れを持っていました。そして1936年、友人のゴーリキーが危篤との知らせを受けソ連訪問が決まり、ソ連側からは熱烈な歓待を受けることになります。

憧れのソ連を訪問し、どれほどこの国は素晴らしいのかと期待していたジイドでしたが、そこで彼は現実を知ってしまうことになります。その心情を綴ったのがこの『ソヴェト旅行記』という本になります。

ソ連を批判するこの本は賛否両論を巻き起こし、世界各国で異常な反響をもたらしたそうです。特に、ソ連からものすごい反撃が来たというのがリアルですよね。

先に述べましたようにジイドがソ連を旅した際、彼は国賓扱いでソ連側から歓待されました。

最上級のホテルで最高級の食事やおもてなしを受け、彼が案内された場所では全てが完璧に整えられ、そこで出会う人々は皆夢や希望に溢れ、教養も素晴らしく、この国は驚くほど発達しているという印象を受けるようなものでありました。

しかし、ジイドはそうした完全護送スタイルの歓待からわざと距離を置き、一人で街を歩いたりしたそうです。そこで目にした光景や、人々との交流によって徐々にその実態を知ることになります。

『ソヴェト旅行記』ではそうしたジイドの体験が綴られています。

ジイドの『ソヴェト旅行記』は非常に興味深い本でした。ぜひ皆さん自身で手に取ってみてください。ものすごく面白い本ですのでとてもおすすめです。

ジイド『ソヴェト旅行記』フランス人ノーベル賞文学者が憧れのソ連の実態に気づいた瞬間

おわりに

レーニンに引き続きスターリンも学んできましたが、この二人の圧倒的なスケールには驚かされるばかりでした。

中学、高校と世界史は一応習います。ですが実際にはロシア帝国時代やソ連時代のことはほとんどわからないに等しい状況です。私もここで学ぶまでほとんど何も知りませんでした。

スターリンがこれほどまでの規模で粛清をしていたということすら知りませんでした。

そして、レーニン・スターリンというカリスマ2人によってソ連が形作られ、その後の世界を形成していった流れをここで知ることができました。

歴史を学ぶことは単に過去の出来事を眺めることではありません。そこで学んだことをものさしに今を見ることに意味があります。

スターリンを学ぶことも非常に興味深い読書となりました。

以上、「ソ連の独裁者スターリンとはーその人物像と生涯「スターリン伝を読む」記事一覧」でした。

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