シェイクスピア『まちがいの喜劇』あらすじと感想~離ればなれだった二組の双子が織りなす間違い続きの物語

名作の宝庫・シェイクスピア

シェイクスピア『まちがいの喜劇』あらすじと感想~離ればなれだった二組の双子が織りなす間違い続きの物語

今回ご紹介するのは1592~94年頃にシェイクスピアによって書かれた『まちがいの喜劇』です。私が読んだのはKindle版KADOKAWA、河合祥一郎訳です。

早速この本について見ていきましょう。

生き別れた双子の兄弟のせいで、街は大混乱! 抱腹絶倒のシェイクスピア!

エフェソスとシラクサは国交が途絶え、互いに街に入ると死刑、財産は没収されてしまう。
その厳罰を覚悟で、シラクサの老人イジーオンは、大昔に生き別れた妻と双子のひとりを探しにエフェソスに入った。
あえなく捕まったイジーオンに、エフェソスの公爵は保釈金を集めるための1日の猶予を与えた。

その頃、イジーオンの息子アンティフォラスと従者も、エフェソスで生き別れの双子の弟探しをはじめる。
しかし街を歩き始めると、アンティフォラスに不思議なことが起きる。
大金を託した従者が、金は預かってないと言い出し、街の人々に旧知のように声をかけられ、
さらには、結婚していないのに妻だという女性まで現れた。
そう、街の人々は、兄を弟と勘違いしているのだ。
アンティフォラスが戸惑いながらも、このヘンテコな状況に飛び込むと、事態はさらに混乱。街をあげての大騒ぎに発展してしまう。

そんなことなど全然知らないイジーオンに、とうとう処刑の時間が迫る。
すると、兄弟が巻き起こした騒動のおかげで、とんでもない奇跡がおこる……。

シェイクスピア研究の第一人者、河合祥一郎の名訳!

Amazon商品紹介ページより

この作品はシェイクスピアの初期に書かれた作品で、日本ではあまりメジャーではない作品ではあります。私も恥ずかしながら名前を聞いたことがある程度でした。ですがこの作品は劇場で人気があった作品であり、現代でも様々なアレンジが加えられて上演されるなど、高い評価を受けている作品でもあるそうです。

たしかにこの作品は舞台向きだなというのは私も読んでいて感じたことではありました。逆に言うと、本として読むのはなかなかに厳しいということでもありますが・・・。

この作品は上の本紹介で述べられるように、二組の双子が入り乱れ、互いに互いを勘違いして大混乱が起きていくという筋書きです。

このちぐはぐでどたばたな感じは舞台上で役者が演じているからこそその滑稽味も伝わるでしょうが、初見で本を読むこちらとしては何が何だかさっぱりわからないという状況になってしまいました。頭がこんがらがってきます。これはぜひ舞台で観たい!

訳者あとがきでは『まちがいの喜劇』のユニークな舞台演出についても書かれていて、これは観てみたくなります。まさにこの作品は生で演劇を楽しむための作品と言えるのではないでしょうか。

いつもより感想が短めですがすみません。ですが生で観てみたい作品だなというのは強く思ったことでありました。

以上、「シェイクスピア『まちがいの喜劇』あらすじと感想~離ればなれだった二組の双子が織りなす間違い続きの物語」でした。

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