目次
人類発祥の地へ!僧侶上田隆弘の世界一周記 タンザニア編一覧
2019年3月26日から始まった私の世界一周の旅。
その記念すべき最初の国はアフリカのタンザニア。
ここはセレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ保全地域というサファリで有名なエリアや、キリマンジャロという登山のメッカでも有名な国です。
ですが私の目的地は上の写真のオルドバイ渓谷。
人類発祥の地と呼ばれるこの景色をどうしても観たくて私は旅に出たのでありました。
宗教とは何かという問いは、人類発祥の歴史と切り離すことができない。それを知った時の衝撃はその後の私にとてつもない影響を与えることになりました。
タンザニア編で語られることは宗教と人類の進化の歴史へと目を向けた記録です。
旅の最初の目的地「タンザニア」ってどんな国? タンザニア編①
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旅の最初の目的地「タンザニア」ってどんな国? タンザニア編①
この記事では世界一周の最初の目的地、タンザニアについてお話ししていきます。
タンザニアはアフリカ東部にある国で、人口は5700万人ほどの国です。
なぜ私がこの国を訪れることになったのか。
それは人類発祥の地と呼ばれるオルドヴァイ渓谷を訪れたいがためでした。
記念すべき第1回目の記事は「タンザニアってどんな国?」をテーマに書いています。
普段日本で生活していると、なかなかアフリカのことは情報が入ってきませんよね。私もこの旅を計画するまではほとんど知りませんでした。
タンザニアと言えばキリマンジャロコーヒーが有名ですが、その場所はどこと聞かれるともう完全にお手上げです。
この記事は私の旅の序章にあたる内容となっています。
旅の最初の目的地「タンザニア」ってどんな国? タンザニア編①
宗教は人類と共に進化した?~オルドバイ渓谷が示すもの~ タンザニア編②
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旅に出る1年半前、クリスファー・ボームの『モラルの起源』を初めて読んだ時、私は衝撃を受けました。
「自分は動物なんだ・・・」
わかっていたつもりではありましたが、どうやら全然わかっていなかったようです。
人間とその他の動物は何かが決定的に違うのだと思い込んでいました。
ですがそうではなかったようです。
この本は今まで私の中にまったくなかった発想や視点を与えてくれました。
私の中の人間に対する考え方をがらっと変えてしまった瞬間でした。
この記事ではなぜ私がタンザニアという国を旅のはじまりとして選んだのか、そしてオルドバイ渓谷とはなんぞやということを紹介しています。
この記事は私の世界一周の旅そのものの原点をお話ししています。第1回の記事と合わせてぜひ読んで頂きたい私の旅の序章となっています。
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いよいよ旅が始まります!日本出国、タンザニアへ タンザニア編③
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2019年3月26日、私は日本を出国しタンザニアへ向かいました。
この記事ではキリマンジャロ空港へ降り立ち、以後の旅程の拠点となるアルーシャの町へ向かった私の思いを述べています。
さあ、いよいよ旅の始まりです。
初めて足を踏み入れるアフリカの大地!飛行機から降り立った瞬間のあの熱気と匂いは今でも忘れられません。
この記事を境に私の世界一周記の性格はがらっと変わることになります。
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いざ動物たちの楽園ンゴロンゴロへ―アフリカの車窓から タンザニア編④
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2019年3月27日午前8時半。アルーシャのホテルを出発。
アルーシャから目的地のンゴロンゴロまでは車でおよそ3時間、西へ180kmの道のり。
アフリカの道をひたすら西へ向かって進んでいく。
アルーシャを離れると、緑豊かな風景からアフリカらしい赤茶色の大地がまた顔を出す。
そしていよいよンゴロンゴロへ・・・
タンザニアに着いた私はまず、世界遺産ンゴロンゴロ保全地域を目指します。
その道中、日本とはまるで違う風景にいきなり面を食らうことになります。
自分の生きる世界とはまるで違う世界があるということを全身で実感しました。
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ンゴロンゴロクレーターにてサファリ~ライオンの射程距離 タンザニア編⑤
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さあ、いよいよンゴロンゴロクレーター内に下りていきます。すぐそこはもう、動物の楽園。
外輪山からクレーターに下りると、そこには遮るもののない平原が広がっています。
水曜どうでしょうも訪れたこの地にいよいよ私も足を踏み入れます。
この記事ではそんなンゴロンゴロサファリについてお話ししていきます。
ンゴロンゴロといえばサファリ!
せっかくここまで来たので私もアフリカの大自然を満喫してみることにしてみました。
ンゴロンゴロといえば、「水曜どうでしょう」のアフリカ編でロケ地となった場所で、ファンからするとたまらない場所であります。
実際に行ってみると、どうでしょうの面々が見たのと全く同じ景色が広がっていました。動物だらけです。信じられない光景でした。
アフリカBIG5のライオンもばっちり至近距離で見ることができました!
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アフリカの大地を歩く~圧巻のウォーキングサファリ タンザニア編⑥
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2019年3月29日。
この日のスケジュールはというと、午前中にマサイ族が住む外輪山の外側のエリアを猟銃を持ったガイドさんと歩くというウォーキングサファリ。
それが終わり次第、1時間かけてオルドバイ渓谷へ向かうという予定。
この記事では雄大なアフリカを歩いた散策した体験をお話していきます。
私の夢、人類の祖先が歩いたであろうアフリカの雄大な大地を歩くこと。
それが叶った瞬間でした。
この時の感動は今でも忘れられません。
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念願のオルドバイ渓谷~シンボルと聖地を考える タンザニア編⑦
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ウォーキングサファリを終え、この旅最大の目的地、オルドバイ渓谷を目指します。
オルドバイ渓谷はンゴロンゴロクレーターから北西へ1時間ほど走ったところにあります。
私がここを目指したのはここが人類発祥の地と呼ばれているからです。
私たちのご先祖様はどんなところで生きていたのだろうか。そしてそこからいかにして宗教が生まれていったのか、そのことを考えるためにはるばるここまでやって来たのでした
この旅のきっかけとなったオルドバイ渓谷。ついにここまでやって来ました!
圧倒的な景色!こんなところで私たちのご先祖様は生活していたのか!
人類発祥の地と呼ばれるこの地で、私はもの思いに耽ります。
宗教とはそもそも何なのか。どこから生まれてきたのだろうか。
そしてこの記事では宗教とシンボルというテーマでオルドバイ渓谷を見つめています。タンザニア編のハイライトです。
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今回、タンザニアに行くということで私には楽しみにしていたことがありました。
それがコーヒー農園の見学です。
タンザニアといえばキリマンジャロコーヒー。
普段、うまいうまいと飲んでいるコーヒーがどんな風に育てられ収穫されているのか、すごく興味がありました。
きっとそれを生で見たらいつも飲んでいるコーヒーがもっとうまくなるにちがいないと、一人で息巻いていた私のコーヒー農園体験をお話ししていきます。
私はコーヒーが大好きです。
毎日、ドリップしたコーヒーをマグカップに何杯も飲みます。
カフェ巡りもぼくの数少ない趣味の一つです。
普段ほとんど外出したがらない私でありますが、カフェに行くとなると思いのほかフットワークが軽くなるから不思議。
タンザニアといえばキリマンジャロコーヒー。
普段、うまいうまいと飲んでいるコーヒーがどんな風に育てられ収穫されているのか、すごく興味がありました。
きっとそれを生で見たらいつも飲んでいるコーヒーがもっとうまくなるにちがいないと、一人で息巻いていたのでありました。
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3月31日早朝、ホテルを出発しキリマンジャロ空港へ。
次の目的地はトルコ、イスタンブール。
1年半も前からずっと楽しみにしていたアフリカとも、もうおさらばです。
名残惜しさがこみ上げてきます。
最後の最後まで美しい景色をありがとう、タンザニア!
はじまりの国、タンザニア。
1週間足らずのあっという間の旅でしたが、本当に濃密な時間を過ごすことができました。
人類の起源を訪ねるという私の最大の目的を果たすことができ大満足だったのでありました。
さよならタンザニア ありがとうアフリカ~次の目的地はイスタンブール!タンザニア編⑨
おわりに
私の世界一周記のはじまりの国、タンザニア。
この旅のメインディッシュをいきなり最初に持ってくるという奇妙な旅程となってしまいましたが、結果的には大正解だったなと思います。
体力が残っている内にここに行っておかないと、おそらく大変なことになっていたでしょう。
そして最初に雄大な大自然で人類のはじまりに思いを馳せてから、人類の発展や宗教について考えながら世界中を回ることができました。これは非常にありがたいことでした。
私の旅の原点となるタンザニア編。私にとっても念願が叶った非常に思い入れのある旅となりました。
以上「タンザニア旅行記おすすめ記事一覧~人類発祥の地を目指して僧侶が行く!【僧侶上田隆弘の世界一周記】」でした。
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ここはヨーロッパといえどもイスラム教の文化の香る国際都市。
私はここでイスタンブールを代表する巨大寺院、アヤソフィアに衝撃を受けるのでありました。
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