(43)ダルマパーラのプロテスタント仏教とは~スリランカの伝統仏教とも異なる新仏教の存在とその影響
前回の記事で見たように、伝統的なスリランカ仏教は私たちのイメージする厳格な上座部仏教とは違います。どちらかというと、その姿は私達日本仏教とも近いとすら言えます。
ではなぜそのような「イメージのずれ」が生じているのでしょうか。
その鍵を握るのが今回紹介するダルマパーラの「プロテスタント仏教」にあります。
前回の記事で見たように、伝統的なスリランカ仏教は私たちのイメージする厳格な上座部仏教とは違います。どちらかというと、その姿は私達日本仏教とも近いとすら言えます。
ではなぜそのような「イメージのずれ」が生じているのでしょうか。
その鍵を握るのが今回紹介するダルマパーラの「プロテスタント仏教」にあります。
前回の記事ではイタリア・ローマを知るためのおすすめ参考書をご紹介しましたが、今回の記事ではフィレンツェについてのおすすめ本をご紹介していきます。
フェイレンツェといえばボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど言わずもがなの巨匠の作品が今なお世界中の人を魅了し続けている華の都です。
ですがそんなフィレンツェではありますが、いざこの街がどのような歴史を経てどのように芸術が花開くことになったかというのは意外とわかりにくいです。
ルネッサンス芸術という言葉は知っていてもいざこの芸術が実際にどのようなものなのか、それが黄金期を迎える時代背景は何だったのか。
知れば知るほど面白いフィレンツェです!ぜひこの記事を役立てて頂ければ幸いです。
前回の記事「僧侶推薦ローマおすすめ観光スポット15選!王道からマニアックな教会まで美の極致を味わう」ではローマのおすすめスポットをご紹介しましたが、この記事ではそんなローマをもっと楽しむためのおすすめの参考書、ガイドブックをご紹介していきます。
それぞれのリンク先ではより詳しくその本についてお話ししていますのでぜひそちらもご参照下さい。
ローマはあまりに奥が深い。そして知れば知るほどはまってしまう底なし沼のような存在です。私もこのローマの浪漫にすっかりとりつかれてしまいました。
この記事が皆様のお役に立てましたら私としては幸いでございます。
この記事では私も大好きなローマのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。
サン・ピエトロ大聖堂やコロッセオなどの有名どころだけではなく、観光客があまり訪れないマニアックな教会もこの記事ではご紹介していきます。
ローマは実に素晴らしい街です。ですがあまりに見どころが多すぎるが故の罠もあります。ぜひ当ブログの記事が皆様のお役に立てれば何よりでございます。
三島由紀夫は朝日新聞の特別通信員という形で1951年末から世界一周の旅に出かけました。この旅の旅行記が『アポロの杯』になります。
三島はアテネやデルフォイの遺跡や芸術を堪能し、その思いを旅行記にしたためます。彼はこの世界一周旅行で様々な地を巡りましたが、この地に対する感動は明らかに突出しています。
そして三島がギリシャの芸術についてどう思うのか、そして自身の文学観、人生観にどのような影響を与えたのかが率直に書かれていますのでこれは非常に興味深いです。
『アポロの杯』には三島の原体験とも言えるギリシャ・ローマ体験がこれでもかと詰まっています。彼の文学や生き方を知る上でも非常に参考になる作品です。
あのトルストイと並ぶロシアの文豪、ドストエフスキー。
ドストエフスキーといえば『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』など文学界では知らぬ者のない名作を残した圧倒的巨人です。彼は人間心理の深層をえぐり出し、重厚で混沌とした世界を私達の前に開いてみせます。そして彼の独特な語り口とあくの強い個性的な人物達が織りなす物語には何とも言えない黒魔術的な魅力があります。私もその黒魔術に魅せられた一人です。
この記事ではそんなドストエフスキーのおすすめ作品や参考書を紹介していきます。またどの翻訳がおすすめか、何から読み始めるべきかなどのお役立ち情報もお話ししていきます。
これまで41回にわたってローマの旅行記を更新してきました。
この旅行記の序文でお伝えしたように、私は「ローマカトリックが嫌いなドストエフスキーではあるが、その本山サンピエトロ大聖堂やローマのベルニーニの舞台芸術に心奪われずにいられるだろうか」という問いを立てローマを巡りました。
私にとってはこのローマの滞在中、片時もドストエフスキーを忘れたことはありませんでした。私はこのヨーロッパ滞在中常にドストエフスキーと共にいました。
ではこのローマ滞在においてドストエフスキーは実際にローマをどう思ったのでしょうか。
本当のところはドストエフスキーが何も書き残していない以上わかりません。ですが、そうではあるものの、私は「ドストエフスキーはローマを好きだけども嫌いになったであろう」という結論に至りました。
あれほどの栄華を誇ったベルニーニもその最晩年は苦しい日々を過ごしていた・・・このことに悲しい思いを抱かずにはいられません。もし彼がその栄華を傲慢さや他者を押しのけたことで手にしたのであれば因果応報です。ですが彼はそういう人物では決してありませんでした。だからこそ私は悔しく思うのです。
偉大な芸術家はえてして誹謗中傷に苦しむことになりやすいです。そして死後何十年経ってからようやく評価されるなんてことも珍しくありません。天才と呼ばれる人たちは同時代の人にはあまりに巨大すぎて理解されないのです。生きながらに評価されたとしたらそれは極めて幸運なことなのではないでしょうか。
この記事ではサン・フランチェスコ・ア・リーパ教会の『福者ルドヴィカ』を紹介していきます。
闇夜に光る『福者ルドヴィカ』の美しさたるや凄まじいものがあります。
ベルニーニは採光を完璧に統御しています。そして差し込む光がどう彫刻を照らすかもすべて計算済みです。ライトの光では絶対にそれは再現することができません。石鍋真澄がくれぐれも注意していたことの意味がよくわかります。
実に素晴らしい体験でした。ローマ観光においてはマイナーなスポットであるかもしれませんが、非常にインパクトのある教会です。ぜひトラステヴェレ地区に行かれる際はここを訪れるのをおすすめします。
今回ご紹介するのはサンタンジェロ城目の前にあるサンタンジェロ橋に設置されている二体の天使像です。
今回の記事ではそんなベルニーニ作の天使像についてお話ししていきます。実はこの作品のオリジナルは別の教会に納められているのですがこれもまた素晴らしい!
オリジナルで見た天使像のクオリティは全く違いました。磨き上げられているのもわかりましたし、なにより伝わってくる衣の躍動感が別物です。
そして不思議なことに私はこれら二体の天使像を見ていて、なぜか京都三十三間堂の風神と雷神を連想してしまいました。天使たちの奇跡的な衣の波打ちを見て私は大好きな風神雷神を連想してしまったのかもしれません。