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『地球の歩き方ローマ2018~19』感想~驚きの網羅ぶり!あまりの満足感に紹介せずにはいられない!

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『地球の歩き方ローマ2018~19』~驚きの網羅ぶり!あまりの満足感に紹介せずにはいられない!

今回ご紹介するのは2018年にダイヤモンド社より発行された『地球の歩き方A10 ローマ 2018~2019年版』です。私が読んだのは2019年改訂版第23版第2刷です。

『地球の歩き方』についてはもはや紹介の必要もないくらい有名ではありますが、せっかくですのでいつものごとく本紹介を見ていきましょう。

2018~2019年版では、ローマ訪問初心者にも、中・上級者にも満足いただける特集をご用意。エリア案内を充実させ、必要な滞在日数をガイダンスし、永遠の都ローマを手中に収める案内に徹しました。エリア内の見どころの書き換えも行い、重要な見どころを落とすことなく順序だてて歩けます。ローマを自分の足で巡り、理解するための1冊です。

Amazon商品紹介ページより

タイトルにも書きましたが、私はこの『地球の歩き方』に度肝を抜かれました。

これまでも私は海外に行く度に『地球の歩き方』にお世話になっていたのですが、今回紹介する『ローマ』はその中でも飛び抜けて充実した旅ガイドになっています。

私がそれを実感したのは以前紹介した『ベルニーニ』に出てくる教会や彫刻を探している時でした。

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『ベルニーニ』の巻末にも地図は一応掲載されてはいるのですが、できればもっと詳細なマップがほしい!そこでもっと見やすい地図を求めてこの本を手に取ったのですがそれが大正解!ばっちりベルニーニゆかりの地も収められていました。

私はこの『ローマ』版を買う前にすでに『イタリア』版を買っていました。と言いますのも私はローマだけではなくミラノやフィレンツェ、ヴェネツィアなどいくつもの都市を巡る予定があったからです。

ですが、最初はこの『イタリア』版で十分だったのですがローマを学べば学ぶほど行きたい場所が増えてきたのです。しかもベルニーニゆかりの地や文学ゆかりの地となるとかなりマニアックな場所も出てきます。

そうなると『イタリア』版では対応しきれません。

そこで改めて『ローマ』版を買って見てみるとそれらマニアックな場所もばっちり収録されているではありませんか!

地図もしっかり細かい所まで掲載されていますし、解説も充実しています。これは素晴らしい!

私はこれまで当ブログで様々な本を紹介してきましたが、まさか『地球の歩き方』を紹介する日が来ようとは!(笑)

ですがそれほどクオリティーの高い素晴らしい1冊となっています。

これはもう紹介せずにはいられませんでした!

ローマへ行かれる方はぜひ『イタリア』版ではなく、この『ローマ』版をお買い求めください。情報量がまるで違います。ぜひぜひおすすめしたい一冊です。

以上、「『地球の歩き方ローマ2018~19』~驚きの網羅ぶり!あまりの満足感に紹介せずにはいられない!」でした。

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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