H・C・ヴォルプス『大作曲家 メンデルスゾーン』~曲紹介が充実のおすすめ伝記!
この伝記はメンデルスゾーンの入門書として非常に優れています。
彼の生涯が130ページほどでコンパクトにまとめられており、しかも読みやすく、面白い。
また、この伝記の特徴として、伝記部分を終えた後に60ページほどを使って曲の紹介をしている点が挙げられます。この本はメンデルスゾーンの曲を聴く際の貴重なガイドとなります。
この伝記はメンデルスゾーンの入門書として非常に優れています。
彼の生涯が130ページほどでコンパクトにまとめられており、しかも読みやすく、面白い。
また、この伝記の特徴として、伝記部分を終えた後に60ページほどを使って曲の紹介をしている点が挙げられます。この本はメンデルスゾーンの曲を聴く際の貴重なガイドとなります。
これまで作曲家の物語シリーズをひたすら読んできたわけですが、正直、一番好きになったとも言える人物がこのメンデルスゾーンでした
この伝記はあまりにドラマチックなメンデルスゾーンの生涯をひのまどかさん流の最高の語り口で堪能することができます。もうこれは読んで下さい!絶対に後悔しません!最高の読書体験になること請け合いです!
シベリウスの祖国、フィンランドは1809年まではスウェーデンの支配下にあり、その後はロシアの支配下となっていました。ロシア革命によってソ連が成立した後も、何度も大規模な攻撃を受け激しい戦闘に巻き込まれることになりました。
この伝記はそんな大国に脅かされ続けたフィンランドの歴史も学ぶことができます。
この本では20世紀最大の戦いとなった独ソ戦を音楽という側面から見ていきます。しかもひのまどかさんが述べるように、通常注目されることのないオーケストラのひとりひとりの奮闘をこの本では詳しく追っていくことになります。
戦時中という極限状況で音楽はどんな意味を持つのか。
この本は当時の緊迫した状況を学べる素晴らしい1冊です。
ソ連抑圧時代を音楽家の視点から描き出したひのまどかさんの筆には驚くしかありません。ただ単に歴史的な事実を並べるだけではなく、物語として鮮明にその過酷な人生が語られています。人物と共に時代背景まで知ることができる「伝記の利点」がこれ以上ないというほど輝いています。ひのまどかさんの著作には読む度に驚かされます。
私はひのまどかさんの本を初めて読んだ瞬間からその語り口の大ファンになり、こうしてこの伝記シリーズを読んできました。
「なぜ私はこんなにもひのまどかさんの語りに引き込まれるのだろう」
その答えがこの本にありました。なんと、ひのまどかさんは中学高校の時からロシア文学に親しんでいた文学人だったというのです!
私は元々ドストエフスキーを知るためにロシア文学やヨーロッパ史、文学を学び始めたのですが、ここで音楽家の世界においてもこうした「西欧派」「スラブ派」の戦いがあったことを知り非常に興味深いものがありました。
ヨーロッパに誇れる自分たちの文化を作り上げる。この熱意はやはり胸にくるものがあります。この伝記もおすすめです
この伝記を読んで、私がこれまで学んできた文学、芸術、歴史が繋がったのを感じました。繋がる瞬間ってやはりビビッと来ますよね。これがあるから読書はやめられません。私にとって、「あぁ!そうだったのか!」という発見は読書の最大の喜びのひとつです。この本も刺激に満ちた最高に面白い作品でした。
19世紀中頃のフランス事情を知るのにもおすすめな作品です。
バルトークはハンガリー人として自分たちの音楽とは何なのか、そのルーツとは何なのかを生涯探究し続けました。この伝記では19世紀末から第二次世界大戦終結までのハンガリー事情を知ることができます。ハンガリーが当時どのような状況に置かれていたのか、そしてナチスとの関係もこの本で語られます。当時の時代背景も知れるおすすめの伝記です
指揮者としても、作曲家、演奏家、教育者としても超一流。テレビの教養番組まで手掛けそれも大絶賛の嵐。
そして何よりも、彼の驚異のバイタリティー!常人では確実に倒れてしまうような殺人的なスケジュールをずっとこなし続けるエネルギーに私は度肝を抜かれました
アメリカの偉人バーンスタインの生涯を学ぶことができる素晴らしい伝記です