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サグラダ・ファミリアの魅力を紹介!内部の光と独特な柱に感動!天才ガウディの驚異の建築デザイン スペイン編⑱

目次

やはり現地に行ってよかった!外よりも中がもっとすごい!サグラダ・ファミリアは想像以上! 僧侶上田隆弘の世界一周記―スペイン編⑱

サンティアゴ・デ・コンポステーラでの4日間の滞在を終え、次に向かうはバルセロナ。

バルセロナと言えば、何と言ってもサグラダ・ファミリア。

スペインに行くならばぜひとも見てみたいとずっと思い続けてきた。

しかし昨今の情報によるとバルセロナは今や観光客で飽和状態。

歩くのも大変だとのこと。

ぼくはそういう場所が苦手だ。

とてもじっくり観光などできるような状況ではない。

というわけでいろいろ考えた結果、ぼくはバルセロナは1泊だけにし、サグラダ・ファミリアにすべてを注ぎ込むという決断を下すことにした。

バルセロナに着いた日の夜と、次の日の朝に入場を予約。

これで2度サグラダ・ファミリアを拝観することができる。

サグラダ・ファミリアはバルセロナで最も混雑するエリアから少し離れた場所にある。

予想していたより混雑具合はずっと少ないもので済んだ。

サグラダ・ファミリアを目指して歩き出す。

近くの公園まで来て見ると、いきなり頭上からサグラダ・ファミリアが目に飛び込んできた。

さすがはサグラダ・ファミリア。圧倒的な存在感。

こんな形で対面するとは思っていなかった。

明らかにスケールが違う。

近づくとその巨大さに圧倒される。

写真に収まりきらない大きさ。

クレーンを見るとたしかに今も作り続けられているのだなと実感。

サグラダ・ファミリアの巨大さにも驚かされたが、一つ一つの彫刻の精巧さ、複雑さにも驚く。

こんな巨大な建物にびっしりと彫刻が施されている。

とんでもない労力がここに注ぎ込まれていることを感じる。

そりゃ造るのにも時間がかかるというのも納得。

さあ、サグラダ・ファミリア内部に入ってみよう。

内部に入った瞬間、ぼくは思わず言葉にならない声を漏らしてしまった。

サグラダ・ファミリアの内部はぼくの想像をはるかに超える美しさだった。

サグラダ・ファミリアの外観はたしかにインパクトもあり、その巨大さにも圧倒される。

メディアで目にするのも大体は外観だ。

だが、サグラダ・ファミリアの真の素晴らしさは実はその内部にあったのだ。

見上げると木を連想させるような独特な柱と天井。

天井のあたりはほのかなオレンジ系の光で柔らかに照らされている。

自分がこの空間に包み込まれているかのような、温かい雰囲気を感じる。

中央祭壇上部に吊るされたイエス。

そしてその背後から様々な色の光が注ぎ込む。

特に正面の黄色いステンドグラスの光が温かさと厳かさを演出していた。

正直、ぼくはサグラダ・ファミリアにここまでのものを全く想像していなかった。

バチカンのサン・ピエトロ大聖堂を見た後では、それを超えるものは現れないだろうと思い込んでいたのだ。

しかしこのサグラダ・ファミリアはあのバチカンに匹敵するインパクトをぼくに与えたのだった。

ガウディという天才の力を実感した。

展示室にはガウディの建築の秘密が展示されていた。

ガウディは自然からインスピレーションを受けていたという。

あの独特な柱や天井の構造はまさしく自然に生えている樹をモチーフにしたということをここの展示は紹介していた。

驚くべきことに、この独特な柱の形状はデザイン性だけでなく、機能面でも非常に効果的だったとされている。

ただ単に奇抜なデザインを作ったのではなく、それに加えて実用性まで追求したガウディ。

恐るべし、ガウディである。

また、展示室には式典の様子だろうか、このような写真も展示されていた。

独特な見た目と建物そのものの巨大さに目が行きがちになってしまうが、サグラダ・ファミリアはれっきとしたカトリックの教会だ。

こうした写真を見てみると、カトリック教会の圧倒的な規模と荘厳さはぼくの想像をはるかに超えていることがよくわかった。

実際にこのような場に参列できたとしたらきっとぼくはその迫力と厳かさに圧倒されてしまうだろう。

一旦宿へ戻り、22時を過ぎて辺りが暗くなってから再びサグラダ・ファミリアへ。

近くの公園から見えるサグラダ・ファミリアはこれまた圧倒的。

公園の池に映る逆さサグラダ・ファミリア。

これを見るためにはるばる世界中からたくさんの人が訪れている。

間近で見るとまるで魔法使いの城のよう。

まるでファンタジーの世界に入り込んでしまったかのようだ。

朝にもう一度公園からサグラダ・ファミリアを望む。

夜とはまた違った雰囲気。

天気もよく、穏やかな陽気の中でのんびりとこの素晴らしい景観を味わうことができた。

さて、バルセロナ滞在はこれにて終了。

バルセロナに来て見たものはこのサグラダ・ファミリアのみ。

しかしその分集中してじっくりと見ることができた。

バルセロナ観光に一片の悔いなし。

サグラダ・ファミリアは噂に違わぬ素晴らしさだった。

続く

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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