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平等院鳳凰堂の定朝作『阿弥陀如来坐像』が完璧すぎる!仏像制作の規範ともなったその美とは

平等院鳳凰堂 定朝 阿弥陀如来坐像
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【親鸞伝】平等院鳳凰堂の定朝作『阿弥陀如来坐像』が完璧すぎる!仏像制作の規範ともなったその美とは

日本を代表する建造物、平等院鳳凰堂。

私が訪れた時は逆光になってしまい写真が暗くなってしまいましたが、その美しさは誰もが知るところでありましょう。

私は20年近く前にもここを訪れていますが、昨今はインバウンドも増え、ここは本当に日本なのかと思うくらい外国人でいっぱいでした。

まあ、ここが外国人に人気なのもよくわかります。まさに、THE JAPAN です。これほど端的に日本の美しさを感じられる建造物もなかなかありません。そして定朝の仏像も日本最高レベルです。これは見ないわけにはいきません。日本に来たらまずこれを見るべし。納得の人気でありましょう。

さて、こういうわけで大混雑の平等院鳳凰堂でありますが、私の目的は何と言っても定朝の阿弥陀仏像です。日本の仏像史において決定的な役割を果たしたこの仏像を見に来たのでありました。

さて、内部は写真撮影禁止ですので、こちらの平等院鳳凰堂の公式ページを見て頂きたいのですが、この仏さまは本当に素晴らしいです・・・!

これはぜひ生で体感して頂きたいです。

画像ですとどうしても平面でしか感じることができませんが、この仏像の真骨頂はその圧倒的なまでのバランス感覚にあります。つまり究極の三次元体と言うことができましょう。

私も久々にこの仏さまと対面して驚きました。

完璧なのです。

そのお坐りになったその姿勢の何たる安定感。完全なるバランス。重心があまりにピタッと収まっているのです。

これは見てそう思うのではなく、「ただ感じる」と言った方が正確かもしれません。分析的にそう見えたのではなく、「感じた」としか言いようのないものなのでした。これは不思議な体験です。

よく仏像の素晴らしさを表現するのに、「お顔が優しい」ですとか「ポーズが美しい」、「優美」などの形容がなされますが、この仏像に関してはただただ「完璧」、「バランス」、そんな言葉がポンと私の中に浮かんできたのです。これは私の中でも珍しい体験でした。

実際、1053年にこのお堂に納められたこの仏像は、当代最高の仏師・定朝によって作られています。そして定朝が生み出したこの仏像様式は「定朝様じょうちょうよう」と呼ばれ、その後100年以上にわたって仏像制作の規範となっていきました。

以後、この仏像は仏像制作における極致として仏師たちの目標となっていきます。

そして鎌倉時代になると、それまで長く続いてきた定朝様とはまるで異なる、写実的で迫力ある仏像を生み出していったのが運慶や快慶ら慶派の仏師たちでした。

彼らの仏像にはドラマチックな迫力があります。定朝の阿弥陀如来坐像とは全く違ったタイプな仏像です。この後の記事ではそんな運慶快慶ら慶派の仏像も紹介していきますのでぜひお楽しみに。

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平等院鳳凰堂 定朝 阿弥陀如来坐像

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この記事を書いた人

2019年「宗教とは何か」をテーマに80日間で13カ国を巡り、その旅をもとにした世界一周記を全国9紙で連載。
現在は北海道新聞「みなみ風」で『インド・スリランカ仏跡紀行』を連載中。

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