僧侶が歩いたドン・キホーテの国―スペイン宗教巡礼の旅 世界一周記スペイン編一覧②

スペイン編

目次

僧侶が歩いたドン・キホーテの国―スペイン宗教巡礼の旅 世界一周記スペイン編②

前回の僧侶が歩いたドン・キホーテの国―スペイン宗教巡礼の旅 世界一周記スペイン編①に引き続き、今回もスペイン編の記事を紹介していきます。

ここからは、

スペイン北部のサンティアゴ・デ・コンポステーラ

サグラダ・ファミリアで有名なバルセロナ

スペイン文化香るアンダルシア地方のグラナダ、コルドバなどまだまだ見どころ満載です。

では、早速始めていきましょう。

活気がすごい!カトリック巡礼の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着 スペイン編⑭

ラ・マンチャ地方を訪れた後は、飛行機でマドリードからサンティアゴ・デ・コンポステーラへと向かいます。

サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北西部の大西洋岸近くの街。

ここはカトリックの巡礼地として有名で、バチカンとエルサレムをはじめとするカトリック三大聖地の一つに数えられている由緒ある聖地として知られています。

この記事では巡礼地として活気あるこの街の様子を紹介していきます。

活気がすごい!カトリック巡礼の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着 スペイン編⑭

聖なるものってそもそも何だろう。サンティアゴ・デ・コンポステーラで聖地の秘密を考える。 スペイン編⑮

ひとつ前の記事ではサンティアゴ・デ・コンポステーラが聖地となったのは9世紀初頭に聖ヤコブの遺骨が見つかったことがきっかけであることをお話ししました。

そしてここサンティアゴ・デ・コンポステーラはエルサレム、バチカンに並ぶカトリック三大巡礼地として非常に重要視されている聖地。

この記事ではこの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラと聖なるもののパワーという観点からお話ししていきます。

聖なるもののパワー。

なんだかわかるようでいまいちわからない言葉です。

パワースポットという言葉はみなさんもよく耳にすることと思います。

そこに行けば何かありがたい気持ちになったり、力が湧いてくるような、自分が浄化されたような、そんな気持ちになる場所。

この記事で言う「聖なるもの」というのはそのパワースポットの源になるものという意味であると考えていただけたらと思います。

「聖なるもの」ってそもそも何だろうということをこの記事でお話ししていきます。

聖なるものってそもそも何だろう。サンティアゴ・デ・コンポステーラで聖地の秘密を考える。 スペイン編⑮

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼とお遍路~巡礼の旅を考える スペイン編⑯

前回の記事では聖なるもののパワーという切り口からサンティアゴ・デ・コンポステーラについてお話ししました。

聖なるもののパワーは実際に人間の心身に作用し、歴史を動かしてきました。

そして現在でも多くの人がサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指し、巡礼の旅を続けています。

この記事ではそんなサンティアゴ・デ・コンポステーラと四国のお遍路を比べて聖なる巡礼について考察していきます。

日本でも多くの人を惹き付けてやまない四国八十八カ所のお遍路。お遍路に興味のある方もきっとたくさんおられることだろうと思います。そういう方にもぜひ読んで頂けましたら嬉しく思います。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼とお遍路~巡礼の旅を考える スペイン編⑯

これまた絶景!大西洋と地の果て~フィニステレ岬への1日ツアー スペイン編⑰

5月19日。

この日、サンティアゴ・デ・コンポステーラから現地ツアー会社のフィニステレ岬への1日ツアーを予約。

フィニステレはヨーロッパ大陸の終点。

フィニステレという地名もラテン語で「陸地の終わり」を意味するfinisterraeが語源だそうです。

その岬からは大西洋を一望できます。

そしてここはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のもう一つの最終目的地でもあります。

その起源は明らかではありませんが、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼を終えた巡礼者が最後にここの岬までやってくるのです。

さて、このツアーは目的地であるフィニステレ岬の他にもいくつもの風光明媚な景色を堪能できる場所に立ち寄るというものでした。

フィニステレに着くまでもいくつもの絶景スポットに立ち寄ります。

フィニステレ岬はほとんど崖。

日本なら立ち入り禁止になるでしょうが、ここでは皆至って普通にこの崖を降りて行き、思い思いの時間を過ごしていました。

ここまで来るとだんだん海外スタイルに慣れてきました。もはや「こんなの危ないよ!」と驚かなくなってきました。逆に日本が過保護すぎるのではないかとすら思えてきました。

でも、恐ろしくてこれ以上は先へ進めません。

こんなの崖以外の何物でもありません。ちょっとでも踏み違えば真っ逆さま。

よくみんな平気でいられるなと呆気にとられました。

これまた絶景!大西洋と地の果て~フィニステレ岬への1日ツアー スペイン編⑰

外よりも中がもっとすごい!サグラダ・ファミリアは想像以上! スペイン編⑱

サンティアゴ・デ・コンポステーラでの4日間の滞在を終え、次に向かうはバルセロナ。

バルセロナと言えば、何と言ってもサグラダ・ファミリア。

あまりに有名すぎるこの巨大な教会ですが、実際に生で観てみると想像以上の大迫力。

そして何より、外観よりも中の空間の美しさに度肝を抜かれました。

サグラダ・ファミリアといえばその外観がよく取り上げられますが、中の美しさや居心地のよさ、温かみ、荘厳さは本当に素晴らしいものでした。

天才建築家ガウディ、恐るべしでした。この記事ではサグラダ・ファミリアの美しさの秘密もご紹介しています。

外よりも中がもっとすごい!サグラダ・ファミリアは想像以上! スペイン編⑱

カタルーニャの聖地~奇岩山のモンセラット修道院 スペイン編⑲

バルセロナからの日帰り観光地として有名なカタルーニャの聖地モンセラット。

ここは奇岩山の独特な景観の中にたたずむ由緒正しい修道院で、今もなお多くの修道士がここで生活しています。

私は修道院の雰囲気をより深く味わうために日帰りではなく、ここに3泊滞在しじっくりとこの地の空気を感じることにしました。

日中は観光客で大混雑のモンセラットですが朝、夕、夜は人のいない静寂な空気を味わうことができます。日帰りツアーとは一味違った滞在をみなさんにご紹介します。

カタルーニャの聖地~奇岩山のモンセラット修道院 スペイン編⑲

モンセラットとサンタ・コバの巡礼~黒のマリア発見の庵 スペイン編⑳

モンセラット修道院で最も大切にされている存在。

それが黒のマリア像。

現在は聖堂内に安置され、毎日多くの参詣者が列をなしています。

その黒のマリアが発見されたのがサンタ・コバという洞窟です。

その洞窟には現在礼拝堂が建てられており、心を静め祈りを捧げる瞑想の場として大切にされています。

通常は修道院のすぐそばのケーブルカーでその洞窟の近くまで行けるのですが、残念ながら2019年5月時点では運休中でした。

そのため私は修道院から歩いて向かうことにしました。

モンセラットの絶景を見ながらの道中は体力的にはハードでしたが、ありがたい気持ちになりました。

岩にめり込んでいるかのような独特な建物が黒のマリア発見の洞窟に建てられた庵となっています。

この記事ではそんなサンタ・コバへの巡礼をご紹介します。

モンセラットとサンタ・コバの巡礼~黒のマリア発見の庵 スペイン編⑳

プチトレッキング!サン・ジョアンの道とモンセラットの絶景と出会う スペイン編㉑

一つ前の記事ではサンタ・コバという黒のマリア像が見つかった庵を紹介しましたが、今回はモンセラットのもうひとつの見どころ、サン・ジョアンの礼拝堂とモンセラットの絶景を眺めるプチトレッキング道を紹介していきます。

サン・ジョアンの礼拝堂にはモンセラット修道院からケーブルカーで上って行くことができ、ケーブルカーを降りてから歩いて20分ほどの距離です。

せっかくここまで来たので私はその先もずんずん進んでいくことにしました。ここから先はトレッキングのような行程になりましたが、モンセラットの驚くような絶景が私の前に現れたのでした。

ガイドブックやメディアなどではなかなか見ないモンセラットの姿をご紹介していますのでぜひご覧になってください。

プチトレッキング!サン・ジョアンの道とモンセラットの絶景と出会う スペイン編㉑

モンセラットからスペイン南部アンダルシア地方のグラナダへ スペイン編㉒

5月24日。

3泊したモンセラットを後にし、次に向かうはスペイン南部の古都グラナダ。

ひまわりやフラメンコで有名なアンダルシア地方にある街です。

グラナダに到着した私は旧市街を散歩しながらアルハンブラ宮殿をベストポジションで眺めることができるサン・ニコラス展望台へ向かいます。

サン・ニコラス展望台

この記事ではモンセラットからグラナダへ移動した初日の様子を紹介しています。ここから私のスペイン周遊最終章のアンダルシア編が始まります。

モンセラットからスペイン南部アンダルシア地方のグラナダへ スペイン編㉒

イスラーム建築の最高峰アルハンブラ宮殿とライオンの中庭~美しさの起源とは? スペイン編23

5月25日。

この日は朝からアルハンブラ宮殿見学。

アルハンブラ宮殿はイスラーム文化を代表する建築物で私がど~~しても見たかった建物でした。そのため2か月前からばっちり予約するという念の入れようでした。

この記事ではイスラーム建築の最高傑作と呼ばれるアルハンブラ宮殿をじっくりと堪能します。

なぜこの建物が美しいのか、どこが優れているのか、そしてなぜ私たちは何かを見て「美しい」と感じるか。

この記事では美しきアルハンブラ宮殿を満喫しながらそれらのことを考えていきます。

イスラーム建築の最高峰アルハンブラ宮殿とライオンの中庭~美しさの起源とは? スペイン編23

雰囲気抜群!夜間入場のアルハンブラ宮殿~ライトアップされた宮殿を堪能 スペイン編24

アルハンブラ宮殿は日中だけではなく夜間のライトアップも楽しむことができます。

暗闇の中照明に照らされたアルハンブラ宮殿の美しさは息を呑むほど・・・

そしてその中でも最大の目的は何と言っても昼間見た時も感動したライオンの中庭。

私は入場と同時に一目散にライオンの中庭に向かい、まだ誰もいないライオンの中庭を堪能し、静寂の中その美しさに心奪われるのでありました。

雰囲気抜群!夜間入場のアルハンブラ宮殿~ライトアップされた宮殿を堪能 スペイン編24

見事な庭園のヘネラリフェとパラドールのカフェテリアで素敵な時間を スペイン編25

アルハンブラ宮殿にはアルカサルやライオンの中庭の他にもまだまだ見どころがあります。

その代表格がヘネラリフェ。

この施設はアルハンブラ宮殿に住む王の離宮。

ここも世界遺産に登録されています。

ライオンの中庭を有するナスル宮を見学した後にそのままヘネラリフェへと向かうのが王道ルートだそう。

ヘネラリフェの後は有名なパラドールというホテルのカフェでランチ。異常にずうずうしい小鳥たちと共に優雅なひと時を過ごしました。

見事な庭園のヘネラリフェとパラドールのカフェテリアで素敵な時間を スペイン編25

グラナダのカテドラルと王室礼拝堂~「1492」の衝撃 スペイン編26

グラナダ3日目、私はカテドラルと王室礼拝堂へと向かいます。

ここはスペインの歴史を語る上で非常に重要な場所で、特に「1492年」という年号が重大なキーワードとなります。

この記事では「1492」、そしてコロンブスとのつながりも解説しています。

グラナダのカテドラルと王室礼拝堂~「1492」の衝撃 スペイン編26

ファン必見!アルハンブラ宮殿で水曜どうでしょうのロケ地を発見 スペイン編27

クエンカに引き続き、ここグラナダのアルハンブラ宮殿にも水曜どうでしょうの面々は訪れています。

実は以前紹介しました風車の丘カンポ・デ・クリプターナへも彼らは訪れていたのですがそのことはお話ししませんでした。

念のため申し上げますが、私は水曜どうでしょうのロケ地巡りのためにスペイン各地を訪れているわけではありません。

たまたま私の行きたい場所がロケ地と重なっただけなのだということを強調しておきます。

とはいえ、どうでしょうのロケ地を訪れることは私にとっての大きな楽しみであることは言うまでもありません。

というわけで、私はDVDで観た映像の記憶を手掛かりにアルハンブラ宮殿のどこがロケで使われたのかを探し回ったのでした。

ファン必見!アルハンブラ宮殿で水曜どうでしょうのロケ地を発見 スペイン編27

これは見逃せない!アルハンブラ宮殿の夕焼けとサンニコラス展望台 スペイン編28

グラナダ最後の夕方、私はサン・ニコラス広場からアルハンブラ宮殿の夕焼けを見に出かけました。

ここから見る夕暮れ時のアルハンブラ宮殿は絶景で有名で世界中からこの景色を見るためにたくさんの観光客が訪れます。

21時45分頃、いよいよ夕暮れのピーク。

真っ赤に染まるアルハンブラ宮殿。

少しずつ少しずつ赤みが増していくのがよくわかりました。

遠くに見渡す山々も赤く染まります。

夕暮れが終わると今度はライトアップ。様々な姿のアルハンブラ宮殿を見ることができて大満足でした。

この記事では夕暮れから夜のライトアップにかけてのアルハンブラの絶景を時の流れと共にお伝えしていきます。ものすごい絶景でした。

これは見逃せない!アルハンブラ宮殿の夕焼けとサンニコラス展望台 スペイン編28

不思議な形のモスクで有名、メスキータ!スペインイスラーム帝国の首都コルドバを散策 スペイン編29

5月27日、グラナダから同じくアンダルシア地方のコルドバへ。

コルドバは10世紀にスペインイスラーム帝国の首都として全盛期を迎え、その人口は100万人を超えるほどの世界最大級の街だったそうです。

コルドバといえば円柱の森と呼ばれる不思議な光景が広がるモスク、メスキータが有名です。

この記事ではメスキータとイスラム文化香るコルドバの街並み、そして幻想的な夜景も紹介しています。

不思議な形のモスクで有名、メスキータ!スペインイスラーム帝国の首都コルドバを散策 スペイン編29

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』ともつながりあり!巨大すぎるセビリア大聖堂へ! スペイン編30

セビリアはアンダルシアの州都でこの地方最大の都市。

16世紀から17世紀にはスペイン最大の都市となり、現在でもスペインで4番目の街です。

セビリアと言えば闘牛やフラメンコ。

私達がイメージするスペインらしさはここから発信されています。

私が向かったのはセビリア大聖堂という巨大な教会です。

セビリア大聖堂は1402年から建築が始まり1519年に完成した大聖堂。

「後世の人が正気の沙汰とは思えないと言うほどのカテドラルを建てよう」という言葉を合言葉に建築された巨大な大聖堂です。

その規模はローマのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール大聖堂に続く世界3番目の規模だそうです。

コロンブスのお墓

ここはコロンブスのお墓があったり、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』ともゆかりがあったりと色々盛りだくさんな教会でした。

この記事ではそんなセビリア大聖堂についてお話ししていきます。

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』ともつながりあり!巨大すぎるセビリア大聖堂へ! スペイン編30

おわりに

およそ20日間をかけてぐるっと駆け巡ったスペインの旅でしたが、さすがはドン・キホーテの国。この国は遍歴の旅をするには最高でした。

地方によって雰囲気がガラッと変わり、それぞれに特徴的な文化があり、宗教の聖地とされる場所があります。

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教という異文化が時には共存し、時には相争いながら紡いできた歴史は実に興味深いものでした。

また、便利な観光インフラや陽気なスペイン人、日本人にも合う美味しい食事などなど、観光客には嬉しいことが満載でした。

スペインは鉄道網やバスが充実していますので、思いつくままに旅することができます。

電車やバスを乗り継ぎ目的地を目指す旅はまさしく冒険、いや、ドン・キホーテの遍歴の旅を感じて自然と心がうきうきしてくるほどでした。

いや~いい国でした。とっても楽しかったです。

さあ、長きにわたって滞在したヨーロッパもこれにて終了です。

次に向かうはアメリカ・ニューヨーク!

旅はいよいよ佳境に向かいます。

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