独ソ戦

秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅

(21)スターリンの生まれ故郷ジョージアのゴリへ~スターリン博物館で旧ソ連の雰囲気を感じる

私がジョージアにやって来たのはトルストイを学ぶためであることを前回の記事でお話ししました。

ですが、せっかくジョージアに来たのならどうしても行きたい場所がありました。

それがスターリンの生まれ故郷ゴリという町です。

この記事ではスターリンの若き時代やスターリン博物館を訪れた私の体験をお話ししていきます。

現代ロシアとロシア・ウクライナ戦争

R・ヴァナガイテ、E・ズロフ『同胞 リトアニアのホロコースト 伏せられた歴史』~歴史修正主義を考えさせられる衝撃の一冊

リトアニア国内にいた約20万人ユダヤ人の90%~95%がホロコーストで亡くなった・・・

これは衝撃的な数字ですよね・・・

この本ではそんなリトアニアのホロコーストがなぜ起こったのか、そのメカニズムは何だったのか、また、その歴史をめぐる現在のあり方について鋭いメスを入れた作品になります。

この作品はリトアニア人のホロコースト加担について書かれた本で、リトアニア国民の中に大論争を引き起こしました。

歴史修正主義とは何かを考える上でも非常に重大な示唆を与えてくれる作品です。

現代ロシアとロシア・ウクライナ戦争

E・H・カー『歴史とは何か』要約と感想~歴史はいかにして紡がれるのかを問う名著

E・H・カーの『歴史とは何か』は私たちが当たり前のように受け取っている「歴史」というものについて新鮮な見方を与えてくれます。

歴史を学ぶことは「今現在を生きる私たちそのものを知ることである」ということを教えてくれる貴重な一冊です。この本が名著として受け継がれているにはやはりそれだけの理由があります。ロシア・ウクライナ情勢に揺れている今だからこそ読みたい名著中の名著です。

ディストピア・SF小説から考える現代社会

おすすめSF・ディストピア小説16作品一覧~SF・ディストピアから考える現代社会

SF小説はその面白さは言うまでもありませんが、現在を生きる私たちに大きな問いを投げかけます。

楽しんで読むもよし。

今の世界をじっくり考えながら読むもよし。

色んな楽しみ方ができるのがSF小説のいいところだと思います。

この記事ではそんな私のおすすめ小説15作品をご紹介します。

スターリンとヒトラーの虐殺・ホロコースト

ナチスのホロコーストを学ぶためのおすすめ参考書一覧

この記事ではこれまで当ブログで紹介してきたホロコーストの歴史を学ぶ上で参考になる本をご紹介していきます。 それぞれのリンク先ではより詳しくその本についてお話ししていきますのでぜひそちらもご覧ください。皆さんのお役に立てましたら幸いでございます。

独ソ戦~ソ連とナチスの絶滅戦争

逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』あらすじと感想~本屋大賞受賞のおすすめ小説!独ソ戦を戦う狙撃兵の少女を描いた話題作!

TwitterなどのSNSで話題になっていた『同志少女よ、敵を撃て』

これは面白い!!

とにかく読ませます!

ストーリー展開や心理描写が非常に巧みで、どんどん物語に引き込まれます。読書への没入感がすごいです。

MGSの小島監督の絶賛をきっかけに手に取ったこの作品でしたが、その賛辞に違わぬ傑作でした。ぜひぜひおすすめしたい作品です。

ディストピア・SF小説から考える現代社会

オーウェル『動物農場』あらすじと感想~こうして人は騙される。ソ連の全体主義を風刺した傑作寓話

敵を作りだし、憎悪や不安、恐怖を煽って宣伝してくる人たちには気を付けた方がいいです。敵を倒した後に何が起こるのか、それを『動物農場』は教えてくれます。

この作品は150ページほどの短い小説で、読みやすくありながら驚くほどのエッセンスが凝縮されています。衝撃的な読書になること請け合いです。非常におすすめな作品です!

カフカの街プラハとチェコ文学

チェコの天才チャペックのおすすめ作品一覧~チェコ文学はカフカのみにあらず!

チェコ文学はカフカのみにあらず。

恐るべき人物がここにいました。

カレル・チャペックの作品は衝撃の面白さです。

『ロボット』『山椒魚戦争』『白い病』など、この記事ではそんなチャペックのおすすめ作品を紹介していきます。それぞれのリンク先でより詳しくお話ししていきますのでぜひそちらもご覧ください。

クラシック・西洋美術から見るヨーロッパ

ひのまどか『シベリウス―アイノラ荘の音楽大使』~フィンランドの名作曲シベリウスのおすすめ伝記!

シベリウスの祖国、フィンランドは1809年まではスウェーデンの支配下にあり、その後はロシアの支配下となっていました。ロシア革命によってソ連が成立した後も、何度も大規模な攻撃を受け激しい戦闘に巻き込まれることになりました。

この伝記はそんな大国に脅かされ続けたフィンランドの歴史も学ぶことができます。

クラシック・西洋美術から見るヨーロッパ

ひのまどか『戦火のシンフォニー レニングラード封鎖345日目の真実』~独ソ戦の極限状況と芸術の力

この本では20世紀最大の戦いとなった独ソ戦を音楽という側面から見ていきます。しかもひのまどかさんが述べるように、通常注目されることのないオーケストラのひとりひとりの奮闘をこの本では詳しく追っていくことになります。

戦時中という極限状況で音楽はどんな意味を持つのか。

この本は当時の緊迫した状況を学べる素晴らしい1冊です。