絵画

dostoyevsky親鸞とドストエフスキー

当ブログのイチオシ!「ドストエフスキーの旅」三部作~私の渾身のヨーロッパ旅行記を紹介します

この旅行記はドストエフスキーを知らない方にも楽しんで頂けるよう執筆しました。

また、ロシアのドストエフスキーゆかりの地巡りは数多くあれどヨーロッパに特化して書かれたものはなかなかありません。そうした意味でもドストエフスキーを愛する方々にも微力ながらお役に立てるのではないかと僭越ながら感じております。

アジャンタ仏教コラム・法話

(23)アジャンタ石窟でインド仏教絵画の最高傑作を堪能!千年間忘れ去られていた驚異の仏教遺跡を訪ねて

彫刻はエローラ。絵画はアジャンタ。これで決まりです。

インド仏教芸術の極致を味わうならぜひこの二つをセットで見ることをおすすめします。

アジャンタも実に素晴らしい場所でした。あの蓮華手菩薩の指先は忘れることができません。指先と指先が触れるあの究極の一点・・・!あれは奇跡です。まごうことなき奇跡でした。

小椅子の聖母イタリアルネサンスと知の革命

ラファエロ『小椅子の聖母』の魅力について考えてみた~フィレンツェ、ピッティ宮の名画に思う

私はラファエロの『小椅子の聖母』が大好きです。この名画はロシアの文豪ドストエフスキーにも愛された作品として知られています。

フィレンツェのピッティ宮で観たオリジナルは実に素晴らしいものでした。

この記事ではそんなラファエロの傑作を観た時の体験をお話ししていきます。

ボッティチェッリのマリアイタリアルネサンスと知の革命

ボッティチェッリのマリアに夢中!フィレンツェの顔ウフィツィ美術館を訪ねて

フィレンツェの王道、ウフィツィ美術館を訪れて思わぬ出会いをすることになりました。それがボッティチェッリのマリアでした。私は彼女から目を離せなくなってしまいました・・・!

ボッティチェッリの絵は何かが違います。そう、言うならば顔力(がんりき)とでも言うべきものをボッティチェッリからは感じるのです。

上田隆弘僧侶の日記

ようこそお越しくださいました。初めて当ブログへお越しの皆様へのご案内。まずはこちらへどうぞ

はじめまして。当ブログの管理人上田隆弘と申します。 このブログは、ブログタイトルにもありますように自問自答をモットーに日々の生活の中の様々なことに目を向け言葉を綴ってみようという私の試みから始まりました。

この記事では当ブログ内の大まかなご案内をしていきます。 当ブログへ初めて来られた方や何を読むべきか迷った方はまずこちらの記事をご覧ください。

フィレンツェイタリアルネサンスと知の革命

フィレンツェを知るためのおすすめ参考書一覧~ダ・ヴィンチやマキャヴェリ、ダンテなど芸術や歴史、文学など奥深き世界を堪能

前回の記事ではイタリア・ローマを知るためのおすすめ参考書をご紹介しましたが、今回の記事ではフィレンツェについてのおすすめ本をご紹介していきます。

フェイレンツェといえばボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど言わずもがなの巨匠の作品が今なお世界中の人を魅了し続けている華の都です。

ですがそんなフィレンツェではありますが、いざこの街がどのような歴史を経てどのように芸術が花開くことになったかというのは意外とわかりにくいです。

ルネッサンス芸術という言葉は知っていてもいざこの芸術が実際にどのようなものなのか、それが黄金期を迎える時代背景は何だったのか。

知れば知るほど面白いフィレンツェです!ぜひこの記事を役立てて頂ければ幸いです。

ローマおすすめ観光スポット『ローマ旅行記』~劇場都市ローマの魅力とベルニーニ巡礼

僧侶ならではのローマおすすめ観光スポット15選!王道からマニアックな教会まで美の極致を味わう

この記事では私も大好きなローマのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

サン・ピエトロ大聖堂やコロッセオなどの有名どころだけではなく、観光客があまり訪れないマニアックな教会もこの記事ではご紹介していきます。

ローマは実に素晴らしい街です。ですがあまりに見どころが多すぎるが故の罠もあります。ぜひ当ブログの記事が皆様のお役に立てれば何よりでございます。

地獄変・偸盗三島由紀夫と日本文学

芥川龍之介『地獄変』あらすじと感想~地獄絵の完成には地獄を見ねばならぬ…天才画家の狂気を描いた傑作!

この作品を読んでいると、まるでサスペンス映画を観ているかのような緊張感に自分が包まれていることを感じます。天才画家良秀が弟子を鎖で縛ったりミミズクをけしかけるくらいまではまだいいのです。「また始まったよ良秀の奇行が」くらいのものです。ですがそこから段々妙な予感が私達の中に生まれ、次第に不気味に思えてきます。「まさか、良秀がやろうとしていることって・・・」とついハラハラしてしまいます。この徐々に徐々に恐怖や不安を煽っていくスタイルは、ミステリーのお手本とも言うべき実に鮮やかなストーリーテリングです。さすが芥川龍之介です。

この作品には「完璧な絵を描き上げんとする狂気の画家を、言葉の芸術家が完全に描き切るのだ」という芥川の野心すら感じさせられます。

この作品が芥川文学の中でも傑作として評価されている理由がよくわかります。

トルストイの肖像ロシアの巨人トルストイ

クラムスコイ『トルストイの肖像』制作エピソード~トルストイの射貫くような眼差しはこうして描かれた!

この肖像画で描かれたトルストイのまなざしの鋭さには驚かされます。

トルストイといえば晩年の白いひげを生やした姿を連想しがちですが、この肖像画が描かれた1873年はトルストイ45歳の年です。4年前には『戦争と平和』の連載が完了し大ヒット。そしてこの年には『アンナ・カレーニナ』を書いていました。つまり、作家としてバリバリの時期です。その時の鋭い眼光がこの肖像画で描かれています。

そして興味深いことに、トルストイとクラムスコイの出会いは『アンナ・カレーニナ』の執筆にも影響を与えることになりました。

ドストエフスキーの肖像画ドストエフスキー作品

ペローフ『ドストエフスキーの肖像画』制作のエピソードをご紹介!画家の見た作家の素顔とは

私は2019年夏より『親鸞とドストエフスキー』をテーマにこれまで学んできましたが、学べば学ぶほど愛着が湧き、ついには額縁に入った肖像画を購入し部屋に飾るほどになってしまいました。

そしてこのドストエフスキーを描いた画家こそ今回紹介するペローフになります。

この記事ではこの肖像画が生まれたエピソードを見ていきます。子供を愛したドストエフスキーならではの姿を知ることになりました。