ローマ

上田隆弘僧侶の日記

ようこそお越しくださいました。初めて当ブログへお越しの皆様へのご案内。まずはこちらへどうぞ

はじめまして。当ブログの管理人上田隆弘と申します。 このブログは、ブログタイトルにもありますように自問自答をモットーに日々の生活の中の様々なことに目を向け言葉を綴ってみようという私の試みから始まりました。

この記事では当ブログ内の大まかなご案内をしていきます。 当ブログへ初めて来られた方や何を読むべきか迷った方はまずこちらの記事をご覧ください。

ダルマパーラ仏教聖地スリランカ紀行

(43)ダルマパーラのプロテスタント仏教とは~スリランカの伝統仏教とも異なる新仏教の存在とその影響

前回の記事で見たように、伝統的なスリランカ仏教は私たちのイメージする厳格な上座部仏教とは違います。どちらかというと、その姿は私達日本仏教とも近いとすら言えます。

ではなぜそのような「イメージのずれ」が生じているのでしょうか。

その鍵を握るのが今回紹介するダルマパーラの「プロテスタント仏教」にあります。

dostoyevsky親鸞とドストエフスキー

当ブログのイチオシ!「ドストエフスキーの旅」三部作~私の渾身のヨーロッパ旅行記を紹介します

この旅行記はドストエフスキーを知らない方にも楽しんで頂けるよう執筆しました。

また、ロシアのドストエフスキーゆかりの地巡りは数多くあれどヨーロッパに特化して書かれたものはなかなかありません。そうした意味でもドストエフスキーを愛する方々にも微力ながらお役に立てるのではないかと僭越ながら感じております。

フィレンツェイタリアルネサンスと知の革命

フィレンツェを知るためのおすすめ参考書一覧~ダ・ヴィンチやマキャヴェリ、ダンテなど芸術や歴史、文学など奥深き世界を堪能

前回の記事ではイタリア・ローマを知るためのおすすめ参考書をご紹介しましたが、今回の記事ではフィレンツェについてのおすすめ本をご紹介していきます。

フェイレンツェといえばボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど言わずもがなの巨匠の作品が今なお世界中の人を魅了し続けている華の都です。

ですがそんなフィレンツェではありますが、いざこの街がどのような歴史を経てどのように芸術が花開くことになったかというのは意外とわかりにくいです。

ルネッサンス芸術という言葉は知っていてもいざこの芸術が実際にどのようなものなのか、それが黄金期を迎える時代背景は何だったのか。

知れば知るほど面白いフィレンツェです!ぜひこの記事を役立てて頂ければ幸いです。

ローマおすすめ観光スポットローマ帝国の興亡とバチカン、ローマカトリック

ローマおすすめ参考書一覧~歴史、文化、宗教、芸術!ローマがもっと面白くなる名著を一挙ご紹介!

前回の記事「僧侶推薦ローマおすすめ観光スポット15選!王道からマニアックな教会まで美の極致を味わう」ではローマのおすすめスポットをご紹介しましたが、この記事ではそんなローマをもっと楽しむためのおすすめの参考書、ガイドブックをご紹介していきます。

それぞれのリンク先ではより詳しくその本についてお話ししていますのでぜひそちらもご参照下さい。

ローマはあまりに奥が深い。そして知れば知るほどはまってしまう底なし沼のような存在です。私もこのローマの浪漫にすっかりとりつかれてしまいました。

この記事が皆様のお役に立てましたら私としては幸いでございます。

ローマおすすめ観光スポット『ローマ旅行記』~劇場都市ローマの魅力とベルニーニ巡礼

僧侶ならではのローマおすすめ観光スポット15選!王道からマニアックな教会まで美の極致を味わう

この記事では私も大好きなローマのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

サン・ピエトロ大聖堂やコロッセオなどの有名どころだけではなく、観光客があまり訪れないマニアックな教会もこの記事ではご紹介していきます。

ローマは実に素晴らしい街です。ですがあまりに見どころが多すぎるが故の罠もあります。ぜひ当ブログの記事が皆様のお役に立てれば何よりでございます。

ドストエフスキーの旅ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行

上田隆弘『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』記事一覧~目次としてご利用ください

この記事では私のヨーロッパ旅行記『ドストエフスキー、妻と歩んだ運命の旅~狂気と愛の西欧旅行』の記事30本をまとめています。

私はドストエフスキーが好きです。ですが、何よりも「アンナ夫人といるドストエフスキー」が好きです。 そんな二人の旅路が少しでも多くの人の目に触れるきっかけとなったらこんなに嬉しいことはありません。

ディズニーランドという聖地夢の国ディズニーランド研究

能登路雅子『ディズニーランドという聖地』~信仰・巡礼の聖地としてのディズニーという刺激的な視点が魅力のおすすめ本!

本作は「聖地」「信仰」「文化」という側面からディズニーを見ていく点にその特色があります。僧侶である私にとってこれは非常に興味深いテーマであります。

はっきり申しましょう。「この本はものすごく面白いです・・・!」

新書でこれだけのことがまとめられているというのはかなり奇跡です。これほどの本にはなかなかお目にかかれません。ディズニーファンだけではなく、文化や宗教に関心のある方にもぜひおすすめしたいです。

アポロの杯三島由紀夫と日本文学

三島由紀夫『アポロの杯』あらすじと感想~初の世界一周旅行とギリシャ体験を綴った旅行記!三島の芸術観を知るのにおすすめ!

三島由紀夫は朝日新聞の特別通信員という形で1951年末から世界一周の旅に出かけました。この旅の旅行記が『アポロの杯』になります。

三島はアテネやデルフォイの遺跡や芸術を堪能し、その思いを旅行記にしたためます。彼はこの世界一周旅行で様々な地を巡りましたが、この地に対する感動は明らかに突出しています。

そして三島がギリシャの芸術についてどう思うのか、そして自身の文学観、人生観にどのような影響を与えたのかが率直に書かれていますのでこれは非常に興味深いです。

『アポロの杯』には三島の原体験とも言えるギリシャ・ローマ体験がこれでもかと詰まっています。彼の文学や生き方を知る上でも非常に参考になる作品です。

太陽と鉄三島由紀夫と日本文学

三島由紀夫『太陽と鉄・私の遍歴時代』~若き三島の原点を知れる自伝的作品!初の世界一周旅行で太陽を発見する三島とは

あの三島は若い頃どんな日々を過ごしていたのか、どうやって文壇に入り込むことができたのか。これはとても興味深いです。特にあの太宰治との初対面のエピソードはものすごく面白く、三島VS太宰の構図がはっきりとここで語られています。両者の文学スタイルの違いまで語られていて、この箇所だけでも非常に贅沢なエピソードということができるでしょう。

そして前回の『潮騒』の記事でも引用したのですが、私の中では何と言っても三島由紀夫の人生初の世界一周旅行についてのエピソードが最も印象に残っています。彼は朝日新聞の特別通信員という形で1951年末から世界一周の旅に出かけました。その時に三島由紀夫がまさに太陽を発見したというこのエピソードは後の三島文学を決定づけるかのような意味を持っていたのでした。