大鷹節子『チェコとドイツ 愛と憎しみの関係』~大国ドイツとチェコの複雑な関係とは
この本はとにかくショッキングでした。ドイツに対する見方が変わりました。いや、国際政治の恐ろしさそのものを改めて感じたと言えるでしょう。
プラハの苦難の歴史を知れるだけでなく、国際政治を考える上でも非常に素晴らしい作品です。ぜひぜひおすすめしたい一冊です。
この本はとにかくショッキングでした。ドイツに対する見方が変わりました。いや、国際政治の恐ろしさそのものを改めて感じたと言えるでしょう。
プラハの苦難の歴史を知れるだけでなく、国際政治を考える上でも非常に素晴らしい作品です。ぜひぜひおすすめしたい一冊です。
この本は実際に現地に長い期間滞在していた著者だからこそ知る「リアルなプラハ」を知ることができます。
単に「プラハはきれい!」とか「こんな名物があります!」というだけではなく、その背後に流れている歴史と文化、人々のリアルな生活に眼差しを向けていく姿勢。これがこの本の素晴らしい所です。ぜひぜひおすすめしたい1冊です!
この作品も非常におすすめです!歴史を学ぶために手を取ったこの作品でしたが、そもそも小説としてのクオリティーが尋常ではありません。刺激的で面白い小説をお探しの方にもかなりぐっとくるものがあると思います。暗殺シーンや最後の戦闘シーンなんてもう映画のようです。手に汗握る描写です。これはぜひとも体感して頂きたいです。
ヤン・フスは1517年のルターの宗教改革に先立つことおよそ100年前にプラハで宗教改革を始めた人物です。この本ではそんなフスの宗教改革の内容やその前後のチェコの歴史を詳しく見ていきます。
カフカ、チャペックと並ぶチェコの作家ハシェク。彼は短編の名手で膨大な量の短編の世に残しました。
この本ではそんなハシェクのユーモアたっぷりの名作短編を読むことができます。思わずくすっと笑う作品や、ハッとするような鋭い風刺、皮肉がこの本の魅力です。
この記事では悪意ある人間がいかにして悪口や誹謗中傷を利用して敵をやっつけようとするのかを見ていきます。
最近、誹謗中傷の問題がどんどん大きくなってきています。
悪口や誹謗中傷から自分の身を守るためにもとてもおすすめな内容です
チャペックは作家としてだけでなく、ジャーナリストとしての顔もありました。 そして彼は第二次世界大戦直前、ナチスに呑み込まれゆくチェコを憂い、筆で抵抗を続けました。 この本ではそうしたチャペックのファシズム批判や共産主義批判を読むことができます。
この本は第一次世界大戦後独立したチェコの初代大統領となったマサリクについての伝記です。彼は元々哲学の教授であり、その人徳から哲人大統領と呼ばれ国民から深く敬愛されていました。チェコがなぜこんなにも文化的なのか。思想、言葉を大切にしているのか。そうしたヒントがマサリクにもあるような気がしました。
この作品は『ロボット』や『山椒魚戦争』で有名なプラハの天才作家によるイギリス旅行記です。
チェコ人である彼が覇権国家イギリスを訪れ、外国人から見たイギリスを彼らしいユーモアを交えて紹介していきます。
彼はあのベイカー街を訪れています。チャペックもホームズのことが大好きなんだなと感じました。こういう一面を知れるのも旅行記の嬉しいところです
この作品は戯曲形式で書かれたSFで、ページ数にして文庫本で150頁少々とかなりコンパクトな作品となっています。ですが彼の代表作『ロボット』と同じく、驚くべき濃密さです。物語に引き込まれてあっという間に読み切ってしまいました。この作品もチャペックの魅力がこれでもかと詰まっています。非常におすすめな作品です。