ポーランド

『ローマ旅行記』~劇場都市ローマの魅力とベルニーニ巡礼

(37)サン・ピエトロ大聖堂の『カテドラ・ペトリ』~ベルニーニ芸術の総決算!空間そのものも作品に取り込む驚異の傑作!

この記事ではサン・ピエトロ大聖堂の後陣にあるカテドラ・ペトリについてお話ししていきます。

この大聖堂においても一際重要な存在であるカテドラ・ペトリ。こちらもベルニーニが設計を担当しています。このベルニーニの傑作に込められた意味をこの記事では見ていきます。

サン・ピエトロ大聖堂はやはり特別な場所です。

何度来ても私は感動してしまいます。そしてこの素晴らしい空間を生み出したのはやはりベルニーニなのです。ベルニーニ詣でのハイライトとしてこの大聖堂はやはり欠かせません。ベルニーニの生み出した劇場的空間をぜひ多くの方にも感じて頂けたらと思います。

産業革命とイギリス・ヨーロッパ社会

『オックスフォード 科学の肖像 コペルニクス』~地動説を唱えたコペルニクスの生涯を知るのにおすすめの伝記!

コペルニクスといえば「地動説」を唱えた人物として有名です。「コペルニクス的転回」という言葉があるほど世界の常識を覆した偉人中の偉人です。

ですがこの人物に関してはその名や地動説については知ってはいたものの、いざこの人物がどのような人物でどんな生涯を送っていたのかについてはほとんど知りませんでした。

そんな私にとってこの『オックスフォード 科学の肖像』シリーズの伝記は非常にありがたいものがありました。

そしてこの伝記の特徴として、偉人が生きた時代背景も大切にしているという点があります。

コンパクトな伝記ながら時代背景も見せてくれるのは非常にありがたかったです。

ローマ帝国の興亡とバチカン、ローマカトリック

南里空海 野町和嘉『ヴァチカン ローマ法王、祈りの時』~ヨハネ・パウロ2世やヴァチカンの貴重な写真が満載の一冊!

この作品では通常なかなか見ることも取材することもかなわない貴重なヴァチカンの写真を見ることができます。

私もヴァチカンについてはこれまで様々な本を読んできましたが、「祈りの時」に特化して儀式の最中の模様を取材しているこの本は非常に貴重なものだと思います。私にとってもこの作品はとてもありがたいものとなりました。

また、この作品ではヨハネ・パウロ二世の生涯についてもまとめられていて、彼がいかに突出した存在だったかがよくわかります。

解説もとてもわかりやすく、ヴァチカンやヨハネ・パウロ二世についての入門書としてもこの本は優れていると思います。

お知らせ

〔お知らせ〕函館市立港中学校にて講演をさせて頂きました

2022年7月5日函館市立港中学校にて講演をさせて頂きました。
昨年の青柳中学校に引き続き、港中学校の皆さんともご縁がつながったことをとても嬉しく思います。

教育の現場に携われるということは私にとって本当にありがたく感じています。これからも精進しますのでよろしくお願い致します。

お知らせ

真宗木辺派本山錦織寺にて親鸞聖人新暦御命日法要の法話をさせて頂きました

2022年6月16日、滋賀県野洲市にございます真宗木辺派本山錦織寺にて親鸞聖人新暦御命日法要の法話をさせて頂きました。

二年ぶりに訪れた本山。しかも今回は布教ということで非常に緊張しながらお参りさせて頂きました。

これからも精進致しますので今後ともよろしくお願いします。

現代ロシアとロシア・ウクライナ戦争

M・ラリュエル『ファシズムとロシア』~ファシスト、非ナチ化という言説はなぜ繰り返されるのか。ロシアは欧州の何に反発しているのか

私がこの本を読もうと思ったのは、プーチン大統領がウクライナに対して「非ナチ化のために我々は戦っている」という旨の発言があったからでした。正直、その言葉を初めて聞いたときは全く意味がわかりませんでした。なぜプーチンにとってウクライナと戦うことが非ナチ化なのか、私にはどうしてもわからなかったのです。

というわけで手に取ったこの本でしたが、これがなかなか興味深く、「なるほど」と思えることが満載の一冊でした。

現代ロシアとロシア・ウクライナ戦争

小川和男『東欧 再生への模索』~ウクライナを含むソ連崩壊後の東欧経済の概観を知るのにおすすめ

この本は1995年に書かれたものですが、当時の東欧事情を知るという意味では、今読んでも全く色あせない作品です。

写真も多数掲載されているので現地の姿もイメージしやすく、新書でコンパクトにまとめられているのでとてもありがたいです。

なかなか知る機会のない東欧の経済事情を知れるおすすめの作品です。

東欧諸国がそれぞれいかに独自な文化を持ち、経済事情も固有なものがあるかがわかります。それぞれを比べながら見ていけるのは読んでいてとても興味深かったです。

スターリンとヒトラーの虐殺・ホロコースト

ナチスのホロコーストを学ぶためのおすすめ参考書一覧

この記事ではこれまで当ブログで紹介してきたホロコーストの歴史を学ぶ上で参考になる本をご紹介していきます。 それぞれのリンク先ではより詳しくその本についてお話ししていきますのでぜひそちらもご覧ください。皆さんのお役に立てましたら幸いでございます。

クラシック・西洋美術から見るヨーロッパ

ひのまどか『ショパン―わが心のポーランド』~天才ピアノストの生涯を知るのにおすすめの伝記!

ショパンがポーランドの有名なピアニストということは知っていましたがいざこの方がどんな生涯を送ったのかということは正直ほとんど知りませんでした。

この伝記はそんなショパンの生涯や人となりを知る上で最高の1冊です。読んでいて驚くような事実がたくさん出てきます。特にフランスの女流作家ジョルジュ・サンドとの関係は衝撃でした

お知らせ

2021年11月4、5日函館市高齢者大学講座にて講演をさせて頂きました

2021年11月4、5日の2日間にわたって函館市高齢者大学講座にて講演をさせて頂きました。

今回はアウシュヴィッツ収容所を訪れた時の体験を中心にお話をさせて頂きました。

講義の前半では私が何を見て何を感じたのかということをお話し、後半は浄土真宗の開祖親鸞聖人の言葉からアウシュヴィッツという出来事を考えていきました。