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親鸞一族の菩提寺!法界寺の国宝・阿弥陀如来像が素晴らしすぎる!

法界寺
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【親鸞伝の旅】親鸞一族の菩提寺!法界寺の国宝・阿弥陀如来像が素晴らしすぎる!

皆さんは法界寺というお寺をご存じでしょうか。

京都にある国宝のお寺です。

・・・。

いかがでしょうか。清水寺や金閣寺などの超有名寺院はすぐに浮かべども、この法界寺をイメージできる方というのはかなり少ないのではないでしょうか。

かく言う私も恥ずかしながら『親鸞伝』の執筆のために訪れるまではほとんど存じ上げないほどでありました。

ですが、この法界寺には日本が誇る国宝の阿弥陀堂と阿弥陀如来像があり、さらには親鸞聖人の一族の菩提寺であったという、実にありがたいお寺なのであります。今回の記事ではそんな法界寺についてお話していきたいと思います。

法界寺は京都市南部、宇治の平等院鳳凰堂の近くに位置します。

かつてここは親鸞聖人の一族たる日野家の本拠地であり、その菩提寺としてこのお寺は建てられました。

ただ、上の地図にありますように、このお寺は京都のはずれにあります。今でも車がなければなかなか行きにくい場所となっています。法界寺が国宝であるにもかかわらずあまり有名ではないのはこの立地にも大きな要因があると言えましょう。

そしてそれは親鸞聖人が生きておられた当時も同じで、このお寺のすぐ裏手の山であの鴨長明が隠遁生活を送ったとされています。ここは親鸞聖人の時代から、都の喧騒を離れた場所だったのでしょう。

実際、境内の雰囲気もかなり落ち着いた雰囲気です。観光寺院らしさはほとんど感じません。素朴な静けさがあります。

左手前が国宝の阿弥陀堂、右が薬師堂になります。

法界寺は国宝の阿弥陀堂、阿弥陀如来像でも有名ですが、「日野のお薬師さん」という愛称で呼ばれるほど薬師仏信仰で有名です。特に安産、育児の祈願で古くから多くの人が訪れていたそうです。

そして私の関心事としてはやはり、親鸞聖人一族の菩提寺であったという点にあります。

親鸞は日野有範の長男として1173年に生まれましたが、まさにこのお寺の近辺で誕生したとされています。そして9歳で出家するまでの間、このお寺でお参りをしていたということになります。

となると、今ここに現存する阿弥陀如来像に親鸞聖人も手を合わせていた可能性が高いということになるのです。これは私にとっても非常にぐっとくるものがあります。

私は勇んでこのお堂へと入っていったのでありました。

国宝 阿弥陀堂

堂内は薄暗く、ほとんど正方形のような空間で、その中心に巨大な阿弥陀如来像がお座りになっています。そしてその四隅には巨大な柱が立っていて、これが額縁のように仏様を囲んでいます。

これはすごい・・・!

私は堂内に入った瞬間、その巨大さにまず打たれました。そしてその後すぐ、その静けさにも心打たれました。私以外参拝客がいないので静かなのは当たり前なのですが、その物理的な静けさだけでなく、仏様から放射される静けさも感じたのです。なんという穏やかな仏様だろう・・・!そう思わずにはいれませんでした。

そしてこのお堂のすごいところは、その仏様との距離が異様に近いのです。

普通、国宝クラスの仏像であれば柵があったり、物理的に少し距離をおいて安置されるのが普通でありましょうが、ここはもう目の前にこの巨大な仏様がおられるのです。これには私も驚きました。そして四隅の柱の迫力もまたいいんですよね。太くて迫力のある柱がどんとこの静かな仏様を囲んでいる、この構図がたまりません。これは素晴らしい。

このお堂では仏様の真向かいに座布団が敷かれてあり、そこでゆっくりとこの仏様と向き合うことができます。私もそこに座りじっとこの仏様に見惚れておりました。

静かです。本当に静かです。

清水寺や金閣寺の大群衆のあの感じとはまるで違います。国宝クラスの仏様とこんなに静かに向き合える場所などそうそうありません。これはあまりに貴重です。

親鸞聖人ゆかりのお寺としてお参りさせて頂いた私でありましたが、このお堂と阿弥陀如来像そのものに私はすっかり撃ち抜かれてしまいました。

私はこれまで日本各地の阿弥陀如来像をお参りしてきましたが、その中でもトップクラスに心打たれた仏像と言っても過言ではありません。私の中で京都の二大巨頭は東寺と三十三間堂が不動の存在だったのでしたが、そこにこの法界寺が加わり今や三巨頭となったと言ってもよいでしょう。それほどこのお堂は素晴らしいです。

ただ、やはりこのお寺の立地がなかなかに難関で、レンタカーがある時でないと私も行けそうにはありません。そこが難しいところです。ですが、だからこそこれだけ静かだというのも事実・・・。う~ん、ジレンマ!

京都旅行でこのお寺を訪れる人はかなり少ないと思います。ですが、ここは東寺、三十三間堂並みに価値のあるお寺だと私は推したいと思います。ぜひ車がある方は訪れてみてください。車のない方も思い切ってタクシーやバスなどで行ってみるのもありです。バスや電車ですと歩くかもしれませんが、それもちょっとした冒険のようで楽しいかと思います。京都の中心部の観光地観光地した雰囲気とまるで違う世界があります。最近のインバウンドに疲れてしまった方には特におすすめです。この機会にディープな京都観光をしてみてはいかがでしょうか。

さて、ここまで私の体験をメインにお話してきましたが、お寺の詳しい沿革をもっと知りたい方はこちらの法界寺の公式ホームページで紹介されていますのでぜひご参照ください。堂内や仏像の写真も見れますのでぜひおすすめしたいです。

以上、「親鸞一族の菩提寺!法界寺の国宝・阿弥陀如来像が素晴らしすぎる!」でした。

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この記事を書いた人

2019年「宗教とは何か」をテーマに80日間で13カ国を巡り、その旅をもとにした世界一周記を全国9紙で連載。
現在は北海道新聞「みなみ風」で『インド・スリランカ仏跡紀行』を連載中。

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