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(22)中国への仏教伝来はいつ頃から?

シン日本仏教史
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『シン日本仏教史』(22)中国への仏教伝来

前回の記事では七高僧のひとり、龍樹についてお話ししました。

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龍樹は大乗経典が生まれ始めてからおよそ100年後の2世紀中頃に活躍しましたが、ちょうどその頃中国にも本格的に仏教が伝わり始めたとされています。

ただ、中国への仏教伝来は諸説あり、正確にはわかってはいません。

一応、史実に残っているものとして初めて仏教が伝わったのが紀元1世紀後半頃ではないかとされています。とはいえこれは単発的で小規模な出来事に過ぎず、仏教伝来が本格化したのは2世紀の安世高あんせいこう支婁迦讖しるかせんら訳経僧が中国を訪れるようになってからというのが実際のところだそうです。

では中国に仏教が伝来し、すぐにそれが中国に広まったかと言いますとそうではありませんでした。中国にはすでに儒教や道教があり、最初から仏教が盛んに信仰されたわけではなかったのです。この国で仏教が盛んになるにはまだまだ時間が必要でした。

こうした中国の歴史については後に改めて詳しくお話ししていきますが、インドで大乗経典が誕生し、その論書(解説書)が次々と編纂されていたこの時代に仏教が中国へ渡り始めたというのは大きなポイントです。

日本仏教が大乗仏教の国となったのも直接的にはこうした中国があったからこそです。中国が従来の上座部仏教ではなく大乗仏教を主に受け入れたからこそ日本も大乗仏教を信仰する国になったのです。こういう意味でもインドから中国に仏教が伝来していく流れを追っていくのは非常に有益です。

ぜひ『シン日本仏教史』中国編をお楽しみに。

続く

主要参考文献一覧

〇インドの歴史・宗教・文化について知るのにおすすめの参考書一覧
〇インド仏教をもっと知りたい方へのおすすめ本一覧
〇仏教国スリランカを知るためのおすすめ本一覧
〇中国仏教・中国思想のおすすめ解説本一覧
〇親鸞聖人や日本仏教を学ぶためのおすすめ参考書一覧

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シン日本仏教史

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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