親鸞出家の地・青蓮院で思わぬ涙…。

【親鸞伝の旅】親鸞出家の地・青蓮院で思わぬ涙…。
2025年1月某日。私は親鸞聖人出家の地として知られる青蓮院を訪ねました。
祇園にも近いこの青蓮院は国宝青不動尊で有名な天台宗の寺院です。


さすが由緒ある門跡寺院ということで門からして雰囲気があります。

青蓮院は庭園も有名で、私もじっくりこの美しい庭園を堪能しました。

ただ、私にとってはやはり親鸞聖人ゆかりの地としての青蓮院をぜひ感じたい。
というわけで私は聖人が出家をしたとされる宸殿という部屋へと向かったのですが、ここで私は思いも寄らぬ体験をすることになったのでした。
その部屋は襖があけられていて、廊下からそのまま入ることができました。そして部屋の両側に御簾がかかっており、部屋の中央部が仕切られ、その奥の祭壇に大小さまざまな位牌がびっしりと並べられているのが見えました。
この部屋は撮影禁止でしたので写真はありませんが、このびっしり並んだ位牌の迫力たるや・・・!
位牌自体は、黒を基調に金色の装飾が施されていました。その厳かな存在感は並々ではありません。
私はこの部屋に足を踏み入れた瞬間、一気に鳥肌が立ちました。何か、空気が違うのです。私は恐る恐るその位牌の前へ進み、座りました。
そして手を合わせ、視線をそれら位牌に向けた瞬間、さらなる寒気を感じました。圧を感じたのです。それら無数の位牌から何か強烈な圧を私は感じたのです。
気づけば、私は泣いていました。涙が流れていました。なぜかはわかりません。ですが、本当に流れていたのですから仕方ありません。私はわけもわからず、涙していたのです。
すぐに調べてみると、この宸殿には、青蓮院と縁のある歴代天皇と、歴代門主の御尊牌が祀られているとのこと。つまり、日本の歴史を背負ってきた人々のご位牌ということになりましょう。その歴史を私が無意識に感じてしまったということなのでしょうか。
私にはわかりません。
ですがはっきり覚えているのは、この時猛烈な圧を感じたということです。まさにこのご位牌たちから放たれたかのような強烈な圧でした。それだけははっきりと覚えています。
そして親鸞聖人も9歳の時にここで出家なされたのだと。これほどの舞台で幼い親鸞聖人は出家という人生の一大事を体験なされたのだと。これは大変なことだと思います。
「親鸞聖人は9歳の年に青蓮院で出家された」
文字で読めばたったそれだけのことです。
ですが実際にこの場所であの圧を体感した以上、やはり単なる言葉では言い表せないような何かがあることを思わずにはいられない青蓮院での体験になりました。
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