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インド旅行のおすすめスポットを厳選!刺激的で面白いカオスなインドならではの体験をご紹介!

インド
目次

僧侶ならではのインド旅行のおすすめスポットを厳選!刺激的で面白いカオスなインドならではの体験をご紹介!

私は2023年から2024年にかけて【インド・スリランカ仏跡紀行】と題してインドやスリランカ、ネパールなどを巡りました。

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【旅行記】インド・スリランカ仏跡紀行 インドの旅は私の「宗教を巡る旅」の終着点でもあります。様々な宗教や文化を学んできた私にとって、やはり最後に行き着く場所は仏教誕生の地インドでなければなりません。

今回の記事ではその旅行記の中から特におすすめの記事をご紹介していきます。

では早速始めていきましょう。

第一次インド遠征編~ガンジス川の聖地を訪ねて

ガンジス上流の聖地ハリドワールへ~ヒンドゥー教巡礼の聖地は想像以上にディープな世界だった

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ガンジス上流の聖地ハリドワールへ~ヒンドゥー教巡礼の聖地は想像以上にディープな世界だった デリー空港に到着した私はそこから北に向かい、ガンジス川上流のヒンドゥー教聖地ハリドワールを目指しました。ガンジスの聖地といえばヴァーラーナシーが有名ですが、実はそこだけが聖地なのではありません。むしろハリドワールの方がきれいで近年人気があるという話もあるほど…。しかし現実はそう甘くはなかったのでした。

私の初めてのインド体験がこのハリドワールというガンジスの聖地でした。

ガンジス川の聖地といえば、ほとんどの人がイメージするのがヴァーラーナシーではないでしょうか。

ヴァーラーナシー Wikipediaより

しかしインドは広い。ガンジス川の聖地と言っても、インドにはいくつもあります。

私が向かったのはガンジス川上流のハリドワールという聖地。ここはデリー空港から北に250キロ弱ほどの距離にあり、車で行くならば6時間半ほどの道のりです。ちなみに、ヴァーラーナシーはガンジス川の中流域にあたります。

ヴァーラーナシーの汚さに関してはすでに日本人も皆何らかの媒体で耳にしたことがあるはずです。指をつけただけで体調を崩すとか、沐浴したら数週間入院したとかの逸話にも事欠きません。

それもそのはず、ガンジス川中流域ともなると様々な街の生活排水が流れ込んできています。さらにここヴァーラーナシーの下水設備も壊滅的で汚水がそもそも垂れ流し状態です。そしてその川で皆洗濯し、さらにはその他諸々の必要なこと(ここではあえて書かない)をするのです。無菌消臭に慣れ切った日本人がこんな所に浸かり、少しでもその水が体内に入り込もうものならどうなるかは想像するも恐ろしい。

ただ、最近は政府肝入りの事業として下水処理の整備が行われていて、そこに日本企業も関わっているそう。つまり、あまりの汚染ぶりにインド人も最近はお腹を壊しているらしいのです。ガイドさんもそう言っていました。

とまあこういうわけでヴァーラーナシーのガンジスの汚さについてはここまでにしておいて、そのはるか上流、ヒマラヤの麓のガンジスはどうかというと、これがものすごくきれいだというのです。川の底が見えるほどのきれいさだとのこと。このきれいさもあって、近年はインド人がヴァーラーナシーよりもハリドワールに行きたがるという話もあるという。

ふむ、そうであるならば私もまずはこちらから行ってみるのもありではないか。いきなりどぎついインドを見るよりもきれいなガンジスを見た方が精神的にも安心なのではないかと私は考えたのでした。(それが実に甘い考えだったことをこの後すぐに私は知ることになる)

この記事ではそんな私の衝撃のガンジス体験をお話ししていきます。

どうしてインド人は聖なるガンジス川が汚くても気にならないのだろうか~沐浴者の横を流れるゴミにふと思う

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どうしてインド人は聖なるガンジス川が汚くても気にならないのだろうか~沐浴者の横を流れるゴミにふと思う ハリドワール滞在2日目。この日の早朝、私は沐浴する一人の男性に目を奪われました。 熱心にガンジス川の水を浴びるその姿に信仰心の篤さを感じたのです。しかしその真横を流れるゴミを見て、ガンジスの汚さについても考えざるを得なくなりました。なぜインド人は聖なる川が汚くても気にならないのだろうかと。

ハリドワール滞在2日目。この日の早朝、私は沐浴する一人の男性に目を奪われました。 熱心にガンジス川の水を浴びるその姿に信仰心の篤さを感じたのです。しかしその真横を流れるゴミを見て、ガンジスの汚さについても考えざるを得なくなりました。

「なぜインド人は聖なる川が汚くても気にならないのだろうか」と。

インドで仏教が広まるわけがないと確信した日~ガンジスの沐浴場でショックを受ける私

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インドで仏教が広まるわけがないと確信した日~ガンジスの沐浴場でショックを受ける私 ハリドワール滞在3日目の朝を迎えました。昨日のマンサ・デーヴィー寺院や2日連続のプージャ見学ですでに体力は限界ぎりぎりです。そんな私でしたがこの日の朝の自由時間、私は散歩に出かけることにしました。 そしてそこで見た光景に度肝を抜かれることになります。これは私の仏教観に大きな影響を与えるほどの衝撃でした。

ハリドワール滞在3日目の朝を迎えました。昨日のマンサ・デーヴィー寺院や2日連続のプージャ見学ですでに体力は限界ぎりぎりです。そんな私でしたがこの日の朝の自由時間、私は散歩に出かけることにしました。 そしてそこで見た光景に度肝を抜かれることになります。これは私の仏教観に大きな影響を与えるほどの衝撃でした。

こちらの動画を見てみてください。

私も初めてこの光景を見た時は言葉を失いました。一体ここで何が起きているのかと驚くしかありませんでした。

この記事ではそんなガンジスの光景を眺めながら仏教について考えたことをお話ししています。

インドのケンタッキーは辛い!?辛いものが苦手な私にとってインドはスパイス地獄だった

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インドのケンタッキーは辛い!?辛いものが苦手な私にとってインドはスパイス地獄だった 辛いものがとことん苦手な私にとってインド食はまさに恐るべき存在でした。 そんな私が待ちに待っていたのがケンタッキーでの食事でした。ケンタッキーならどこに行っても美味しいはず!そんな期待をしていた私でしたがその望みもインドは木っ端みじんに粉砕したのでありました。

辛いものがとことん苦手な私にとってインド食はまさに恐るべき存在でした。

そんな私が待ちに待っていたのがケンタッキーでの食事でした。ケンタッキーならどこに行っても美味しいはず!そんな期待をしていた私でしたがその望みもインドは木っ端みじんに粉砕したのでありました。

ケンタッキーが世界共通の普遍文明と考えていた私はここで再びインドの洗礼を受けることになります。

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インドは最後までインドだった。目の前で起きた交通事故の運転手に度肝を抜かれた最終日 いよいよインド最終日。途中でインドの洗礼に倒れるというアクシデントもあったものの、濃厚で刺激的なインドでありました。 「もうこれ以上ないだろう」と空港への道中思ったものの、インドはまだまだ面白いものを見せてくれました。サービス精神豊富なインドで見た最後の事件をこの記事ではお話ししていきます。

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「もうこれ以上ないだろう」と空港への道中思ったものの、インドはまだまだ面白いものを見せてくれました。サービス精神豊富なインドで見た最後の事件をこの記事ではお話ししていきます。

目の前の車の左側、凹んでいますよね。この直前に斜め後ろから別の車に突っ込まれて凹んだのです。日本だったらこの後警察や保険会社の立ち合いということになりますがさすがはインド。まさにびっくりの展開が目の前で繰り広げられました。

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これまで紹介してきたように、私の初めてのインドはガンジス川上流のヒンドゥー教の聖地が中心でした。

ですが、ここまでの記事を見てこう思われた方もおられるかもしれません。

「仏教僧侶なのになぜそこまでしてヒンドゥー教の聖地を巡らなければならないのか。仏教の聖地を巡ればそれでよいではないか」と。

まさにごもっともな疑問です。仏教を学ぶのなら仏跡に行けばよいのです。

ですが私はそうしませんでした。

そこには私なりの勉強のスタイル、旅の流儀があるのです。

この記事ではそんな私の旅の流儀についてお話ししています。

第二次インド遠征編~インド中南部の遺跡を訪ねて

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私がここカジュラーホーにやって来たのは理由があります。私はここで「あるもの」を見たかったのです。記事タイトルがヒントですが、その「あるもの」に皆さんもきっと驚かれることでしょう。「僧侶なのにこれを紹介してよいの?煩悩だらけでは?」と思われる方もおられるかもしれませんが、いえいえこれがまた奥深い真理が隠されているのです。この記事ではそうした宗教上の問題も考えていきます。

私の中のインド・ヒンドゥー教芸術のナンバー1はぶっちぎりでここです。インド芸術の最高峰であることは間違いありません。

インドで一か所だけ再訪できるとしたら私はここに行きたいです。それほど素晴らしい彫刻群でした。

世界遺産サーンチーの大ストゥーパを訪ねて~現存するインド最大・最古級のストゥーパと華麗な彫刻!

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世界遺産サーンチーの大ストゥーパを訪ねて~現存するインド最大・最古級のストゥーパと華麗な彫刻! サーンチーは現存する最大・最古級のストゥーパで有名な世界遺産で、仏教の歴史を考える上で非常に重要な遺跡として知られています。 ストゥーパというと私達日本人にはあまり馴染みのない単語ですが、これはものすごくざっくり言うと「ブッダや高弟の遺骨を納めたお墓」のことです。日本でいう卒塔婆の語源となった言葉でもあります。

サーンチーは現存する最大・最古級のストゥーパで有名な世界遺産で、仏教の歴史を考える上で非常に重要な遺跡として知られています。

ストゥーパというと私達日本人にはあまり馴染みのない単語ですが、これはものすごくざっくり言うと「ブッダや高弟の遺骨を納めたお墓」のことです。日本でいう卒塔婆の語源となった言葉でもあります。

そして実際に現地へ行くと私は驚きを隠せませんでした。想像よりも、デカイのである!「大きい!」ではなく「デカい!」という言葉が自然と漏れてしまうような強いエネルギーを感じました。

そしてこちらはヤクシーという女神の像で、インド芸術史においても非常に高い評価を受けている作品です。インド美術の参考書でも必ず出てきます。カジュラーホーもそうでしたが、ここ仏教の遺跡でも美しい女性の彫刻が施されているのは興味深いです。

サーンチーは日本人にはあまり知られていませんが、エネルギーと高い芸術性に満ちた素晴らしい場所です。僧侶の方には特におすすめしたいスポットです。

ムンバイ沖エレファンタ石窟の巨大シヴァ神像に感動!ヒンドゥー教彫刻の白眉!

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ムンバイ沖エレファンタ石窟の巨大シヴァ神像に感動!ヒンドゥー教彫刻の白眉! エレファンタ石窟はムンバイ湾内にあるエレファンタ島にあるヒンドゥー教遺跡。 ここのシヴァ神の三面像はインドを代表する傑作として名高い。アジャンタ、エローラに向かう前にぜひ私もこの像にお会いしたい。というわけで私はムンバイから船でエレファンタ島へ向かったのでした。

エレファンタ石窟はムンバイ湾内にあるエレファンタ島にあるヒンドゥー教遺跡。ここのシヴァ神の三面像はインドを代表する傑作として名高いです。

6メートルはあろうかというこの巨大なシヴァ神の像に私はすっかり圧倒されてしまいました。ただ単に大きいだけではありません。正面の穏やかで瞑想的な表情に注目です。私の全てを包み込み、見透かすかのような慈愛のこもった眼差し・・・あぁ、実に素晴らしい。精神的な空気を感じました。

そしてこの記事ではシヴァの三面像について私の個人的な体験もお話ししていきます。

あくまで個人的な話なので話半分で聞いて頂きたいのですが、私はこの像に実際に救われたのです。

もっと具体的に言いましょう。この像は私の腹痛を治してしまったのです。信じるか信じないかは皆さん次第ですが、この顛末は宗教とは何かを考える上で興味深いエッセンスとなるかもしれません。詳しくはぜひこの記事をご覧ください。

エローラのカイラーサナータ寺院に驚愕!100年かけて岩山を彫り進めた驚異の彫刻建築とは!

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エローラのカイラーサナータ寺院に驚愕!100年かけて岩山を彫り進めた驚異の彫刻建築とは! 仏教とヒンドゥー教の世界観、人間観の違いがこれでもかと感じられるのがここエローラです。 カイラーサナータ寺院はまさにエネルギーの爆発です。ここに来ればヒンドゥー教のエネルギー、莫大な質量を全身で感じることができます。 ここエローラ石窟群はインドのベストのひとつであることは間違いありません。

仏教とヒンドゥー教の世界観、人間観の違いがこれでもかと感じられるのがここエローラです。

カイラーサナータ寺院はまさにエネルギーの爆発です。ここに来ればヒンドゥー教のエネルギー、莫大な質量を全身で感じることができます。

ここエローラ石窟群はインドのベストのひとつであることは間違いありません。

このカイラーサナータ寺院は8世紀頃に造営が始まったとされています。

しかもこの寺院の造営方法がまさに狂気としか言いようがありません。なんと、岩山の上から真下に彫り進めて寺院を作ってしまったのです。洞窟のように横方向に穴を掘ったのではありません。この寺院そのものが巨大な岩山をくり抜いた彫刻作品なのです。

この写真を見て頂ければその雰囲気が伝わるのではないでしょうか。ここは元々一つの岩山だったのです。それを文字通り上から地道に彫り続け、下まで貫通させたのです。どうしてインド人はこんなとてつもないことを思いついたのだろう!しかもこの作業はなんと、100年近くも続いたのだといいます。

完成まで約100年、ひたすら彫り続けたのです。さすが悠久の国インド・・・時間感覚があまりに雄大すぎます。

エローラ

エローラ石窟寺院の仏像は全身に電気が走るほどの衝撃だった!インドのベストスポットとしてぜひおすすめ!

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エローラ石窟寺院の仏像は全身に電気が走るほどの衝撃だった!インドのベストスポットとしてぜひおすすめ! エローラ第10窟の仏教石窟。 堂内に入った瞬間、ビリビリビリっと来ました!本当に来たのです!体に電流が走るとよく言うものですがまさにその通りでした。 この衝撃は生涯忘れることはないでしょう。私はこれまで様々な遺跡や芸術作品と出会ってきましたが間違いなくこれはその最高峰に位置しています。

エローラ第10窟の仏教石窟。

堂内に入った瞬間、ビリビリビリっと来ました!本当に来たのです!体に電流が走るとよく言うものですがまさにその通りでした。

この衝撃は生涯忘れることはないでしょう。私はこれまで様々な遺跡や芸術作品と出会ってきましたが間違いなくこれはその最高峰に位置しています。

アジャンタ石窟でインド仏教絵画の最高傑作を堪能!千年間忘れ去られていた驚異の仏教遺跡を訪ねて

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彫刻はエローラ。絵画はアジャンタ。これで決まりです。

インド仏教芸術の極致を味わうならぜひこの二つをセットで見ることをおすすめします。

蓮華手菩薩

アジャンタも実に素晴らしい場所でした。あの蓮華手菩薩の指先は忘れることができません。指先と指先が触れるあの究極の一点・・・!あれは奇跡です。まごうことなき奇跡でした。

この指先はもしかするとミケランジェロの指先とも比されるべきものなのかもしれません。

ミケランジェロ、システィーナ礼拝堂天井画『アダムの創造』Wikipediaより
ミケランジェロ、システィーナ礼拝堂天井画『アダムの創造』Wikipediaより

この世界一有名な指と蓮華手菩薩は肩を並べるのではないでしょう。私もかつてシスティーナ礼拝堂でこの天井画に心奪われたひとりです。この指先の奇跡のような吸引力は忘れられません。それほど素晴らしい指先がインドの山奥で誰にも知られず1000年も眠っていたのです。歴史のロマンを感じずにはいられません。

第三次インド遠征編~ブッダゆかりの地を巡る旅

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日本ではほとんど知られていないタンジャーブルという南インドの古都ですが、インド文化の巨大さや洗練ぶりを体感するには最高の場所です。

この記事を読めば皆さんのイメージするインドとはまた異なるインドの姿を知ることになります。ぜひおすすめしたい記事です。

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インドの象徴タージ・マハルへ~まるで宮殿のような墓とそれを見つめる囚われの王の悲劇 インドといえばタージ・マハル。世界で最も有名な建築物のひとつたるこの世界遺産を私も訪れました。 宮殿のようなこのタージ・マハルでありますが、ここには愛する妻を失った王の悲しみが込められていました。この記事ではそんな悲しき王のエピソードについてもお話ししていきます。

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インド八大仏跡の一つ、祇園精舎へ~平家物語の「祇園精舎の鐘の声」で有名な仏跡へ

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インド八大仏跡の一つ、祇園精舎へ~平家物語の「祇園精舎の鐘の声」で有名な仏跡へ サンカシャを訪れた翌日、私は『平家物語』で有名な祇園精舎目指して出発しました。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」のあの祇園精舎です。 祇園精舎は現在もブッダ在世時の雰囲気を感じられる素晴らしい場所でした。数ある仏跡の中でもここは特にお気に入りの場所となりました。

この記事では『平家物語』で有名な祇園精舎をご紹介します。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」のあの祇園精舎です。

祇園精舎は広い。ゆっくり歩けばあっという間に時間が経ってしまいます。静かでゆったりした空気が漂うこの場所はとても居心地がよいです。ブッダが長い時を過ごしたのも納得です。僧院として理想的な環境がここにはあったのです。

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ブッダ入滅の地クシナガラへ~独特な形の涅槃堂と早朝の聖地。やはり「寺は朝」!

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ブッダ入滅の地クシナガラへ~独特な形の涅槃堂と早朝の聖地。やはり「寺は朝」! クシナガラはブッダ臨終の地ということでブッダ八大聖地の中でも特に重んじられている場所です。 境内は広い公園のようになっていて、少し歩くと薄いクリーム色をした涅槃堂が木々の隙間から見えてきます。お寺としてはかなり独特な形状をしているこの涅槃堂。私はこの涅槃堂に夕方と早朝、二度訪れることになりました。

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境内は広い公園のようになっていて、少し歩くと薄いクリーム色をした涅槃堂が木々の隙間から見えてきます。お寺としてはかなり独特な形状をしているこの涅槃堂。私はこの涅槃堂に夕方と早朝、二度訪れることになりました。

あの玄奘三蔵法師が学んだナーランダー大学へ~インドで私が最も感動した仏跡!

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あの玄奘三蔵法師が学んだナーランダー大学へ~インドで私が最も感動した仏跡! ナーランダー大学・・・ 皆さんはこの仏跡の名前を聞いたことがあるでしょうか。 ブッダ誕生の地ルンビニーや、悟りの地ブッダガヤ、初転法輪のサールナート(鹿野園)などと比べると明らかにマイナーな遺跡です。 しかしこの遺跡こそ私がインドで最も感動した仏跡のひとつとなったのでした。

ナーランダー大学・・・

皆さんはこの仏跡の名前を聞いたことがあるでしょうか。

ブッダ誕生の地ルンビニーや、悟りの地ブッダガヤ、初転法輪のサールナート(鹿野園)などと比べると明らかにマイナーな遺跡です。

しかしこの遺跡こそ私がインドで最も感動した仏跡のひとつとなったのでした。

ナーランダー大学は王舎城からも近い位置にあり、あのサーリプッタ(舎利弗)やモッガラーナ(目犍連)がこの周辺の村の出身だったと言われています。

また、ここは古くから学問の中心地として知られ、5世紀にはインドの学問の最先端を行く大学としての機能を果たすようになっていました。

そして私達日本人にとっても重要なのは、あの玄奘三蔵法師が天竺(インド)を目指したのもまさにここに来るためだったということです。

玄奘(602-664)Wikipediaより

ここナーランダー大学には1500人以上の教授が常駐し、1万人ほどの学生が日夜勉学に励んでいたといいます。その研究水準は紛れもなく世界最高峰であり、当時の新思想である唯識なども研究されていました。まさにナーランダー大学は仏教研究のメッカであり、その名声は中国にも轟いていました。

玄奘はここで学ぶために命を賭けてインドへ旅立ったのです。中国にいては知ることのできない仏教の奥義を知るべく国禁を犯してまで玄奘はインドへ向けて出発したのでした。

私もこの学問の殿堂たるナーランダー大学を訪れ、玄奘の足跡や歴史のロマンに思いを馳せたのでした。

インドの先祖供養の聖地、ガヤーのヴィシュヌ寺院でヒンドゥー教の熱気を体感!

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インドの先祖供養の聖地、ガヤーのヴィシュヌ寺院でヒンドゥー教の熱気を体感! 日本人にとってブッダガヤという地名は有名であってもガヤーという地名はほとんど知られていないのではないでしょうか。『地球の歩き方』でもブッダガヤのページはあれどガヤーを紹介するページは存在しません。 ですがここはインド人にとっては最も重要なヒンドゥー教聖地のひとつです。この記事ではそんな聖地での体験をお伝えします。

日本人にとってブッダガヤという地名は有名であってもガヤーという地名はほとんど知られていないのではないでしょうか。『地球の歩き方』でもブッダガヤのページはあれどガヤーを紹介するページは存在しません。

ですがここはインド人にとっては最も重要なヒンドゥー教聖地のひとつです。この記事ではそんな聖地での体験をお伝えします。

これは今でも忘れることのできない強烈な体験でsた。インド人の熱気、混沌の中心部まで行ったのはこれが初めてでした。聖なる岩に向かっていくインド人の真剣さに私は圧倒されてしまいました。その熱量に押されて私も顔に水がかかろうとも額をつけることができました。ほんの少しだけインド人の中に入れた気がした瞬間でした。

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あのガリガリに痩せ細った強烈な仏像を教科書などで見たことがある人も多いのではないでしょうか。そして実際にその像を見て私は衝撃を受けることになりました。

これまで私は仏教の教科書などで何度となくこの断食仏の写真を見てきました。しかしこの深く窪んだ眼窩の奥に優しく閉じられた目があったことに私は初めて気付いたのでした。

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私もここに来て驚きました。黒い水面に反射する黄金の輝きはまさに彼岸の世界。この世のものとは思われぬ世界がここに現出していました。

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アムリトサル 黄金寺院

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「阿弥陀仏の足」のためにわざわざそんな所までと思うかもしれませんが、実はこの像、とてつもない代物なのです。

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やはり現地を歩くと見えてくるものがあります。これまで本の上でしか知らなかった世界がリアルな感触をもって現れてきます。祇園精舎とカピラヴァストゥがこんなにも近い場所にあることも車で走ったからこそ体感できました。

カピラヴァストゥ

そして何より驚いたのがこの王宮跡の小ささです。ブッダは王子様として生まれたということがよく語られますが、その実態はどれほどのものだったのかということを考えさせられました。皆さんもこの記事を読めばきっと驚くと思います。

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ネパール仏教の象徴たるスワヤンブナート。この寺院はネパール仏教最古の仏教寺院として知られる世界遺産です。

スワヤンブナートは独特な空気が漂う場所でした。インドともスリランカともやはり違います。そしてやはりあの目です。「ネパールといえばこれ」というほど私の中に強烈な印象を残した場所でした。

おわりに

以上、29記事を紹介しました。この記事を書き始めた当初はもっと厳選した少ない記事数を想定していたのですがダメだったようです(笑)紹介したい記事が多すぎました。

私にとってこのインドの旅は本当に刺激的で大切な経験になりました。またインドに行きたいかと言われると、「もう二度と行きたくないです!」といつも笑って話すのですが、ふとインドが恋しくなるのも嘘偽りない事実です。不思議なものですよね。現地にいるとあんなにもダメージを受けるのに、帰国してしばらくするとまたあのカオスが恋しくなるのです。なので私はよくこう言います。「私はインドが大嫌いで、大好きです」と。

この記事が皆さんのお役に立てましたら何よりでございます。

以上、「インド旅行のおすすめスポットを厳選!刺激的で面白いカオスなインドならではの体験をご紹介!」でした。

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インド

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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