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ジャン・バルジャンの真の改心~ミュージカルでは語られないプチ・ジェルヴェ事件

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ジャン・ヴァルジャンの真の改心~ミュージカルでは語られないプチ・ジェルヴェ事件 鹿島茂著『「レ・ミゼラブル」百六景』より

引き続き鹿島茂著『「レ・ミゼラブル」百六景』を参考に、ミュージカル鑑賞に役立つキャラクター解説をしていきます。この本は原作のレミゼのストーリーの流れだけでなく当時の時代背景やもっともっとレミゼを楽しむための豆知識が満載です。 ミュージカルの最高の参考書にもなります。

ミュージカルでは時間の都合上、表現しきれない箇所がどうしても出てきてしまいます。そこで、より深くレミゼを知るためにこの本とユゴーの原作をたよりにしながらそれぞれのキャラクターを見ていきたいと思います。

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ジャン・バルジャンの真の改心~ミュージカルでは語られないプチ・ジェルヴェ事件

ミリエル司教とジャン・ヴァルジャンの食事

19年の徒刑生活で身も心も荒みきっていたジャン・バルジャンはミリエル司教の慈しみに触れ改心しました。

ミュージカルでは銀器を贈られ、見逃してくれたことでジャン・バルジャンはこれまでの生き方を悔い、新たな人生を生きることを誓いました。

ですが原作ではここからさらにもう一つの事件があったのです。ジャン・バルジャンが真に改心したのは実はその事件がきっかけだったのです。

ミュージカル映画では時間の関係上このエピソードはカットされてしまいましたが、原作ではこの事件は非常に大きな意味を持った事件です。(舞台ではセリフのある物語としては語られませんが、この事件を連想させる場面があります)

では、鹿島氏の解説を参考にこの事件の顛末を見ていきましょう。

ジャン・ヴァルジャンは逃げるように町を出た。頭が混乱し、何が何だかわからなかった。野原の藪の陰にすわって物思いに耽っていると、サヴォワ人の少年が歌いながらやってきた。少年がお手玉にして遊んでいた四十スーの硬貨がジャン・ヴァルジャンの足もとに転がった。ジャン・ヴァルジャンはその上に足をのせた。プチ・ジェルヴェという名のその少年は硬貨を返してくれと頼んだが、ジャン・ヴァルジャンは聞き入れなかった。少年は泣きながら姿を消した。

我に返ったジャン・ヴァルジャンは少年の硬貨を取り上げてしまったことに気づき、あわてて後を追ったが、少年の姿はどこにも見当たらなかった。ジャン・ヴァルジャンは、十九年間で初めて大声を出して泣き、「おれは、みじめな男(ミゼラブル)だ!」と叫んだ。

その夜午前三時ごろ司教館の前を通りかかった馬車屋は、敷石にひざまずいてお祈りをしている男を目撃したという。

後日譚のように軽く添えられたこのエピソードはストーリー展開の上では意外に重要な役割を果たす。というのも、後にジャヴェール警部がジャン・ヴァルジャンを追及する容疑となるのが、このプチ・ジェルヴェ事件だったからである。

今日の読者からすると、子供から硬貨を一枚取り上げただけのことで一生警察の追及を受けるのはいかにも不自然な感じがするかもしれないが、当時の刑法の再犯規定がきわめて厳しかったことを考え合わせればそれほど異常なこととは言えない。それに四十スー(ニフラン)というのは現在の貨幣価値では二千円に相当するから、サヴォワの少年にしてみればかなりの大金である。警察に訴え出たとしても不思議ではない。

文藝春秋、鹿島茂『「レ・ミゼラブル」百六景』P60-62

原作ではミリエル司教に銀器を贈られた後、ジャン・バルジャンは逃げるように町を出て野原を歩いていきます。

突然の慈悲にジャン・バルジャンはパニックになってしまっていたのでした。彼はこの時まだ改心どころではありません。彼の心の中で何かが大きく動き出し、葛藤していたのでした。

そんな時に出会ったのがプチ・ジェルヴェという少年だったのです。

そして鹿島氏の解説にあるように、ジャン・バルジャンは彼の硬貨を半ば無意識に取り上げてしまったのでした。

我に返りプチ・ジェルヴェを探すももう手遅れでした。そこではじめて彼は「おれは、みじめな男(ミゼラブル)だ!」と叫ぶのです。このシーンは原作で読んでも衝撃でした。せっかくですのでこのシーンの一部を原作で見ていきましょう。

彼の心のやましさの重味が、何か目に見えない力となって、いきなり、彼を押しつぶしたかのように、その足が急にへなへなとなった。彼は力つきて、大きな岩の上に倒れ、両手で髪をつかみ、顔を膝にあてて、叫んだ。

「俺はみじめな男だ!」

そのとき、心が裂けて、彼は泣きだした。十九年来、彼が泣くのは、これが初めてだった。

ジャン・ヴァルジャンが司教の家から出たときには、前にも見たように、それまでとはまるで考えが変わっていた。自分の心の中に何が起こったのかわからなかった。老人の天使のような行為と、優しい言葉には、抵抗を感じた。「あなたは正直な人間になることを、わたしに約束した。あなたの魂を、わたしは買います。邪悪な精神から、あなたの魂を引離して、神に捧げます。」この言葉は絶えず思い出された。彼はこうした神のような寛大さにたいして、心の中の悪の要塞のような傲慢さをもって対抗した。あの司祭の許しは、最大の襲撃であり、最も恐ろしい攻撃であって、そのために彼はいまだに動揺しているようであり、あの寛大さに反抗すれば、自分の頑固さは決定的になるだろうし、それに屈服すれば、他人の仕業によって多年自分の心をみたしてきた、自分にも快いと思われた憎しみを捨てなければならないだろう、今度こそは勝つか負けるかしなければならないし、自分の悪意とあの男の善意との間で、戦いが、大きな決定的な戦いがはじまったことを、漠然と感じていた。

新潮社、ユゴー、佐藤朔訳『レ・ミゼラブル』⑴P210-211

ここでわかりますように、司教館を出てしばらくはまだジャン・バルジャンは改心していなかったのです。心の中で善と悪が戦っていたのでした。

この後も原作ではジャン・バルジャンの内面の戦いが描かれます。ユゴーの鮮やかな心理分析は驚くほどです。

ジャン・ヴァルジャンは長いこと泣いていた。熱い涙を流して泣き、泣きじゃくっていた、女よりも弱々しく、子供よりもおびえて。

泣いているうちに、彼の頭脳の中に、ますます明るさができてきた。それは異常な明るさであり、うっとりするような、また恐ろしい明るさだった。過去の生活、最初のあやまち、長い贖罪、外面的な愚鈍化、内面的な頑固化、多くの復讐の計画を楽しみにした釈放、司教の家で起ったこと、最後に彼がしたこと、子供から四十スーを盗んだこと、司教の許しのあとでやっただけに卑怯でふとどきな罪、そうしたことがすべて思い出され、はっきりと、これまで見たこともない明るさであらわれた。彼は自分の生涯を見つめた。それは恐ろしいものに見えた。自分の魂を見つめたが、それはぞっとするようなものに見えた。しかし、その生活とその魂の上には、優しい明るさがあった。天国の光明で、悪魔を見ているような気がした。

こうして彼は、何時間泣いただろうか?泣いたあとでどうしたか?どこへ行ったか?それは誰も知らなかった。ただたしからしいことは、同じ晩、そのころグルノーブル通いをしていて、朝の三時ごろにディーニュに着いた馬車屋が、司教館の通りを抜けたとき、一人の男がビヤンヴニュ閣下(※ミリエル司教 ブログ筆者注)の戸口の前で、闇の中に、敷石の上にひざまずきながら、お祈りをしている格好を見たということだ。

新潮社、ユゴー、佐藤朔訳『レ・ミゼラブル』⑴P215-216

ジャン・バルジャンは司教の慈悲によって直ちに改心したわけではありません。原作ではその後のプチ・ジェルヴェ事件を通し、彼は自らの心と真に向き合うことになり新しい人生へと踏み出すことになります。

司教の優しさによって変われるかと思った矢先に無意識に子供のお金を奪ってしまった。あんなに慈悲をかけてもらったのにもう司教を裏切ってしまった。自分はなんとみじめな男なのだろう!とジャン・バルジャンは泣き崩れるのです。

このプチ・ジェルヴェ事件はレミゼ全体を通しても非常に重要な出来事です。そしてジャン・バルジャンの内面を知る大きな手掛かりとなっています。この記事ではその一部しかご紹介できませんでしたが原作ではもっともっと時間をかけて掘り下げて語られていきます。ジャン・バルジャンの葛藤がユゴーの天才的な語りで展開されていきます。レミゼ第一巻のハイライトの一つと言って間違いないシーンです。

ミュージカルではこの事件は割愛されていますが、その分歌と音楽、演技でジャン・バルジャンの葛藤と改心を表現しています。この歌と音楽もとてつもないです。

そしてミュージカルの素晴らしい所はなんと、ジャヴェールの自殺のシーンでもこれと同じメロディが使われています。

ジャン・バルジャンを執拗に追っていたジャベールも、ジャン・バルジャンに命を救われそれまでの人生の根本が揺らいでしまいます。

同じメロディーを用いることで、葛藤するジャン・バルジャンの独白とジャベールの自殺前のシーンと重なるのです。

圧倒的な慈悲と相対した二人の内面が音楽の力でつながるというなんと粋な演出。

ジャン・バルジャンは改心し生まれ変わり新たな人生を踏み出しました。しかしその一方ジャベールは絶望し自ら命を絶ちます。この二者の対比がレミゼをぐっと奥深いものにしています。もっともっとお話ししたいことが山ほどあるのですがここでは語り切れません。ジャベールについては以下の記事でもお話ししていますのでぜひご覧になって頂けると幸いです。

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さて、今回はジャン・バルジャンが真に改心するきっかけとなったプチ・ジェルヴェ事件をご紹介しました。

ミュージカル映画では割愛されていますが、原作の大きな山場となっているシーンです。

原作はミュージカルとはまた違った面白さがたくさんあります。ぜひミュージカルと共に原作にも触れてみてはいかがでしょうか。

次の記事では悲惨な最期を遂げるファンテーヌの過去についてお話ししていきます。

以上、「ジャン・バルジャンの真の改心~ミュージカルでは語られないプチ・ジェルヴェ事件」でした。

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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