(45)スリランカ・キャンディ近郊の紅茶農園と工場を見学~セイロンティーの本場を訪ねて

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【インド・スリランカ仏跡紀行】(45)
スリランカ・キャンディ近郊の紅茶農園と工場を見学~セイロンティーの本場を訪ねて

スリランカといえば紅茶というイメージを持たれる方も多いのではないだろうか。かく言う私もその一人だった。

だが、正直に言うと、私は紅茶よりもコーヒー派だ。しかも筋金入りのコーヒー派ときている。

そんな私ではあったが8月のインドでひょんなことからダージリンティーを飲むことになった。下痢から回復した直後のことである。そしてせっかくだし飲んでみようかという軽い気持ちで口にした紅茶が美味いのなんの!衝撃の美味しさだった。この一杯のおかげで私はすっかり紅茶に興味津々となってしまったのだった。

そしてその2か月後にはその紅茶の本場スリランカを訪れることも決まっていた。こうなればスリランカの紅茶の歴史を知りたくなるのも当然の流れ・・・。私は早速スリランカの紅茶についての本を探し、そこで出会ったのが『スリランカ 紅茶のふる里~希望に向かって一歩を踏み出し始めた人々』という本だったのである。

この本はスリランカの紅茶の歴史や現在の農園事情を知るためのおすすめの入門書だ。そしてこの本を読んだ私が次に手に取ったのが角山栄著『茶の世界史』である。この本もものすごく面白かった。

この本では単にイギリスの紅茶史の変遷を見ていくのではなく、日本や中国、インド・スリランカといった世界とのつながりからその流れを見ていける。紅茶を単なる飲み物として見るのではなく、世界を動かした存在として大きな視点で見ていくのは実にスリリングな読書であった。

というわけで、私はスリランカの紅茶を通して世界貿易についても考えることになったのである。これは何でもかんでも歴史や宗教に絡めて学びたくなってしまう私の癖である。こればっかりはどうしようもない。

というわけで単なる飲み物を超えて興味を持ってしまった紅茶農園にこれから突撃である。

私が訪れたのはキャンディからもほど近い紅茶農園である。ここは農園の目の前が工場になっており、直売もされている。そのため観光バスもたくさんやってくるスポットとなっている。

早速私も紅茶農園を見学だ。

道のすぐ横から始まる斜面がすでに紅茶農園で、斜面に沿って茶の木が植えられている。

テレビで見た日本の茶畑とも似ている。それはそうか、同じ茶なのだから。

茶の花も見ることができた。茶の花の存在すら考えたこともなかったので新鮮な驚きだった。

ふむふむ、こうして茶の葉を摘み取るのか・・・。

私はこうした茶畑を見て、日本の茶畑を見てみたいという気分になった。実は私はまだ茶畑を生で見たことがないのである。

そしてこちらは工場兼直売所である。かなり大きい。見ての通りキャンディから観光バスがひっきりなしにやって来る人気スポットなのだ。

早速工場見学開始だ。

収穫した茶葉を寝かせている。青葉らしいむわっとくる匂いがしたのを覚えている。

そして大型の機械で紅茶が製造されていく流れを私も見ることになった。

それにしても、なぜ工場見学はこんなにもわくわくするのだろう。これは皆さんもきっと共感していただけるのではないだろうか。

わが函館にも道南食品という会社があり、そこで北海道名物のサイコロキャラメルなどを生産している。水曜どうでしょうファンなら垂涎の商品だ。

その道南食品も工場見学ができるのだが、これがまた面白いのである。規則正しく動く巨大な機械、そしてそれを動かし商品を作っていく職員さん達のきびきびした動き!大人になってもこうした工場見学はどうしてもわくわくしてしまうものである。

この工場見学についてはこちらのおいしい函館さんの「懐かしの「サイコロキャラメル」工場見学レポート」というページがあったのでぜひ覗いてみてほしい。

工場見学の後はもちろん試飲である。出来立ての紅茶を頂き、気に入ったものをお土産に購入するという鉄板パターンである。

キャンディを訪問された方はぜひこの紅茶農園に来られることをお勧めする。日頃飲む紅茶の姿を知ればより日々の紅茶の味わいが増すというものである。私も帰国してから紅茶を飲む機会がかなり増えた。筋金入りのコーヒー党である私もすっかり紅茶を気に入ったのである。

※以下、この旅行記で参考にしたインド・スリランカの参考書をまとめた記事になります。ぜひご参照ください。

「インドの歴史・宗教・文化について知るのにおすすめの参考書一覧」
「インド仏教をもっと知りたい方へのおすすめ本一覧」
「仏教国スリランカを知るためのおすすめ本一覧」

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