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(1)仏教国スリランカを通して見えるもの~日本仏教との比較対象として

シン日本仏教史
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『シン日本仏教史』【スリランカ編】(1)仏教国スリランカを通して見えるもの~日本仏教との比較対象として

これまで当連載ではインドにおける仏教の歴史を見てきましたが、ここからはスリランカへと目を転じていきます。

スリランカはまさにインド南端から目と鼻の先に浮かぶ島国です。その大きさは北海道の5分の4ほどで人口はおよそ2000万人ほどの国になります。

通常の仏教通史ではインド→中国→日本へと、日本に仏教が伝来する流れをそのまま追っていくでしょうが、私の『シン日本仏教史』はそうではありません。中国、日本へと伝来していく前に、あえてスリランカの仏教を見ていきます。

「なぜここでわざわざスリランカを?」

そう不思議に思われる方も多いかもしれませんが、このスリランカの仏教を見ていくことで、実は日本仏教のこともよくわかるようになるのです。

まず第一に、スリランカの仏教と日本の仏教はかなり異なります。同じ仏教とはいえなぜこんなにも大きな違いがあるのか、そのことを知ると、私たち日本仏教の特徴というものがより見えてくることになります。この連載でもそんなスリランカ仏教の姿をじっくり皆さんにご紹介したいと思います。

そしてさらに大事なのは、スリランカ仏教を知れば、「仏教がインドの外に出たらどう変化していくのか」が見えてくるという点です。仏教発祥の地インドから出ると、仏教も変容していく……このメカニズムを知ることは、後の中国、日本への伝来を考える上でも極めて重要なポイントとなってきます。これから先の記事ではきっと皆さんも驚くことでありましょう。何せ私自身が度肝を抜かれました。スリランカ仏教の歴史はそれほど刺激的で、示唆に富むものだったのです。

実際、2023年11月初旬から3週間ほどかけて私はスリランカ全土の仏教聖地を巡っていますが、その時の体験は私の仏教人生においても実に大きな意味を持つものとなりました。

「スリランカは面白い!」

これは間違いありません。

スリランカ仏教の歴史と聞いて、「うっ、読むの大変そうだ」と不安に思われた方もおられるかもしれませんが、ご安心ください。これまでの連載と同じく、できるだけ情報量を絞りながら大きな流れで歴史を掴めるようお話ししていきます。

また、私のスリランカ訪問の流れに沿ってお話ししていきますので、旅をしながらその歴史を見ていくことになります。なのでぜひ気楽に読んで頂けましたら幸いです。

では、次の記事ではスリランカの仏教とはどういうものなのか、まずはその概要をお話ししていきましょう。

続く

主要参考文献一覧

〇インドの歴史・宗教・文化について知るのにおすすめの参考書一覧
〇インド仏教をもっと知りたい方へのおすすめ本一覧
〇仏教国スリランカを知るためのおすすめ本一覧
〇中国仏教・中国思想のおすすめ解説本一覧
〇親鸞聖人や日本仏教を学ぶためのおすすめ参考書一覧

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(33)インド編まとめ~源流を辿ることで見えてくるものがある 親鸞の仏教を知るにはその背景となる日本仏教の歴史を知らねばなりません。そして日本仏教の歴史を知るには中国の歴史も知らねばなりません。そして中国の仏教を知るならばその源流となったインドの仏教も知らねばなりません。 こういうわけで遡り遡りインドの仏教史を見て参りました。これが私達の日本仏教の源流です。

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この記事を書いた人

2019年「宗教とは何か」をテーマに80日間で13カ国を巡り、その旅をもとにした世界一周記を全国9紙で連載。
現在は北海道新聞「みなみ風」で『インド・スリランカ仏跡紀行』を連載中。

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