MENU

さよならタンザニア ありがとうアフリカ~次の目的地はイスタンブール!タンザニア編⑨

タンザニア
目次

さよならタンザニア ありがとうアフリカ~次の目的地はイスタンブール! 僧侶上田隆弘の世界一周記―タンザニア編⑨

3月31日早朝、ホテルを出発しキリマンジャロ空港へ。

次の目的地はトルコ、イスタンブールだ。

1年半も前からずっと楽しみにしていたアフリカとも、もうおさらばだ。

名残惜しさがこみ上げてくる。

そんなぼくを見送ってくれるかのように、朝日に染まったキリマンジャロ山が顔を出す。

最後の最後まで美しい景色をありがとう、タンザニア。

そして今回のタンザニアでは「みんなのサファリ」というツアー会社さんに入国から出国までの全日程をコーディネイトしていただいた。

ぼく一人だけでは絶対にこの旅は不可能だったと、現地に来て改めて思った。

日本とはあまりにも環境が違い、とまどうばかりだった。

そんな時にもずっとサポートしてくださる人たちがいる。

このことがどれだけ心強いことか。

今回の日程でぼくをサポートしてくれたドライバーのエマニュエルさん(左)と日本語ガイドのラマさん(右)。

エマニュエルさんは穏やかな方で、いつもぼくの体調を気にかけてくださり、その心遣いがとてもありがたかった。

初めてのアフリカで緊張していたぼくがリラックスして楽しめたのも、エマニュエルさんの優しい心配りがあったからこそだ。

ラマさんはとにかく日本語が上手。そしてびっくりするほど目がいい。

僕が双眼鏡を使っても見えないような場所にいる動物も見つけてしまう。

「あそこにいるのがサイですよ~見えますか~?」

の一言には度肝を抜かれた。正直、双眼鏡で眺めたあれが本当にサイだったのか、ぼくには今でもわからない。

ラマさんの解説のおかげでタンザニアのことをより深く学ぶことが出来た。

ただ雄大な景色を見るだけではなくて、ラマさんがいることでそこに知識も与えてくれる。

さらに、何を見るべきかのアドバイスも的確だ。漠然と見るよりずっと見え方がクリアになる。

やはりガイドさんの存在は大きい。依頼して本当によかった。

そして何より、「みんなのサファリ」を立ち上げた斎藤 裕美(ヒロミ)さん。

ぼくにとってこの方の存在は今回「みんなのサファリ」さんに依頼する上で決定的に重要だった。

というのも、こちらの「みんなのサファリ」さんのHPをご覧になっていただきたい。(※残念ながら2020年8月をもって閉店されたそうです・・・)

特に「サファリビジネスの裏側」と「サファリを通して伝えたいこと」というメッセージがぼくにとってはとても大きなものだった。

これらはサファリという話に限るものではなく、僕たち日本人に向けての強烈なメッセージであるように僕は感じた。

斎藤さんの仕事に対する理念は本当に素晴らしいと思う。

海外でこういう形で活躍している方がいることにとても刺激を受けた。

だからこそ、「みんなのサファリ」さんにコンタクトを取った。

そしてその選択は間違っていなかった。

本当に素晴らしい時を過ごすことが出来た。

この場を借りて改めて心よりお礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

そしてここまで記事を読んでくださったみなさんにも感謝申し上げます。

ここから先も、現地での体験を言葉にしてお伝えできるように精一杯頑張ります。

これからもお付き合い頂ければ嬉しい限りです。

さあ、いよいよアフリカの地を離れる。

これから先、どんな旅になるのだろうか。

さよならタンザニア。ありがとうアフリカ。

続く

次の記事はこちら

あわせて読みたい
イスタンブールのバーザールとおすすめ穴場モスク!スレイマニエモスクを訪れる トルコ編① タンザニアの次に向かったのはトルコのイスタンブール。 この記事では旧市街の街歩きと巨大なバーザール、そして有名なスレイマニエモスクを紹介しています。 特にスレイマニエモスクでのありがたいおもてなしは今でもとても印象に残っています。

前の記事はこちら

あわせて読みたい
コーヒー好き必見!キリマンジャロで有名なコーヒー農園を見学してみた! タンザニア編⑧ 今回、タンザニアに行くということで私には楽しみにしていたことがありました。 それがコーヒー農園の見学です。 タンザニアといえばキリマンジャロコーヒー。 普段、うまいうまいと飲んでいるコーヒーがどんな風に育てられ収穫されているのか、すごく興味がありました。 きっとそれを生で見たらいつも飲んでいるコーヒーがもっとうまくなるにちがいないと、一人で息巻いていた私のコーヒー農園体験をお話ししていきます。

関連記事

あわせて読みたい
人類発祥の地へ!僧侶上田隆弘の世界一周記 タンザニア編一覧 2019年3月26日から始まった私の世界一周の旅。 その記念すべき最初の国はアフリカのタンザニア。 私の目的地はオルドバイ渓谷。 人類発祥の地と呼ばれるこの景色をどうしても観たくて私は旅に出たのでありました。 宗教とは何かという問いは、人類発祥の歴史と切り離すことができない。 それを知った時の衝撃はその後の私にとてつもない影響を与えることになりました。 タンザニア編で語られることは宗教と人類の進化の歴史へと目を向けた記録です。
あわせて読みたい
旅の最初の目的地「タンザニア」ってどんな国? タンザニア編① この記事では世界一周の最初の目的地、タンザニアについてお話ししていきます。 タンザニアはアフリカ東部にある国で、人口は5700万人ほどの国です。 なぜ私がこの国を訪れることになったのか。 それは人類発祥の地と呼ばれるオルドヴァイ渓谷を訪れたいがためでした。
あわせて読みたい
宗教は人類と共に進化した?~オルドバイ渓谷が示すもの~ タンザニア編② 旅に出る1年半前、クリスファー・ボームの『モラルの起源』を初めて読んだ時、私は衝撃を受けました。 「自分は動物なんだ・・・」 わかっていたつもりではありましたが、どうやら全然わかっていなかったようです。 人間とその他の動物は何かが決定的に違うのだと思い込んでいました。 ですがそうではなかったようです。 この本は今まで私の中にまったくなかった発想や視点を与えてくれました。 私の中の人間に対する考え方をがらっと変えてしまった瞬間でした。
あわせて読みたい
いよいよ旅が始まります!日本出国、タンザニアへ タンザニア編③ 2019年3月26日、私は日本を出国しタンザニアへ向かいました。 この記事ではキリマンジャロ空港へ降り立ち、以後の旅程の拠点となるアルーシャの町へ向かった私の思いを述べています。
あわせて読みたい
いざ動物たちの楽園ンゴロンゴロへ―アフリカの車窓から タンザニア編④ 2019年3月27日午前8時半。アルーシャのホテルを出発。 アルーシャから目的地のンゴロンゴロまでは車でおよそ3時間、西へ180kmの道のり。 アフリカの道をひたすら西へ向かって進んでいく。 アルーシャを離れると、緑豊かな風景からアフリカらしい赤茶色の大地がまた顔を出す。 そしていよいよンゴロンゴロへ・・・
あわせて読みたい
ンゴロンゴロクレーターにてサファリ~ライオンの射程距離 タンザニア編⑤ さあ、いよいよンゴロンゴロクレーター内に下りていきます。すぐそこはもう、動物の楽園。 外輪山からクレーターに下りると、そこには遮るもののない平原が広がっています。 水曜どうでしょうも訪れたこの地にいよいよ私も足を踏み入れます。 この記事ではそんなンゴロンゴロサファリについてお話ししていきます。
あわせて読みたい
アフリカの大地を歩く~圧巻のウォーキングサファリ タンザニア編⑥ 2019年3月29日。 この日のスケジュールはというと、午前中にマサイ族が住む外輪山の外側のエリアを猟銃を持ったガイドさんと歩くというウォーキングサファリ。 それが終わり次第、1時間かけてオルドバイ渓谷へ向かうという予定。 この記事では雄大なアフリカを歩いた散策した体験をお話していきます。
あわせて読みたい
念願のオルドバイ渓谷~シンボルと聖地を考える タンザニア編⑦ ウォーキングサファリを終え、この旅最大の目的地、オルドバイ渓谷を目指します。 オルドバイ渓谷はンゴロンゴロクレーターから北西へ1時間ほど走ったところにあります。 私がここを目指したのはここが人類発祥の地と呼ばれているからです。 私たちのご先祖様はどんなところで生きていたのだろうか。そしてそこからいかにして宗教が生まれていったのか、そのことを考えるためにはるばるここまでやって来たのでした
タンザニア

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次